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温故知神—福音は東方世界へ

温故知神—福音は東方世界へ(14)唐代景教石刻「大秦景教宣元至夲経」 川口一彦

2015年2月19日09時41分 コラムニスト : 川口一彦
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川口一彦+

2006年5月に中国洛陽の隋唐故城の東郊で発見された大変貴重な景教石刻「大秦景教宣元至夲経」を紹介します。製作年代は末尾に大和3(829)年2月16日と刻されており、唐代の作です。下部が破損し、文字は欠けています。八面体の筒型で、一面の幅は14センチ、上半部の高さは84センチで、全文が漢文で書かれ、大秦景教流行中国碑の用語と似た文字もあります。上部の十字のデザインも他のものと似ており、贖罪を表現しています。内容は二部構成で、一部は信仰者として生きたソグド人召天者を覚える記念会での指導者のスピーチ、二部はその記念会を主催した建立者の信仰の証、墓碑銘を刻んでいます。

本碑は最初、村の打穀場に保存され、その後、斉村小学分校院内に保存されていましたが、数年前に盗まれたとのことです。

以前に景教季刊誌の会報で会員の宮川和彦牧師が現代訳で紹介し、『景教』にも全文を掲載しています。またこれは2012年の大学入試センター試験の世界史において出題されたほど、学生の間では知られています。

(訳者・宮川和彦/ホームチャペル・キリストの花嫁牧師)

温故知神—福音は東方世界へ(14)唐代景教石刻「大秦景教宣元至夲経」 川口一彦

1. 祝福あれ

2. 聖なるアラーハ (阿羅訶<へブル語のエロヒームのシリア語読み>)、聖なる大威力、聖なる(石が破損して文字中断。以下、父・子・聖霊を讃える文字が刻まれたと考えられる)

3. 大秦景教宣元至夲経

4. 当時、法王景通は次のように語った。「尊いさばきの御座が雲の中や水晶でできた宮殿や大秦国のナザレ(那薩羅城)に設けられた。その御座に座すお方は二つの姿を現し、真理の根元を説明された。音楽は響き、そしてすべてに通じる道は開かれた。すべての被造物が七つの方角から到来し、御座のまわりに集った。その中には、真理に導く者たちや清い者たちやすべての天の御使い等々、不思議なさばき(注/那薩羅城は他の景教経典にも出る)

5. 王たち、無数の真理に導く者たち、そして365の諸民族がいた。民族に関しては、彼らは国境をはるかに越え、地の果てから到来した。彼らは無益、無知、そして長い間の真理の根元を失っていたことを嘆き悲しんだ。彼ら全員が現れ、水晶の宮殿に集まった。彼らの心は礼拝するために高められた」。その時、法王景通が厳かに

6. 宣言を開始された。「見よ。天において個人的に勅令を受けた王がすべての者に対して宣言して言う。『ようこそ、あなたがたすべての律法の人々よ。以前に決して来なかったものを見るために来なさい。

きょう、樹々は自然な緑になり、死に勝利した復活のいのちを持った」。もし、あなたが始まりなき根元を理解するなら、その後、すべての障害は消え去るであろう。そして、彼は不思議な創造と創造主の真理を宣言し始めた。

温故知神—福音は東方世界へ(14)唐代景教石刻「大秦景教宣元至夲経」 川口一彦

7. 勅令は次のように述べる。「始まりも言葉も道も根元的原因も存在しなかった。不思議な実在が存在したが、それは非実在であった。平静であることがその不変の道であった」。私は以下のことを聞いた。

いと高きアラーハが始まりを開き、不可思議を造られた。彼は汚れなき心を生み出した。彼は創造と自然の中に隠され、原始的成長に関わった。発展も配剤も運動も何もなかった。何もない中で御霊が・・・

8. 第一原因なる因縁の枢軸を設置した。自然が形あるものの起源として造られた。第一原因とある結果の第二原因との調和は、彼の情緒と霊感によって予定されていた。森羅万象が決定された。三つが七つ(の御霊)を生んだ。多数が汚れ、生存できなかった。それらはお互いに補足し合っていた。・・・(言葉の中断) それらは根元的な真の形に戻った。見よ。創造主は何も行動を起こされなかった。

(続く)

温故知神—福音は東方世界へ(14)唐代景教石刻「大秦景教宣元至夲経」 川口一彦

※ 参考文献

『景教—東回りの古代キリスト教・景教とその波及—』(改訂新装版、2014年、イーグレープ)
『景教遺珍』葛承雍主編(2009年、文物出版社)

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◇

川口一彦(かわぐち・かずひこ)

1951年、三重県松阪市に生まれる。現在、愛知福音キリスト教会牧師。日本景教研究会代表、国際景教研究会(本部、韓国水原)日本代表。基督教教育学博士。愛知書写書道教育学院院長(21歳で師範取得、同年・中日書道展特選)として書も教えている。書道団体の東海聖句書道会会員、同・以文会監事。各地で景教セミナーや漢字で聖書を解き明かすセミナーを開催。

著書に「景教-東回りの古代キリスト教・景教とその波及-」改訂新装版(2014年)、「仏教からクリスチャンへ」「一から始める筆ペン練習帳」(共にイーグレープ発行)、「漢字と聖書と福音」「景教のたどった道」(韓国語版)ほかがある。最近は聖句書展や拓本展も開催。

【外部リンク】HP::景教(東周りのキリスト教)

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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