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温故知神—福音は東方世界へ

温故知神—福音は東方世界へ(20)序聴迷師訶経④ 川口一彦

2015年5月14日11時43分 コラムニスト : 川口一彦
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1. 敦煌で発見された唐代作の序聴迷師訶経<イエス・メシア経>の現代訳(続き)

温故知神—福音は東方世界へ(20)序聴迷師訶経④ 川口一彦

天尊(神)は、涼風(聖霊)を童女に向かわせました。名は末艶(マリア)で、彼女は懐妊しました。涼風が末艶の胎内に宿ったのは天尊の教えによるのです。末艶は懐妊しました。考えるに、天尊は、涼風によって末艶の身辺を調査させ、夫がいないことから懐妊させたのです。それは全ての人に対し、夫がいなくとも懐妊することを見せ、世間の人々に対しても「天尊には威力がある」と言わしめるものでした。それは人々に信仰と清さと良い実を結ばせるためです。

末艶は懐妊して後、一人の男子を産み、名を移鼠(イエス)と付けました。

父(ヨセフ)は涼風に向かって、「信じない者たちがいて、その者たちが言うのには、もし涼風によって懐妊し、(メシアが)世にいるとするなら、ヘロデ大王(聖上)は命令を出して、命令文によって降誕地からメシアを去らせ(殺させ)、全ての人を屈服させる」と言いました。

これにより天尊は天におられ、天地のすべてに現されました。それは移鼠・迷師訶(メシア)を降誕させたことです。実際にこの地に降誕したことにより、神が天地に存在されることを証しされました。

天上に一つの星が出たことを見ると、その星の輝きの大きいことは車の輪が回るようで、天尊のおられるところが清く明るいように、拂林国(ユダヤ)の烏梨師斂城(エルサレム)中がそのようでした。

弥師訶(メシア)が青年時代の頃、一年にわたり語り、話し、説いたりして民衆に好まれていました。

<解説>

この記事のメシアの降誕記事は、マタイの福音書1章後半から2章にかけての部分です。聖書の記事と順序や内容も少々異なって書かれています。

マリアは末艶、イエスは移鼠、エルサレムを烏梨師斂城と当て字で書かれていることは、翻訳者の中国語の知識が少ないことが伺えます。それはメシアを「迷師訶」や「弥師訶」と不統一に書いていることも一例です。また天尊も当時の宗教用語を使用するほど翻訳に馴染んでいないとも考えられます。

しかし、なんとか中国の太宗皇帝や民衆にイエス・メシアの伝記を漢訳し、初期の宣教の足掛かりにしたいとの思いがあり、その熱意が伺えます。書体文字についてはきれいな楷書体で書かれ、写経と見られるほど一貫性のある洗練された書風は見事と言えます。

※ 参考文献

『景教—東回りの古代キリスト教・景教とその波及—』(改訂新装版、2014年、イーグレープ)

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◇

川口一彦

川口一彦(かわぐち・かずひこ)

1951年、三重県松阪市に生まれる。現在、愛知福音キリスト教会牧師。日本景教研究会代表、国際景教研究会(本部、韓国水原)日本代表。基督教教育学博士。愛知書写書道教育学院院長(21歳で師範取得、同年・中日書道展特選)として書も教えている。書道団体の東海聖句書道会会員、同・以文会監事。各地で景教セミナーや漢字で聖書を解き明かすセミナーを開催。

著書に「景教-東回りの古代キリスト教・景教とその波及-」改訂新装版(2014年)、「仏教からクリスチャンへ」「一から始める筆ペン練習帳」(共にイーグレープ発行)、「漢字と聖書と福音」「景教のたどった道」(韓国語版)ほかがある。最近は聖句書展や拓本展も開催。

【外部リンク】HP::景教(東周りのキリスト教)

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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