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神の存在証明

神の存在証明(12)生命の起源 山崎純二

2015年5月14日11時09分 コラムニスト : 山崎純二
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関連タグ:山崎純二

進化論

今回は生命の起源に関して触れさせてください。そもそも「ダーウィンの進化論」が提唱される前のヨーロッパでは、ほぼ全員が神(GOD)の存在を当然のこととしていました。それだけに、進化論が世界に与えたインパクトは計り知れないものがあります。そして多くの日本人も生命は神が造ったものなのではなく、偶発的に発生・進化してできたのだと無批判に受け入れています。しかし、進化論は仮説に過ぎませんし、進化論の問題点や証拠不足は、一般に考えられているよりも多く存在します。

一つだけ例を挙げます。私たちは中学生の時、生物の教科書で、魚⇒両生類⇒爬虫類⇒哺乳類⇒人間という順に並べられた脊椎動物の胚の絵を見せられ、その類似性を進化の証拠のごとく教えられました。しかし実は、この「胚の構造の類似性」というのは「進化したからだ」とは言い切れません。私はあだち充という漫画家の書いた作品が好きなのですが、彼の描く主人公は『タッチ』を見ても、『ナイン』『みゆき』『ラフ』『H2』『KATSU!』『クロスゲーム』とどれをとっても非常に似ています(その性格までも)。それは同じ作者が描いたからです。つまり「胚の類似性がある」のは、「同一の造り手(神)がデザインしたからだ」とも言えるわけです。しかもこのヘッケルの描いたスケッチは進化を強調するために、故意に捏造(※1)されたものであると言われています。実際の胚の写真と比較すると一目瞭然です。この他にも進化論に関して言えることは多くありますが、もう少し根源的な所へスポットを当ててみましょう。

最初の生命

それは最初の生命の起源に関するものです。仮に進化が正しいとしても、最初の生命がどのように誕生したのかは不明なままです。ある人はこう推論するでしょう。「そりゃあ微生物のようなものが偶然的に発生してさ・・・」。なるほど、偶然的に発生ですね。ダーウィンの時代は、微生物は非常に単純な構造を有していると考えられていたので、動物が死ねばその屍からウジ虫などが発生するのを見て、小さな生命は自然発生的に簡単に誕生すると思われていました。

しかし、現代には電子顕微鏡があり、どんなに単純な生命体であっても、驚くほどの複雑な構造を持っていることが目で確認できます。またDNAやRNAなどの、詳細な設計図を各生命体が保有していることも知られています。これらはスマートフォンをはるかに凌駕する神秘のシステムです。このような複雑な構造を持っているものが自然発生的に誕生しえないことは、最初の頃にニュートンのエピソードのところで書かせていただいた、宇宙が自然偶発的に存在しえないことと似ています。もちろん動物の死体にウジがわくのは、ハエが卵を植え付けるからです。

しかし、生命に関しては宇宙以上に偶然発生し得ません。なぜなら、最初の生命はものすごい偶然の結果、何人(なんぴと)の手にもよらずiPhone以上の精密機器が偶発的に誕生しなければ存在しえないのですが、それと同時に超アクロバティックなシステムを兼ね備えていなければならないからです。そのシステムとは、現代人が逆立ちしてもつくれないようなものです。

自己複製システム

それは、自らを裂いて2つになり、それぞれが元と同じ個体となる、細胞分裂(※2)などに代表される自己複製システムです。これがないと、たとえ奇跡的に最初の生命のようなものが自然発生したとしても、すぐに死滅してしまいます。

頭の中でじっくりと思考実験をしてみてください。ネジや部品の色々入った巨大な箱をシェイクし続けたら、ある日偶然iPhoneがその設計図(DNA)を内包して出来上がり、それが少したつと勝手に2個のiPhoneになるのです。さらに少したつと4個、また8個となっていき、あげくの果てに勝手に自らバージョンアップ(進化)していくという・・・。46億年地球をシェイクしつづければ、いつかはそんなことが偶然に起こるでしょうか。

それどころか、もっともっと非常に単純な構造のものでさえ、偶発的に何かが出来上がるということはあり得ません。例えば、皆さんの庭先からスプーンやコップのような単純な形の土器が発見されたとすると、そこには昔、知性を持った人が住んでいたことの証拠となるでしょう。誰もそれに対して、「いや、これは偶然できたのだ」とは主張しないでしょう。それなのに、上述のように非常に複雑な構造と設計図を兼ね備え、なおかつ超アクロバティックな自己複製システムを有した生命に関しては「偶然できた」と、どうして主張できるのでしょうか。

生物学の三巨頭

さて、生物学の三巨頭と言えば、グールド、ドーキンス、ウィルソンのようですが、ウィルソンは理神論的(※3)ではありますが神の存在を否定していませんし、グールドは自著(※4)の中で科学と宗教との相互不可侵(NOMA:Non-overlapping magisterial、非重複教導権の原理)を提唱しており、神の存在の有無に関しては科学者が論じるべきでなく、生物学の領域には神学が踏み入るべきでないとしています。3人の中で唯一、生物学をもとに神の存在を否定しているのがドーキンスですが、彼がなぜそこまで主張しようとするのかは先に触れました。つまり生物学の権威と言われる方々でさえ、皆が一致して神を否定しているわけでもなければ、そのような確固たる学問的根拠もないということです。

有神論的進化論

また進化論に話を戻しますが、進化論を支持したいと言われるのならば、それはそれで全く構いません。なぜなら、進化論が是だとしても、それは神を否定することには直結しないからです。有神論的進化論(Theistic evolution)というのがあります。神が一番初めに単純な生命を造り、進化の過程を利用して多種多様な生態系を造ったとする説です。神が善でなくても、全知でなくても、神の存在の否定にはならないのと同様に、神が進化の過程を利用したとしても、そのことが神の存在を否定したことには全くならないのです。

但し、それは私がそう思っているというわけではありません。私自身は神が善であり、全知であり、神が一つ一つの種(しゅ)を、また私とあなたを、丁寧にその英知を持って造られたことを確信しています。最後に聖書を引用して終わります。

「神は仰せられた。『地が植物、すなわち種を生じる草やその中に種がある実を結ぶ果樹を、種類にしたがって、地の上に芽ばえさせよ。』そのようになった。・・・神は仰せられた。『水には生き物が群がれ。鳥が地の上、天の大空を飛べ。』・・・神は仰せられた。『地が、種類にしたがって、生き物を生ぜよ。家畜や、はうもの、野の獣を、種類にしたがって。』そのようになった。神は、種類にしたがって野の獣を、種類にしたがって家畜を、種類にしたがって地のすべてのはうものを造られた。神はそれを見て良しとされた。・・・神は人をご自身のかたちとして創造された。神のかたちとして彼を創造し、男と女とに彼らを創造された」(創世記1:11~27)

※1 Wikipedia:「胚」参照
※2 ウイルスなどは自ら分裂するのではなく、他の生命体に寄生して自己の複製を造ります。
※3 「理神論(英: deism)は、一般に創造者としての神は認めるが、神を人格的存在とは認めず啓示を否定する哲学・神学説。神の活動性は宇宙の創造に限られ、それ以後の宇宙は自己発展する力を持つとされる」(Wikipedia「理神論」引用)
※4 スティーブン・ジェイ・グールド著『神と科学は共存できるか?』(日経BP社)

(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)(11)(12)(13)(14)(15)(16)(最終回)

◇

山崎純二

山崎純二(やまざき・じゅんじ)

1978年横浜生まれ。東洋大学経済学部卒業、カナタ韓国語学院中級修了、成均館大学語学堂(ソウル)上級修了、JTJ宣教神学校卒業、ブルーデーター(NY)修了、Nyack collage-ATS M.div(NY)休学中。韓国においては、エッセイコンテスト「ソウルの話」が入選し、イ・ミョンバク元大統領(当時ソウル市長)により表彰される。アメリカでは、クイーンズ栄光教会に伝道師として従事。その他、自身のブログや書籍、各種メディアを通して不動産関連情報、韓国語関連情報、キリスト教関連情報を提供。著作『二十代、派遣社員、マイホーム4件買いました』(パル出版)、『ルツ記 聖書の中のシンデレラストーリー(Kindle版)』(トライリンガル出版)他。本名、山崎順。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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