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神の存在証明

神の存在証明(16)究極の愛 山崎純二

2015年6月11日11時33分 コラムニスト : 山崎純二
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関連タグ:山崎純二

「神の存在証明」という連載をさせていただいておりますが、残りわずかとなりました。最後までお付き合いいただけると幸いです。今回は「神の愛」について書かせていただきます。

私は本文中で、たとい神が善なる方でなく、全知でなく、冷徹非道な方であるとしても、神の存在を否定する論拠にはならないと書いてきました。しかし、それらはある人たちが神を否定するために使う方便に反論するために言ったのであって、私自身は神が善なる方であり、全知全能の方であり、私たちを痛いほど愛しておられる方であることを確信しているとも書かせていただきました。神に対する論理的な存在証明はここまでにして、最後はキリスト者としての私の主観的な立場で、神がいかに皆様を愛しておられるかを書かせていただきたいと思います。聖書の中にこういう有名な箇所があります。

「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである」(ヨハネ3:16)

神は愛です。神は愛という一つの属性を持っているのではなく、「神、是即(これすなわち)愛」なる方なのです。その愛ゆえに神は全人類に水と大地、太陽、空気、食物など生きるのに必要な全てのものを備えてくれました。私たちはちょっと考えれば、生きるのに一番重要なこれらのものを努力して獲得したり、無から生み出したりしたのではなく、与えられているということに気付くはずです。月並みな言葉かもしれませんが、私たちは生きているのではなくて、大いなる存在の愛によって生かされているのです。

それだけではなく、神は私たちの最大の問題をも解決してくださった方なのです。それは、私たちのどうしようもない「罪」の問題です。たとえば戦争や飢えなどの問題が生じると、以前も書かせていただいたように、ある人たちは神に責任を転嫁します。しかしきちんと考えると、それらは私たち人類の欲や罪、分け合おうとしない自己中心的な心に起因している問題であって、神様のせいなどではないことが分かるはずです。

私たちは、不道徳な生活を愛して、誰からも(善なる神からさえも)干渉されずに、自己中心的に生きたいと思う一方で、そんな同じ根から問題が生じると、また、特にその問題が自己に降りかかってくると、他人のせいにしたり神のせいにしたりする幼稚な自我を持った存在なのです。

このような罪の問題は全人類の問題です。ある人はそれが表面化して、刑務所に入れられるようなことになるかもしれないし、ある人たちはそれを心の内に秘めて表面上は「いい人」として生活するかもしれません。しかし聖書は端的にこう語っています。

「義人はいない。ひとりもいない」(ローマ3:10)

正しい人は一人もいないと聖書は主張しているのです。これには、いくらなんでも一人もいないということはないんじゃなかろうかと言われるかもしれません。「マザー・テレサやキング牧師のような立派な人々もいるじゃないか」と。しかし他人のことはともかく、あなたはどうでしょうか。自分に悪い心がないと言えるでしょうか。正直な人ほど、「そりゃあ人並みには、悪い心もありますよ・・・」と答えるでしょう。

私は皆様を責めようとしているのではありません。ただ罪の問題を私たち皆が持っているという事実を確認したいだけなのです。なぜ確認するかといえば、問題があるかどうかに気付かなければその解決策をも求めないし、解決が与えられても何の感慨も感じないであろうからです。

ちなみに、もしマザー・テレサやキング牧師にインタビューする機会があるとして、「あなたはとても立派な方ですね、本当に正しい方です」と言ったとすると、彼らは間違いなく「いやとんでもない、私はとてつもない罪人であり、神に赦されている者にすぎません」と答えることでしょう。

この自己の罪の問題に気付いた人は、神の愛の言葉がすっと心に入ってくるはずです。もう一度さっきの聖書箇所を読んでみましょう。

「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである」(ヨハネ3:16)

そうです。罪のゆえに互いに憎み合い傷つけ合っている幼稚な私たちが、一人として滅びることのないように、神が御子イエス・キリストをこの地に送ってくださり、私たちが当然受けるべき罰を彼の上に負わせたというのです。そしてそれは偏(ひとえ)に、神があなたを痛いほど愛しておられるからだというのです。

人にとって自身の子どもほど大切なものはないでしょう。ある場合は、親たちは文字通り命をかけて自分の子どもを守ります。それは神にとっても同様です。しかし、神はあなたを愛するその愛のゆえに、あなたの罪の身代わりに、ご自身の独り子の命を犠牲として与えてくださったのです。ここに神の究極的な愛が示されているのです。もう一カ所聖書を引用させてください。

「私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、なだめの供え物としての御子を遣わされました。ここに愛があるのです」(Ⅰヨハネ4:10)

イエス・キリストも、ご自身が十字架の苦しみを受けることを甘受され、十字架の死という道を避けようとはされませんでした。そのことは、彼もまた、私たちをまるでご自身のように愛してくださっていることの証しなのです。ヨハネの福音書12:27には、キリストのこの覚悟がにじみ出ています。

「今わたしの心は騒いでいる。何と言おうか。『父よ。この時からわたしをお救いください』と言おうか。いや。このためにこそ、わたしはこの時に至ったのです」(ヨハネ12:27)

そして彼は覚悟をしただけでなく、実際に十字架上で6時間全身の血を流して死なれ、なおかつその死の直前に、その極度の痛みの中で、罪に迷う人類のために、自分を十字架にかけた人類のために祈られたのです。これがキリストのあなたに対する究極の愛なのです。

「そのとき、イエスはこう言われた。『父よ。彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分でわからないのです』」(ルカ23:34)

私は今まで散々と色々な理屈をこねてきましたが、こんなにも神が私たちを愛してくださっているということを知る時に初めて、私たちは目に見えない神と、目に見える隣人を愛する者に変えられるのです。そして私たちが互いに心から愛し合う時に、幼稚な人間の哲学や形而上学の理屈(cf.コロサイ2:8)を越えて、私たちが神を本当に知ることになると聖書は宣言しています。最後にもう一つ聖書箇所を紹介して終えたいと思います。

「愛する者たち。私たちは、互いに愛し合いましょう。愛は神から出ているのです。愛のある者はみな神から生まれ、神を知っています。愛のない者に、神はわかりません。なぜなら神は愛だからです」(Ⅰヨハネ4:7、8)

(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)(11)(12)(13)(14)(15)(16)(最終回)

◇

山崎純二

山崎純二(やまざき・じゅんじ)

1978年横浜生まれ。東洋大学経済学部卒業、カナタ韓国語学院中級修了、成均館大学語学堂(ソウル)上級修了、JTJ宣教神学校卒業、ブルーデーター(NY)修了、Nyack collage-ATS M.div(NY)休学中。韓国においては、エッセイコンテスト「ソウルの話」が入選し、イ・ミョンバク元大統領(当時ソウル市長)により表彰される。アメリカでは、クイーンズ栄光教会に伝道師として従事。その他、自身のブログや書籍、各種メディアを通して不動産関連情報、韓国語関連情報、キリスト教関連情報を提供。著作『二十代、派遣社員、マイホーム4件買いました』(パル出版)、『ルツ記 聖書の中のシンデレラストーリー(Kindle版)』(トライリンガル出版)他。本名、山崎順。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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