Skip to main content
2025年11月7日12時36分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
キリストの人材教育

経営者のための聖書経営学セミナー「キリストの人材教育」(19)上昇志向は思考力が鍵 黒田禎一郎

2015年5月13日18時27分 コラムニスト : 黒田禎一郎
  • ツイート
印刷
関連タグ:黒田禎一郎

上昇志向は思考力が鍵

そのような中で彼らはゲットーに入れられ、雑草のように踏みつけられ、苦しめられました。しかし彼らはいつも「何か新しいことを考え出す」という上昇志向を持っていました。上昇志向は、実は思考力がカギです。思考力が出てこないならば、絶対に伸びることはありません。その代表的な例が、ハリウッド映画でしょう。ハリウッド映画では、例えば20世紀FOXのW・フォックスが有名ですが、他にもユダヤ人を数えれば次から次に出てきます。社会の最下層に追いやられたユダヤ人は、常にそこからはい上がろうとして情熱を燃やしました。多くのユダヤ人にとって、世俗的な成功は一つの大きな目標になりました。その典型的な例が、ハリウッド映画です。映画は当たり外れが激しいです。ヒットすればばく大な利益を得ますが、失敗すれば制作費、宣伝費などで巨額の赤字となり返ってきます。従って、どの映画にどれだけの額を投じるかは、製作者の腕と読みに勝敗がかかっているといわれます。このハリウッド映画を支配しているのがユダヤ人です。

ハリウッドでユダヤ人といえば、W・フォックスやワーナー・ブラザーズのワーナー兄弟、MGMのゴールドウィンなどを挙げることができますが、例えば、ワーナー兄弟は東欧のポーランドから来た貧しい移民の子です。18世紀初頭、東欧から多くのユダヤ人がアメリカに移民しました。もちろん無声映画時代で、この時代に映画会社をつくりました。そして1925年にトーキーが発明された時に、彼はいち早く権利を買いそれに巨額な富を注ぎ込みました。2年後に歌手のアル・ジョルソンを起用して、世界初の本格トーキー作品の『ジャズ・シンガー』という映画を作成し、これが大ヒットしました。また、ゴールドウィンもポーランド生まれのユダヤ人です。彼は幼い時に両親を亡くした孤児でした。少年時代に彼はロンドンを経て、ニューヨークに渡りました。当初は手袋のセールスマンとして、その日その日を懸命に働いていました。彼は18歳の時に、貯金を元手に映画プロダクションを設立しました。そして、新しい人生のスタートを切り、これまた大成功を収めました。このようなサクセスストーリーは、ユダヤ人のビジネスマンからたくさん見ることができます。

このように、ユダヤ人は実に不思議な民です。わずか1400万人で、世界人口比でいけば0・3%にすぎません。イスラエル国は、アラブの国々に囲まれ、国内ではパレスチナ自治政府との衝突の中で常に戦時体制下に置かれ、テロ事件が毎日のように起こっている国です。彼らはこの国を1948年に建国しました。紀元70年に世界に離散して1948年にイスラエルを建国するまでの1850年間以上、離れ離れでありました。離散ユダヤ人たちはそれぞれの所で虐げられ、圧迫され、プレッシャーを掛けられました。ところが、彼らはどこに行ってもタルムードやトーラー、そしてユダヤ教を礼拝するシナゴーグを持つコミュニティーをつくり生活していました。申命記6章が教えるように、子どもたちに昼も夜もきちんと口ずさみ、暗唱させることから思考力や発想力を生み出すという教育を、小さい時から一生懸命教えてきました。

まとめ

今回は、聖書から学ぶ人材教育として、驚異の人材を育てるユダヤ式教育をテーマにお話をしてきました。「ユダヤ人は教育熱心」といいます。家庭においてはもちろん、会社、企業、共同体においても、教育が重要であることは言うまでもありません。

  1. ユダヤ人は徹底教育を施します。中途半端ではありません。分からない子には分かるまで何度も教えます。そして、その子の良いものを引き出してあげる教育です。
  2. 思考力重視の教育により、さまざまな発想から上昇志向が生み出されます。各界で活躍する人物の出る背景がここにあります。

日本においても、日本語訳旧約聖書のモーセ五書(トーラー)を読むことができます。一体そこに何が書かれているのでしょうか。彼らは5千年以上も旧約聖書のモーセ五書、その解説書であるタルムード、ミシュナを尊重し、賢人の解説書から学んできました。その知恵の書には、今日でも非常に参考になるものがあることを覚えてください。あなたもこの「5つの書」に一度目を通してくださるならば、きっと素晴らしい宝を見いだすことができるでしょう。

■ キリストの人材教育: (1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)(11)
(12)(13)(14)(15)(16)(17)(18)(19)(20)(21)(22)(23)(24)(25)(26)(27)(28)(29)(30)(31)

◇

黒田禎一郎

黒田禎一郎(くろだ・ていいちろう)

1946年、台湾・台北市生まれ。70年、ドイツ・デュッセルドルフ医科大学病院留学。トリア大学精神衛生学部、ヴィーダネスト聖書学校卒業。75年、旧ソ連・東欧宣教開始。76年、ドイツ・デュッセルドルフ日本語キリスト教会初代牧師就任。81年、帰国「ミッション・宣教の声」設立。84年、グレイス外語学院設立。87年、堺インターナショナル・バイブル・チャーチ設立、ミニスター。90年、JEEQ(株式会社日欧交流研究所)所長。聖書を基盤に、欧州情報・世界 情報、企業講演等。98年、インターナショナル・バイブル・チャーチ(大阪北浜)設立、活動開始。01年、韓日ワールドカップ宣教GOOL2002親善大使として活躍。著書に『世界の日時計』(Ⅰ~Ⅲ)、『無から有を生み出す神』『新しい人生』『愛される弟子』『神のマスタープランの行くへ』『ヒズブレッシング』、韓国語版『聖書と21世紀の秘密』、中国語版『神の聖書的ご計画』他訳書あり。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:黒田禎一郎
  • ツイート

関連記事

  • 死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(15)背後に働く神の力 米田武義

  • 家族の再生は人生の回復につながる(1)夫婦関係の問題のほとんどは、親からくる縛り 田路俊章

  • 試練とともに脱出の道がある 菅野直基

  • 富についての考察(19)献金の出所 木下和好

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 世界62カ国で宗教的「迫害」や「差別」 2年に1度の「世界信教の自由報告書」発表

  • 世界福音同盟(WEA)「ソウル宣言」全文和訳

  • ひと足ひと足、主にすがりて 菅野直基

  • 主は生きておられる(241)カレンダーあと1枚 平林けい子

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 都合の悪いお言葉(その2) マルコ福音書10章1~12節

  • 聖書が教える「行いによる義」 菅野直基

  • 新総主事が就任、国際理事会が新体制に WEA第14回総会「ソウル宣言」採択し閉幕

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(251)聖書と考える「良いこと悪いこと」

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • 新総主事が就任、国際理事会が新体制に WEA第14回総会「ソウル宣言」採択し閉幕

  • 聖書が教える「行いによる義」 菅野直基

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • 新総主事が就任、国際理事会が新体制に WEA第14回総会「ソウル宣言」採択し閉幕

  • 聖書が教える「行いによる義」 菅野直基

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.