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メディアに取り上げられるキリスト教のイメージを改善する4つの方法

2025年7月26日16時39分 執筆者 : ピーター・クランプラー
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関連タグ:英国
メディア/新聞+
※ 写真はイメージです。(写真:Pixel-Shot)

「教会に関する前向きな記事が、ニュースやSNSでほとんど見られないのはなぜでしょうか。目に入るのは否定的な見出しばかりです」

私はこれまで何十年間、地域レベルまた全国レベルで教会の広報活動に携わってきたが、この言葉を聞くたびに1ポンドか1ドルをもらっていたら、今頃はかなりの資産家になっていたことだろう。

そんな中、ようやく最近になって、キリスト教の報道のされ方に関する、これまでよりもバランスの取れた調査結果が公表された。調査はまた、キリスト教に関する報道の偏りも明らかにした。

調査は、英キリスト教広報会社「ジャージーロード」が、カナダの広報会社「アジリティーPRソリューションズ」と協力して行った。2023年12月から24年11月までの1年間に、英国のオンラインメディアで報じられたキリスト教に関する記事を収集・分析したものだ。

その報告書(英語)によると、キリスト教に否定的な報道が肯定的な報道を上回っており、また、伝統的な教派(カトリック教会や英国国教会など)に関する報道が、近年成長しているペンテコステ派など他の教派に比べて多いことが分かった。

しかし、私が注目した最も重要なポイントは、報告書の著者たちが、この結果に対して不満を言うのではなく、「どうすれば状況を改善できるか」という具体的な提案をしていることだ。その提案には、次のようなことが書かれていた。

個人の信仰の物語を生かす

報告書は、次のように述べている。「個人の信仰に対するメディアの関心は、キリスト教団体にとって大きなチャンスです。キリスト教には、贖(あがな)い、感情、驚き、ユーモアや風変わりさといった、ニュースとしての価値を持つ物語が豊富にあります」

そのため、教会やキリスト教団体に対し、「信仰やキリスト教の目的について、真摯(しんし)かつ前向きに語ることのできる有名人と戦略的なパートナーシップを築く」ことを勧めている。

メディアが教会のイメージを伝えやすくする

地域社会に貢献している教会に対しては、「特に社会的課題と関連付けて、自発的にその活動を発信する」ことを推奨している。また、「サーフィン教会」や「プロレス牧師」といった、ユニークな活動も紹介することで、教会のイメージを刷新できるとしている。

公に語る際のリスクを理解しておく

その一方で報告書は、「メディアに関わることは知名度を高める機会である一方、評判を損なうリスクも伴います」と警告している。「ポジティブに思える話題であっても、賢明かつ思慮深く対応することが大切です」。そのため、教会やキリスト教団体には、「広報担当者の選定と準備を丁寧に行い、メディアが信仰をどう扱うかに注意を払う」ことが求められるとしている。

誠実さと透明性をもって対応する

これまでメディアは、教会やキリスト教団体における虐待や組織的な失敗を報じてきた。その際、その多くが「沈黙、不明瞭な説明、隠蔽(いんぺい)」といった対応を取ってきたと、報告書は指摘する。これに対して、「透明性をもって問題に向き合い、過去の過ちを誠実に認め、謝罪を裏付ける具体的な行動を取ることで、本気で変わろうとする姿勢を示すべきです」と提言している。

報告書は、ジャーナリストたちに向けても幾つかの提案をしている。例えば、「伝統的教派以外にも目を向けること」「信仰者を狭い枠に押し込めないこと」「極端な信仰者ではなく、バランスの取れた、あるいは一般的な信仰者に注目すること」などだ。

さらに、プロのサッカー選手が祈りのジェスチャーをするなど、公の場で信仰を表したとき、その場面を見逃さず、その背景を伝えることや、迫害に苦しむ世界中のクリスチャンにも注目すべきだとしている。

この先駆的な報告書は、長年にわたり、英国国教会やキリスト教団体のメディア対応に携わってきた私の経験と共鳴する。しかし、地域教会や草の根で活動する団体の役割も極めて重要だ。

そこで私は、全ての教会に、メディアとのつながりを構築する特別な責任を持つ人物を置くことを勧めたい。今でも機能している歴史のある地方紙や、全国各地で増えている独立系メディアの両方とのつながりが必要だ。公共放送や民放、独立系を含め、今もリスナーを獲得している地元のラジオ局も忘れてはならない。

教会は本質的に地域密着型の組織であるから、地域の情報を発信しているSNSを含め、地域に根ざしたメディアは、私たちの宣教と影響力において重要な一部であるはずだ。そうでないのであれば、教会が社会に与えている大きな良い影響を報道が無視することに、加担してしまうことになる。

全国規模の教団や大きなキリスト教団体は、多くのことを行うことができるだろう。しかし、地元で報道される機会を意欲的に模索する教会は、キリスト教全体に対する見方を大きく変えることができる可能性がある。やるべきことは、あるのだ。

◇

ピーター・クランプラー(Peter Crumpler)

セントオールバンズ・セントポール教会(英国国教会)副牧師。元英国国教会広報局長。

※ この記事は、英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
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