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希望に生きる 佐々木満男

2025年12月10日10時17分 コラムニスト : 佐々木満男
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1.「始活」の勧め

ある高齢者の男性クリスチャンのグループが情報を交換し合い、「終活」の準備をしているのを知り、少し違和感を覚えた。「終活」はいまや社会人の常識であり、社会での活動や自分の所有物を整理し、死後の相続対策に備え、葬儀の方法、お墓の購入などについて元気なうちに準備しておくことは、賢くかつ大切なことではある。

しかし、一般論ではあるが、社会の第一線を退いた男性クリスチャンは、子どもたちも独立し、精神的にも時間的にも財政的にも余裕ができた頃である。今まで片手間にしかできなかった教会での奉仕や、未信者への伝道が、ようやく、本格的にできる時期に来たのではないだろうか。これまでの聖書の学びと社会での体験を生かし、「終活」と同時に、神の働きのために具体的な「始活」を計画するべきではないかと思う。

「始活」の原動力は、「希望」である。カレブは85歳にしてヘブロンの地を戦い取った(ヨシュア14:10~14)。彼は早くから将来ヘブロンの地を手にしたいという希望に燃えていたのである。

2. 希望に生きる者は常に若い

哲学者・三木清の『人生論ノート』(角川ソフィア文庫)に、「希望に生きる者はつねに若い。いな、生命そのものが本質的に若さを意味している」という言葉がある。「生命」とは、生きる力(エネルギー:燃える力)である。「若さ」とは、生きる力に満ちていることであり、希望に生きる者は、生きる力に満ちていて、常に若々しい。

「希望に燃える」という言葉があるが、希望を持つと実際に心が燃えてくる。希望を持つ者の心に、神の愛(いのち)が注がれているからである(ローマ5:5)。

3.「希望」はいつまでも続く

多くの人は、希望がすぐに実現しないと失望して諦めてしまう。失望を恐れるあまり、「希望など持たない方がよい」と言う人もいる。そもそも希望とは「稀(まれ)な望み」であるから、実現が難しいことが多いのである。

自分の生きている間には実現しないかもしれない。それでも希望を持つことには大きな意味がある。神は「希望の神」であり、私たちを希望にあふれさせてくださる(ローマ15:13)。「あなたがたのうちに働きかかけて、願いを起こさせ、かつ実現に至らせるのは神で……ある」(ピリピ2:13)とあるように、希望を下さるのは神であり、それを実現してくださるのも神である。だから「神はご自分の時に、ご自分の方法で、希望を実現してくださる」と信じるべきである。

「希望は失望に終わることはない」(ローマ5:5)とは、希望はいつまでも続く(1コリント13:13)からである。地上の希望は、神の栄光にあずかる希望へと続いていく(ローマ5:2)。

「希望のあるところに人生もある。希望が新しい勇気をもたらし、再び強い気持ちにしてくれる」(アンネの日記)。ユダヤ人の少女アンネ・フランクはナチスの拘束を逃れるために、家族と共に2年間も屋根裏部屋に隠れて暮らした。極度の危険と不便な生活の中でも希望を持って明るく生き抜いた様子がアンネの書いた日記につづられている。最後は、ナチスに発見され、アウシュビッツ強制収容所に入れられて15歳の若さで病没した。

アンネの希望は個人としては実現しなかったが、彼女の日記を通して、その希望は今でも世界中の多くの人々に、勇気をもって強く生きるために継承されている。

「人生が夢をつくるんじゃない。夢が人生をつくるんだ」(大谷翔平選手が高校生時代に書いた「人生の目標シート」の言葉の一つ)

◇

佐々木満男

佐々木満男

(ささき・みつお)

弁護士。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL. M)。インターナショナルVIPクラブ東京大学顧問。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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