日本キリスト教団出版局は9日、信徒向け月刊誌「信徒の友」と伝道用月刊紙「こころの友」を、2027年3月号(同年2月10日発売)で休刊すると発表した。また、13日には季刊誌「礼拝と音楽」を、26年4月発売の209号で休刊すると発表した。
日本基督教団は昨年11月、教団の出版業務を行う同出版局が同年5月に債務超過となり、経営継続が困難な状態だとして、事業を整理・縮小すると発表しており、それに伴うもの。
各誌・紙の休刊の発表は、教団総幹事で局長代行の網中彰子牧師の名義で出され、「皆さまにお支えいただきながらこのような事態となりましたことを深くお詫び申し上げます」「多大なご迷惑をおかけすることを心よりお詫びいたします」としている。
「信徒の友」は、教団の信徒の連帯性を強め、信徒の信仰生活に役立ち、実用的な助けになることなどを目的に、1964年に創刊された。66年から68年にかけては、三浦綾子による連載小説『塩狩峠』が掲載されるなどしたことで、ページ数や発行部数が増え、教団外にも読者が広がった。
「こころの友」は、キリスト教に初めて触れる人向けの伝道新聞で、1929年の創刊。4ページ建てで、各界で活躍するキリスト者のインタビューや牧師によるメッセージなどを掲載している。
「礼拝と音楽」は1955年に月刊誌として創刊され、74年から季刊誌となった後も刊行を続け、昨年70周年を迎えていた。
発表によると、「信徒の友」「こころの友」については、教団として2027年度以後、信仰生活を支え、文書伝道のツールとして使用できる新たな刊行物を、ページ数や発行頻度を含めて検討するとしている。また、年刊の小冊子『日毎の糧 主日聖書日課・家庭礼拝暦』については、27年度以降も刊行を継続するとしている。
一方、「礼拝と音楽」の休刊に関する発表によると、同誌に掲載されている礼拝準備用の連載「主日礼拝に備えて」については、別途ホームページなどで情報共有の可能性を探っているという。
また、26年1・2・3月号で休刊となった教会学校(CS)教師向け季刊誌「教師の友」については、ホームページ「こどももおとなもあなたもいっしょに いろいろ」(略称:いろいろ)を代わりに開設し、教案を含め、CSに関するさまざまな情報発信を行うという。
教案に関する記事は有料だが、それ以外の記事は原則無料で、開設は26年2月10日を予定している。教案の年間購読料は、ホームページでの閲覧のみが1年3300円(税込)で、ホームページでの閲覧と印刷冊子郵送が1年3960円(同)。
ホームページでの閲覧は、教会で購読を申し込めば、所属教会員であれば誰でも可能。また、個人での購読も可能だという。2月27日までに申し込めば、先行割引が適用される。詳しくは、教団のホームページを。

















