いのちのことば社(宗教法人いのちのことば宣教団体、岩本信一社長)は6日、昨年末に関係諸教会・諸団体宛てに郵送していた「多額の不適切な会計処理の報告とお詫(わ)び」を、ホームページで公表した。
「報告とお詫び」は昨年12月23日付で、同社が運営する「クリスチャン新聞」が同30日、26日付で関係諸教会・諸団体宛てに郵送したことを報道。1月6日に同社のホームページで公表することは、あらかじめ伝えていた。
ホームページでは「報告とお詫び」だけでなく、この間に寄せられた質問や意見に対する回答も公表。「なぜすぐにホームページに発表しなかったのですか」「会計監査で気付かなかったのですか」など、計9つの項目に対し答えている。
発覚した不正は、元職員が業務上の立場を利用し、販売分野において現金で直接預かった売上金と献金の一部を、長年にわたり不適切に会計処理していたというもの。不整合額は現在調査の途上ではあるものの、数千万円に上るとみられるという。
寄せられた質問や意見のうち、「事実上の横領ではないですか」や「元職員の実名を明らかにすべき」に対しては、現在関係当局による捜査の過程にあるとし、顧問弁護士と相談の上決めたと説明。公表時期が年末になったことや、直ちにホームページで発表しなかったことは、捜査の進展を見極めながらのタイミングであったとし、まずは関係諸教会・諸団体に伝えた上で、新年の業務開始後に一般公開にしたと述べた。
記者会見については、現時点では予定はないとしつつ、今後検討すると回答。会計監査や棚卸しで気付けなかった理由については、元職員が数字を操作していた可能性を指摘した。
一方、不適切な会計処理が行われた献金については、現在確認できているのは、元職員が関わった1件のみだと説明。それ以外の部門において振り込みなどで送金された献金については、適正に処理が行われており、献金受領の確認などが書面で届いていない場合は、「お客様相談室」に問い合わせるよう呼びかけている。
献金については、再発防止策を含め、適切な会計処理手順が整うまで呼びかけは停止するという。手順の適正化は既に対応可能なところから始めているが、総合的な対策が整い次第公表するとしている。

















