体験談を装い、本紙の名誉を毀損する内容を発信していた匿名ブログの記事をSNSで拡散していたクリスチャン新聞元編集長の根田祥一氏に対し本紙が起こした訴訟の上告審で、最高裁は、根田氏の上告を棄却する決定をした。決定は18日付。これにより、2審判決で66万円の損害賠償を命じられていた根田氏の敗訴が確定した。
本紙は2021年、根田氏を相手取り提訴。1審の東京地裁は24年4月、記事の真実性はないなどとして、根田氏の違法性を認め、50万円の損害賠償を命じる判決を言い渡した。その後、本紙は賠償額の増額を求めて控訴し、根田氏も自身の合法性を改めて主張する付帯控訴を提起。2審の東京高裁は同年11月、根田氏の付帯控訴を棄却するとともに、賠償額を66万円に増額する判決を言い渡していた。