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富についての考察

富についての考察(19)献金の出所 木下和好

2015年5月11日07時29分 コラムニスト : 木下和好
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全ての富は創造主なる神により供えられたもので、善悪とは関係ない。否、悪とは関係ないと言った方が正確だろう。罪性は人間の問題であり、神の裁きもまた赦しも、その対象は人間であり、それ以外ではない。ヨハネ3:16でも「それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである」と言っている。もし者を物に置き換えたら、聖書の真理は損なわれてしまう。すでに述べたように、お金も善悪とは関係ないし、また献金も聖くも汚れてもいない。「汚れたお金」とは「不正に得たお金」のことで、それを実行した人の心が汚れているのであって、お金が汚れたわけではない。お金自体は心を持っていないから、罪を犯すことはできない。またお金は清められることもできない。マネーロンダリング(お金の洗浄)と呼ばれる莫大な裏金を不正な手段で表向きに使えるようにする犯罪があるが、それでも本当はお金が洗浄されるのではなく、不正者の不正行為がなかったかのごとくにしてしまうものである。

お金も献金も善悪に関係の無い中立的なものである。世界の海がひとつにつながっているように、全てのお金は全世界の人につながっている。サラリーマンが汗水流して得た「月給」という名のお金も、宝くじに当たって得たお金も、あるいは祈りのこたえとして与えられる匿名の献金も、世界のお金の流れから隔離されているものは存在しない。全てがつながっている。もっとはっきり言うなら、ありとあらゆるお金の源をたどると、全て神の創造の業にたどり着く。

個人でも会社でも国家でも予算というものがあり、収支が合うように努力する。収だけ考えたり、支だけ考えたりすれば、経済は成り立たなくなる。けれど教会などで献金をアピールする時、献金の出所に触れることはほとんどない。すなわち多く献金できるようになる方法を全く教えないどころか、献金するために必要なお金を得ることに関して、ネガティブなメッセージを伝えることが多い。ここで献金者の葛藤が始まる。余分に献金する人は、余分の収入が絶対的に必要だ。でも余分の収入を得るのが難しいと思ったり、あるいはお金を得ることに罪悪感を覚える人は、奇跡的な収入、すなわち予期していなかった収入、あるいは献金を求めるようになる。でも予期しなかった収入であっても、必ず誰かがそれを支払っているはずである。神はお金をマナのように天から降らさないからだ。

もし教会が多くの献金を必要とするなら、人々が余分な収入が得られるための指導をしたり、少なくともビジネスの発展を促したり、経済活動に精神的サポートをする必要がある。献金は、「誰かが得たお金をささげる」ことを意味するからだ。私はそれ以外の献金を知らない。もし献金のアピールのみで、人々が収入を得ることに消極的であるなら、帳簿に「支」の欄しかない人の集団になってしまう。

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木下和好

木下和好(きのした・かずよし)

1946年、静岡県生まれ。文学博士。東京基督教大学、ゴードン・コーウェル、カリフォルニア大学院に学ぶ。英会話学校、英語圏留学センター経営。逐次・同時両方向通訳者、同時通訳セミナー講師。NHKラジオ・TV「Dr. Kinoshitaのおもしろ英語塾」教授。民放ラジオ番組「Dr. Kinoshitaの英語おもしろ豆辞典」担当。民放各局のTV番組にゲスト出演し、「Dr. Kinoshitaの究極英語習得法」を担当する。1991年1月「米国大統領朝食会」に招待される。雑誌等に英語関連記事を連載、著書20冊余り。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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