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富についての考察

富についての考察(23)「とりあえず」―人生を分ける重要単語 木下和好

2015年7月6日10時45分 コラムニスト : 木下和好
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経済的貧しさを祝福と考えている人たちがいるが、彼らを2つのタイプに分けることができる。一つは、貧しい人に仕えるために自らも貧しさを選ぶ人たち。マザー・テレサが典型的な例かもしれない。もう一つのタイプは、豊かになるチャンスを選ばないことにより貧しくなり、その貧しさを正当化させるために貧しさを祝福と考える人たち。後者の場合、金持ちを非難したり、彼らに嫉妬したりする傾向がある。

私たちが豊かになるためには、信仰が必要だ。ヘブル11:1の定義によると、信仰とは、望んでいる事がらを確信し、まだ見ていない事実を確認することである。経済的祝福のチャンスは、その時は目で確認できない状態でやってくる。もし最初から確認できれば、ハイリスク・ハイリターンという言葉は存在しない。ハイリスクと思われるチャンスを選ぶには、信仰が要求される。われわれはよく「とりあえず」という言葉を使うが、「とりあえず」という日本語には「不確定要素があるがさしあたり」という意味がある。われわれが「とりあえず」という言葉を発する時に、その次の言動が結末を全く変えてしまう。信仰の無い人は、「とりあえずやめておこう」となる。一方信仰を働かせる人は「とりあえずやってみよう」となる。

聖書には「とりあえずやってみよう」の実例が多い。なぜなら聖書は信仰を教える書物であるからだ。漁師であるペテロは、一晩中働いても魚が全然取れなかった時がある。その時漁師としては素人であるはずのイエスが「網をおろして魚をとりなさい」と命じた。取れないことを体験したばかりのペテロは、「おことばですから」と言って網をおろした。これは「とりあえずやってみよう」という信仰的態度である。その結果、網が破れるほどの魚が取れた(ルカ5:4~6)。

野原の真ん中で箱舟を作ったノアも、自分の息子を殺すことになるかもしれないのにその息子を神にささげたアブラハムも、エジプトに戻ったら命を狙われる危険性があったにもかかわらず、エジプトに行ってイスラエルの民を約束の地へ連れ帰ったモーセも、結果が分からないから「とりあえずやめておこう」ではなく、神のお告げだから「とりあえずやってみよう」と行動した人たちである。

われわれはいざ経済活動となると、信仰を捨ててしまう傾向がある。そして信仰のなさを信仰的な言葉で覆い隠すのだ。「リスクテイキング=信仰」を「御心ではない」という信仰用語で葬り去ってしまうのである。何か買い物をする前に、あるいは友達とお茶を飲む前に、それが御心かどうかを確かめないのに、ビジネスチャンスがやって来ると、急に信仰深くなってしまう。それは逆に「信仰の無さ」の証明ともなり得る。

「信仰」→「とりあえずやってみよう」で経済的祝福を体験されることをお勧めする。

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◇

木下和好

木下和好(きのした・かずよし)

1946年、静岡県生まれ。文学博士。東京基督教大学、ゴードン・コーウェル、カリフォルニア大学院に学ぶ。英会話学校、英語圏留学センター経営。逐次・同時両方向通訳者、同時通訳セミナー講師。NHKラジオ・TV「Dr. Kinoshitaのおもしろ英語塾」教授。民放ラジオ番組「Dr. Kinoshitaの英語おもしろ豆辞典」担当。民放各局のTV番組にゲスト出演し、「Dr. Kinoshitaの究極英語習得法」を担当する。1991年1月「米国大統領朝食会」に招待される。雑誌等に英語関連記事を連載、著書20冊余り。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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