Skip to main content
2025年7月14日09時06分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
富についての考察

富についての考察(29)サポートと労働② 木下和好

2015年9月28日07時37分 コラムニスト : 木下和好
  • ツイート
印刷
関連タグ:木下和好

聖書は特別な目的(創造・堕落・赦(ゆる)し・救い・愛などの伝達)のために書かれたので、記述されていないことがたくさんある。「イエスが行われたことは、ほかにもたくさんあるが、もしそれらをいちいち書きしるすなら、世界も、書かれた書物を入れることができまい、と私は思う」(ヨハネ21:25)と言っている。

イエスと12弟子は、どのようにして生活の糧を得ていたのだろうか。イエスは12弟子を遣わすとき、「財布の中に金、銀または銭を入れて行くな。旅行のための袋も、2枚の下着も、くつも、つえも持って行くな。働き人がその食物を得るのは当然である」と言われた(マタイ10:9、10)。でも別の時には、「しかし今は、財布のあるものは、それを持って行け。袋も同様に持って行け。また、つるぎのない者は、自分の上着を売って、それを買うがよい」と命じられた(ルカ22:36)。後者の命令は、自分の身は自分で守らなくてはならない(経済面においても)ことを意味する。

イエスが5千人の空腹の問題を解決するよう弟子たちを促したとき、彼らは自分たちの持参金では到底そんなに大勢の人のために食料を確保することなどできないと思った(ルカ9:13)。その時はパンと魚の奇跡で問題が解決されたが、イエスがいつも自分と弟子たちのためにパンの奇跡を行ったとは考えにくい。もしそうだとしたら、荒野で「この石がパンになるように命じなさい」というサタンの誘惑に打ち勝った意味がなくなってしまう(マタイ4:3)。弟子たちは自分たち用の食べ物を買うお金を持っていたし、イエスを裏切ったユダは、会計係をしていた(ヨハネ12:5、13:29)。すなわちイエスと弟子たちは、どこからか収入を得て日常生活をしていたことは確かだ。

では彼らの生活費はどこから来たのだろうか。神殿の予算の一部をもらっていたとは考えられない。神の冒涜者と思われていたからだ。クリスチャンたちが財産を共有したのは、ずっと後の話である。4人の漁師が「人間を取る漁師にしてあげよう」というイエスの召しを受け弟子になったとき、職業を本当に捨てたのだろうか。「網を置いてついて行った=職業放棄」と解釈する必要があるのだろうか。イエスと弟子たちは、幾度となくガリラヤ湖でボートに乗った。しかもいつでも乗れる状態にあったようだ。それらのボートは、漁師である弟子たちの所有であったと考えるのが自然ではないか。納税の問題を突きつけられたときも、イエスは弟子に、漁に行き、魚の口からコインを見つけるように命じられた(マタイ17:24~27)。

以上のことから、漁師である弟子たちは、伝道の合間に漁をして生計をたてていたと推測することができる。イエスの復活後にも、普段通りに漁に出かけたに違いない。使徒パウロも天幕を作りながら、生活と伝道を両立させていた(使徒18:3)。これが「Tent-making=自活伝道」という表現の由来となっている。

■ 富についての考察:(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)(11)(12)(13)(14)(15)(16)(17)(18)(19)(20)(21)(22)(23)(24)(25)(26)(27)(28)(29)(30)(31)(32)

◇

木下和好

木下和好(きのした・かずよし)

1946年、静岡県生まれ。文学博士。東京基督教大学、ゴードン・コーウェル、カリフォルニア大学院に学ぶ。英会話学校、英語圏留学センター経営。逐次・同時両方向通訳者、同時通訳セミナー講師。NHKラジオ・TV「Dr. Kinoshitaのおもしろ英語塾」教授。民放ラジオ番組「Dr. Kinoshitaの英語おもしろ豆辞典」担当。民放各局のTV番組にゲスト出演し、「Dr. Kinoshitaの究極英語習得法」を担当する。1991年1月「米国大統領朝食会」に招待される。雑誌等に英語関連記事を連載、著書20冊余り。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:木下和好
  • ツイート

関連記事

  • 恵みの神が臨在される人生 万代栄嗣

  • 【科学の本質を探る⑨】インフレーション・ビッグバン宇宙論の謎(その5)宇宙のファインチューニングと人間原理 阿部正紀

  • 聖書をメガネに 洗礼の証し、福音・良き訪れへの応答がニュースに

  • 【聖書クイズ】「神は愛です」の聖書箇所は?

  • ビジネスマンから牧師への祝福された道(18)神学校生活を体験・その4 門谷晥一

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 2025年参院選、クリスチャンの候補者も 牧師2人が立候補

  • Gゼロ時代の津波石碑(4)芥川を自死に至らしめた「ぼんやりした不安」と2つの遺書 山崎純二

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(226)葬儀文化を受け継ぎ、教会がエンディングを支える時代が来る 広田信也

  • 約3年ぶりに死刑執行、日本カトリック司教協議会社会司教委員会と矯風会が抗議

  • 栄光の富で必要を満たされる神 万代栄嗣

  • 米テキサス州洪水、死者100人超える キリスト教サマーキャンプ参加の少女ら多数犠牲

  • 中国・臨汾で2つの「家の教会」の牧師や信者らに有罪判決 最大拘禁9年2カ月

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • ワールドミッションレポート(7月14日):欧州での亡命申請者のために祈ろう

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(234)聖書と考える「世界で一番早い春」

  • 2025年参院選、クリスチャンの候補者も 牧師2人が立候補

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • 米テキサス州洪水、死者100人超える キリスト教サマーキャンプ参加の少女ら多数犠牲

  • Gゼロ時代の津波石碑(4)芥川を自死に至らしめた「ぼんやりした不安」と2つの遺書 山崎純二

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(226)葬儀文化を受け継ぎ、教会がエンディングを支える時代が来る 広田信也

  • 中国・臨汾で2つの「家の教会」の牧師や信者らに有罪判決 最大拘禁9年2カ月

  • 初めの愛に戻りなさい 佐々木満男

  • 栄光の富で必要を満たされる神 万代栄嗣

  • ワールドミッションレポート(7月13日):ザンビアのララ族のために祈ろう

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • 2025年参院選、クリスチャンの候補者も 牧師2人が立候補

  • 米テキサス州洪水、死者100人超える キリスト教サマーキャンプ参加の少女ら多数犠牲

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 学校法人聖学院、新理事長に田村綾子氏

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • 中国・臨汾で2つの「家の教会」の牧師や信者らに有罪判決 最大拘禁9年2カ月

  • 約3年ぶりに死刑執行、日本カトリック司教協議会社会司教委員会と矯風会が抗議

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.