Skip to main content
2022年7月4日16時35分更新
Go to homepage
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
富についての考察

富についての考察(4)神と富とに兼ね仕えた人がいる?! 木下和好

2014年10月12日07時38分 コラムニスト : 木下和好
  • ツイート
印刷
関連タグ:木下和好
木下和好氏+

神と富とに兼ね仕えた人がいる?!

聖書は、富を罪悪視している印象を受ける。イエスは「あなたがたは自分のために、虫が食い、さびがつき、また、盗人らが押し入って盗み出すような地上に、宝をたくわえてはならない。むしろ自分のため、虫も食わず、さびもつかず、また、盗人らが押し入って盗み出すこともない天に、宝をたくわえなさい」(マタイ6:19、20)とおっしゃった。そして決定的なことばが、「あなたがたは、神と富とに兼ね仕えることはできない」(マタイ6:24)である。

聖書の中に、大きい倉を作って富を蓄えた人物が少なくとも二人いる。二人に共通するのは、穀物という富の備蓄だ。彼らは地上に宝を積んだ人たちなので、神に咎められたに違いない。一人はもともと金持ちであったが、ある豊作の年、穀物の入れ場所に困った。それで次のように言った。「こうしよう。倉を壊して、もっと大きいのを建て、そこに穀物や財産をみなしまい、こう自分に言ってやるのだ。『さあ、これから先何年も生きて行くだけの蓄えができたぞ。ひと休みして、食べたり飲んだりして楽しめ』」と(ルカ12:18、19)。案の定、彼に神の裁きが下った。「愚かな者よ、あなたの魂は今夜のうちにも取り去られるであろう。そしたら、あなたが用意した物は、だれのものになるのか」と(12:20)。この金持ちはイエスのたとえ話に出てくる人物だが、神と富とに兼ね仕えることが出来なかった典型的な例で、命まで失う羽目になる。

富を蓄えたもうひとりは、ヨセフだ。エジプトの司の地位まで上りつめたヨセフは、7年間続いた豊作の時多くの倉を用意し、余った穀物を町々に蓄えた。収穫があまりにも多かったので、次のように記されている。「ヨセフは、海辺の砂ほども多くの穀物を蓄え、ついに量りきれなくなったので、量るのをやめた」(創世記41:49)。でもヨセフは神から愚か者と呼ばれることはなかった。やがて飢饉が起こった時、ヨセフは備蓄してあった穀物をエジプト人に売り始めた。買いに来たのはエジプト人だけではなかった。ヨセフの故郷パレスチナでも飢饉があり、それがきっかけとなりヨセフの兄弟達(イスラエルの12部族の始まり)が、エジプトに住むようになった。すなわちヨセフの備蓄がアブラハムの系図の命綱となった。

おろかな金持ちと、ヨセフの違いは一体何だったのだろうか。それは貪欲か否かの違いである。金持ちは、富を分け与える気持ちは毛頭なかった。「そしたら、あなたが用意した物は、だれのものになるのか」という神のことばがそれを証明している。一方ヨセフの方は、貪欲からではなく、危機管理としての備蓄だった。その証拠に飢饉が来た時、エジブト人だけでなく外国人にも売った。ヨセフがいなければ神の選民イスラエルの歴史は、終わっていたことになる。彼こそ、神と富とに兼ね仕えることが出来た人物ではないか。

■ 富についての考察:(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)(11)(12)(13)(14)(15)(16)(17)(18)(19)(20)(21)(22)(23)(24)(25)(26)(27)(28)(29)(30)(31)(32)

◇

木下和好(きのした・かずよし)

1946年、静岡県生まれ。文学博士。東京基督教大学、ゴードン・コーウェル、カリフォルニア大学院に学ぶ。英会話学校、英語圏留学センター経営。逐次・同時両方向通訳者、同時通訳セミナー講師。NHKラジオ・TV「Dr. Kinoshitaのおもしろ英語塾」教授。民放ラジオ番組「Dr. Kinoshitaの英語おもしろ豆辞典」担当。民放各局のTV番組にゲスト出演し、「Dr. Kinoshitaの究極英語習得法」を担当する。1991年1月「米国大統領朝食会」に招待される。雑誌等に英語関連記事を連載、著書20冊余り。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:木下和好
  • ツイート
▼関連記事を見る  ▼クリスチャントゥデイからのお願い

関連記事

  • 聖書をメガネに 桐生悠々の名を初めて聞いたあの時(その3)

  • 働くことに喜びがありますか?~信仰による労働の変革~(4)労働の具体的定義と内容 門谷晥一 

  • 女性と信仰(4)生きた信仰―「ありのままに」 前田基子

  • こころと魂の健康(4)自己対話 渡辺俊彦

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 神を信じる米国人の割合、過去最低に ギャラップ調査

  • 繁栄の福音は「偽りの教え」 米南部バプテスト連盟が非難決議

  • 「また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます」 さとうまさこの漫画コラム(38)

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(150)そろそろマスクをはずそう! 広田信也

  • ロシアのウクライナ侵攻は「時のしるし」 レムナント出版代表の久保有政氏が講演

  • 十字架のネックレスを外すこと拒否して解雇されたクリスチャン労働者が勝訴

  • 神から与えられた「才能」で一世を風靡した20世紀の偶像<アイドル> 映画「エルヴィス」

  • 米国福音同盟、「ロー対ウェイド」判決覆した米連邦最高裁の判決を歓迎

  • フランクリン・グラハム氏、父ビリー氏以来48年ぶりにリオで伝道集会 6万8千人動員

  • 聖書と植物(7)麦と毒麦 梶田季生

  • 米連邦最高裁「ロー対ウェイド」判決覆す、中絶の是非は各州の判断へ

  • 【対談企画】参議院全国比例区立候補予定者・金子道仁牧師ってどんな人?(1)日本のチャーチスクールを救いたい

  • ロシアのウクライナ侵攻は「時のしるし」 レムナント出版代表の久保有政氏が講演

  • 神から与えられた「才能」で一世を風靡した20世紀の偶像<アイドル> 映画「エルヴィス」

  • 十字架のネックレスを外すこと拒否して解雇されたクリスチャン労働者が勝訴

  • 【対談企画】参議院全国比例区立候補予定者・金子道仁牧師ってどんな人?(3)子ども8人のビッグダディ

  • 神様のご計画の中を歩んでいるか 加治太郎

  • 癒やしの信仰を拡大させよう 万代栄嗣

  • 沖縄復帰50年 NCC、カトリック正平協が「沖縄慰霊の日」に声明、談話

  • スマホが動くのも量子力学のおかげ? 東工大名誉教授を講師にサイエンスカフェ

  • 神を信じる米国人の割合、過去最低に ギャラップ調査

  • 神から与えられた「才能」で一世を風靡した20世紀の偶像<アイドル> 映画「エルヴィス」

  • 【対談企画】参議院全国比例区立候補予定者・金子道仁牧師ってどんな人?(1)日本のチャーチスクールを救いたい

  • 米国福音同盟、「ロー対ウェイド」判決覆した米連邦最高裁の判決を歓迎

  • ロシアのウクライナ侵攻は「時のしるし」 レムナント出版代表の久保有政氏が講演

  • 【対談企画】参議院全国比例区立候補予定者・金子道仁牧師ってどんな人?(3)子ども8人のビッグダディ

  • 希望を失わずに戦争という嵐を乗り切った家族の物語 『あらしの前』『あらしのあと』

  • フランクリン・グラハム氏、父ビリー氏以来48年ぶりにリオで伝道集会 6万8千人動員

  • 聖書と植物(7)麦と毒麦 梶田季生

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(150)そろそろマスクをはずそう! 広田信也

編集部のお勧め

  • 無料で日用品や散髪、ネイルアートなど提供 教会でウクライナ避難民支援イベント

  • 【対談企画】参議院全国比例区立候補予定者・金子道仁牧師ってどんな人?(1)日本のチャーチスクールを救いたい

  • 被害者が加害者になる連鎖を断ち切るには? 「記憶の癒やし」のラプスレー司祭が講演

  • 必要なのは「キリストの基礎知識」 国分寺の教会が無料のオンライン聖書講座

  • 教会でウクライナ支援コンサート、現地で難民支援するハンガーゼロのスタッフが報告

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 論説委員・編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2022 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.