女性と信仰(4)生きた信仰―「ありのままに」 前田基子

2014年10月10日21時49分 コラムニスト : 前田基子 印刷
+前田基子

マリヤは、取り立てて霊的ということはない平凡な普通の娘だったでしょう。ただし、ダビデの家系の者でしたから、メシヤについて、親から繰り返し聞かされ、同じダビデの家系のヨセフの許嫁にもなっていました。この時点では、マリヤは信仰というよりも伝統に生きていたとも言えるでしょう。

以前にシスターの渡辺和子さんが書かれた本を読み、それ以来マリヤの「生きた信仰」に親しみと関心を持つようになりました。

マリヤは、御使いの「おめでとう、恵まれた方。主があなたとともにおられます」(ルカ1:28)という言葉にひどくとまどって、考え込みました。すると御使いはマリヤに「こわがることはない。マリヤ」と言い、真理を語り告げました(同30~33)。

それでもマリヤは納得がいかず、なおも疑問を御使いにぶつけました。「どうしてそのようなことになりえましょう。私はまだ男の人を知りませんのに」(同34)。御使いはさらに説明を加えました。「聖霊があなたの上に臨み、・・・神にとって不可能なことは一つもありません」(同35~37)。マリヤはここで理解納得をして、信仰を告白しました。「ほんとうに、私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおりこの身になりますように」(同38)

私たちの神様は、生身の人間を相手にしてくださるお方ですから、感謝です。“分からない”ことは“分からない”と、神様に申し上げることは決して罪ではありません。分からないのに、納得していないのに、信仰あるかのように振る舞う。それは一見霊的に思われますが、神様と自分自身に対する怠慢ではないでしょうか。神様と人の前にまた自分自身に対して責任ある歩みをするためには、確かな理解と納得の上に立った信仰が必要です。

マリヤは受胎告知の時に、「神様の約束は聖霊によって必ず実現する」と、信仰の確信を持ちました。ですから、命をかけた告白と行動をもって、主にお応えできたのです。

「だから、あなたがたは、『はい。』は『はい。』、『いいえ。』は『いいえ。』とだけ言いなさい。それ以上のことは悪いことです」(マタイ5:37)

前田基子(まえた・もとこ)

イエス・キリスト緑の牧場教会(東京)で救われ、玉野聖約基督教会(岡山)から献身。生駒聖書学院卒。生駒聖書学院副院長。エリムキリスト教会牧師。ABCラジオ放送「希望の声」・テレホンメッセージ「希望の声」(074・373・3740:ゼロナシ・ミナサン・ミナヨレ)牧師。

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