Skip to main content
2025年10月24日23時55分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
富についての考察

富についての考察(32)熱心さ vs 賢さ 木下和好

2015年11月9日05時47分 コラムニスト : 木下和好
  • ツイート
印刷
関連タグ:木下和好

ビジネスにおいても宣教活動においても、あるいは英語の習得においても、成果が上がるかどうかにおいて、共通要素がある。それは「熱心さ」と「賢さ」の違いに気付くかどうかである。われわれは「熱心さ」を高く評価する。「熱心なクリスチャン」と呼ばれる人は、良い評価を得ていることになる。真面目にまた熱心に働いたり勉強したりする人たちも、立派な人物ということになる。でも真面目で熱心であれば、事は足りるのだろうか。

「熱心さ」の前に「賢さ」がないと、その熱心さは無味乾燥なものになってしまう。「賢さ」とは「正しいことを正しく行う」ことを意味する。カルトに走る人たちは非常に熱心で真面目でもある。でも「賢さ」の欠如により、その熱心さは社会に弊害をもたらす。多くの熱心なクリスチャンは熱心に信仰生活を送っているが、日本のクリスチャン人口は0・5パーセントにとどまっている。ではその熱心さは何に対する熱心さなのだろうか。ただ単に熱心であることに、どれだけの価値があるのだろうか。もし「熱心さ」の目的が自己満足であるなら、その熱心さはむなしく、何の良いことも起こらないだろう。

私はつい最近 YouCanSepak という英語スピーキングに特化したeラーニングシステムを開発し特許申請をしたが、その動機は「熱心さ」と「賢さ」の違いを明確化させるところにあった。多くの日本人は、熱心に英会話を学んでいる。「5年もやれば何とかなるだろう」とか「10年続ければ絶対に話せるようになる」と信じ、長年真面目に熱心に学んでいる人が大勢いる。でも成果が上がらず、自分には語学の能力が無いと結論付ける人も少なくない。でも全てには理由がある。英語がなかなか話せるようにならない人は、例外なく話せるようにならない方法で学んでいる。逆に英語を上手に話せるようになる人は、上手に話せる方法で学んでいる。もし「熱心さ」と「真面目さ」だけで英語が上達するなら、日本は英語がペラペラな人で満ち溢れているはずである。英語を話すとは、頭に思い描くことを瞬間的に英語で言うことなので、「思い→瞬時の音声化」の練習をしない限り、英語は話せるようにならない。このことが分かれば、「熱心さ」の前に「賢さ」を得たことになる。もしあなたが今行っている英語のレッスンが「思い→瞬時の音声化」の練習でなければ、成果を期待することはできない。英語習得は、「熱心さ」だけではどうにもならないからだ。

われわれは「主よ、主よ」と叫び、熱心になることができる。でもその熱心さの目的が自己充足で、「誰のため」あるいは「何のため」かが欠如していれば、「わたしはあなたがたを全然知らない。不法をなす者ども。わたしから離れて行け」(マタイの福音書7:23)と言われてしまうだろう。われわれは霊的に危機的状態にある日本を変えるために、「熱心さ」の前に「賢さ」を身に付ける必要がある。「正しいことを正しく行う」ことに心を留めれば、何をすべきかが明確になり、効果的な主の働きができる。ビジネスにも同じことが言える。

<<前回へ     次回へ>>

◇

木下和好

木下和好(きのした・かずよし)

1946年、静岡県生まれ。文学博士。東京基督教大学、ゴードン・コーウェル、カリフォルニア大学院に学ぶ。英会話学校、英語圏留学センター経営。逐次・同時両方向通訳者、同時通訳セミナー講師。NHKラジオ・TV「Dr. Kinoshitaのおもしろ英語塾」教授。民放ラジオ番組「Dr. Kinoshitaの英語おもしろ豆辞典」担当。民放各局のTV番組にゲスト出演し、「Dr. Kinoshitaの究極英語習得法」を担当する。1991年1月「米国大統領朝食会」に招待される。雑誌等に英語関連記事を連載、著書20冊余り。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:木下和好
  • ツイート

関連記事

  • 【科学の本質を探る⑮】複雑系における秩序形成と生命現象(その2)生命に関する創発論の栄枯盛衰 阿部正紀

  • 主キリストによって新しくされる奇跡 万代栄嗣

  • 【聖書クイズ】マタイ5章の「山上の説教」に出てこない教えは?

  • 牧師の小窓(1) 福江等

  • ビジネスマンから牧師への祝福された道(21)牧師の働きを通して経験したこと、教えられたこと 門谷晥一

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • 「迫害下にある教会のための国際祈祷日」 WEA・JEAが呼びかけ

  • 日本聖公会首座主教・主教会が「京都事件」の書簡発表 元牧師が性加害、教区が2次加害

  • トルコ、5年余りで外国人キリスト教徒200人以上を国外追放 「国家安全保障」理由に

  • ワールドミッションレポート(10月18日):エチオピア アファル族に福音を

  • イラクで2つの歴史的教会が再開 「イスラム国」の支配から8年

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(233)宣教は主の備えから始まる 広田信也

  • 冷めた心に注意しよう! 万代栄嗣

  • 現代における「御言葉の飢饉」 法規制や不足で1億人のキリスト教徒が聖書入手できず

  • ワールドミッションレポート(10月24日):トルコ 静かな霊的復興―教会を生む教会へ

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • 日本聖公会首座主教・主教会が「京都事件」の書簡発表 元牧師が性加害、教区が2次加害

  • トルコ、5年余りで外国人キリスト教徒200人以上を国外追放 「国家安全保障」理由に

  • 現代における「御言葉の飢饉」 法規制や不足で1億人のキリスト教徒が聖書入手できず

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • 冷めた心に注意しよう! 万代栄嗣

  • イラクで2つの歴史的教会が再開 「イスラム国」の支配から8年

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(233)宣教は主の備えから始まる 広田信也

  • 【インタビュー】ブトロス・マンスール世界福音同盟新総主事 「平和をつくる者、それが私の使命」

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 米メガチャーチ牧師、当時12歳の少女に性的虐待 罪認め6カ月収監へ

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • 日本キリスト教病院協会第5回総会 人材確保や人材育成などを討議

  • 英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • イラク人難民のキリスト教徒、フランスでライブ配信中に殺害される

  • 中国東部で教会活動に対する大規模取り締まり、キリスト教徒70人以上拘束

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.