Skip to main content
2026年2月8日22時38分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
富についての考察

富についての考察(25)代価と価値の混同 木下和好

2015年8月3日13時17分 コラムニスト : 木下和好
  • ツイート
印刷
関連タグ:木下和好

銀行で金庫のドアを見て、その厚さに驚いたことがある。人様のお金を預かるわけだから、当然だろう。マタイの福音書6:21は、「あなたの宝のあるところに、あなたの心もある」と言っているが、われわれはその心が不安にならないように、宝の隠し場所を工夫する。一番手っ取り早いのが金庫だ。宝の代価(価格)が高ければ高いほど、金庫も高価な物を選ぶことになる。大きな立派な金庫を持っている人は、大抵は金持ちだ。人に見つからないように、絵画の裏の壁に金庫を隠している人もいる。私はかつて小型金庫を購入したが、中身が金庫代より少ないことに気付き、後悔したことがある。

当然のことながら、金庫にはお金・宝石・株券・権利書など、高価な物を入れる。ある人は有名な画家の絵を100億円で落札し、金庫にしまい込んでいるという話を聞いた。そんなことをしたら、絵の存在価値が無いのに等しい。ところで金庫の特徴は、長期安全保管で、何十年もしまい込まれたままの宝もある。

しかし金庫に保管されるものは、何年たっても変化せず、価値が維持できるものに限られる。すなわち無機物である。実は世界には金庫に納めることのできない宝がたくさんある。水がなければ人は生きていられない。でも水を金庫に保管したりしない。空気はもっと大切だ。空気がなければ、人は1~2分で死んでしまう。でも空気用の金庫は存在しない。

われわれ人間は、金庫の中に保管するものだけに価値があるという錯覚を抱く弱さがある。しかし人の命は、何にも増して高価だ。でも人を金庫に入れることなどしない。人を金庫に閉じ込めたら、数日で死んでしまう。人が厳重に保管される唯一の場所は刑務所である。でも金庫の中にある物にしか価値を見出せない人は、強盗に入ったとき、金庫の中身を奪うことにだけ心を奪われ、もっと高価な人の命を殺めてしまうという愚かな行動に出る。

われわれは新車をピカピカに磨く。高価な洋服は1度着ただけでクリーニングに出す。高級家具を人に触らせない人もいる。でももっと高価な人間を、われわれはいとも簡単にののしったり、ばかにしたり、時には傷つけたりする。最近は「人を殺す経験をしてみたい」とか「人が死んでいく時の苦しみを見るのが快感だ」という理由で平気で殺す人がいる。憂さ晴らしにホームレスの人を集団で殺す若者もいる。彼らの住居であるダンボールが、金庫に比べてあまりにも安っぽく見えるからだろう。人は15カラットのダイヤモンドより比較にならないほど高価なことを全く分かっていないのだ。

「なぜ人を殺してはいけないのか」という疑問に、はっきり答えられる人が非常に少ない。ラジオの人生相談で、「どうして自殺をしてはいけないのか」という子どもの質問に対して「ぼくね、そんなことを考えるひまがあったら、もっと勉強に励みなさい」と相談員が答えるのを聞いて、がくぜんとしてしまった。人の命の価値が全く分かっていないのだ。

■ 富についての考察:(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)(11)(12)(13)(14)(15)(16)(17)(18)(19)(20)(21)(22)(23)(24)(25)(26)(27)(28)(29)(30)(31)(32)

◇

木下和好

木下和好(きのした・かずよし)

1946年、静岡県生まれ。文学博士。東京基督教大学、ゴードン・コーウェル、カリフォルニア大学院に学ぶ。英会話学校、英語圏留学センター経営。逐次・同時両方向通訳者、同時通訳セミナー講師。NHKラジオ・TV「Dr. Kinoshitaのおもしろ英語塾」教授。民放ラジオ番組「Dr. Kinoshitaの英語おもしろ豆辞典」担当。民放各局のTV番組にゲスト出演し、「Dr. Kinoshitaの究極英語習得法」を担当する。1991年1月「米国大統領朝食会」に招待される。雑誌等に英語関連記事を連載、著書20冊余り。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:木下和好
  • ツイート

関連記事

  • 信じてイエスと共にあずかる癒やしの恵み 万代栄嗣

  • 【聖書クイズ】モーセの十戒に入っていない戒めはどれ?

  • ビジネスマンから牧師への祝福された道(14)ビジネスマン生活を通して励まされた御言葉 門谷晥一

  • 聖書をメガネに クリスチャントゥデイにおける読者の位置(その2)

  • 【子ども聖書クイズ5】神さまのきているふくの色は、なに色?

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • グラミー賞3冠のジェリー・ロール、授賞式で「イエスは全ての人のためにおられる」

  • 英米の聖書販売部数、過去数十年で最高を記録 6年で倍増の勢い

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(241)牧師と僧侶が共に関わる葬儀!? 広田信也

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(264)聖書と考える「パンチドランク・ウーマン」

  • 衆院選での排外主義的ヘイトスピーチを懸念、日本キリスト教協議会がメッセージ

  • 牧師の3人に2人が説教準備にAIを利用 米調査

  • ワールドミッションレポート(2月7日):モザンビークのマヴィハ族のために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(2月2日):チベット イエスに出会ったチベット仏教僧―光の使者になる⑤

  • 韓国の合同捜査本部、「新天地」の本部などを家宅捜索 政界との癒着疑惑で

  • ワールドミッションレポート(2月3日):ヨルダン 安定の陰で忍び寄る不寛容、揺らぐ共存

  • 米ワシントンの教会、礼拝出席者が7年で20倍に 信仰に立ち返る若年・中堅世代たち

  • 英米の聖書販売部数、過去数十年で最高を記録 6年で倍増の勢い

  • UFOと終末預言がテーマ クリスチャン映画「未確認」「収穫の終わり」が日本語字幕化

  • ムラリー主教、第106代カンタベリー大主教に正式就任 1400年の歴史で初の女性

  • AIに心を持たせることは可能なのか クリスチャンの東京科学大学名誉教授が解説

  • 牧師の3人に2人が説教準備にAIを利用 米調査

  • ワールドミッションレポート(1月31日):チベット イエスに出会ったチベット仏教僧―光の使者になる④

  • 韓国の合同捜査本部、「新天地」の本部などを家宅捜索 政界との癒着疑惑で

  • 衆院選での排外主義的ヘイトスピーチを懸念、日本キリスト教協議会がメッセージ

  • 衆院選で外国人敵視拡大に懸念、外キ協など11団体が共同声明「排外主義の扇動に反対」

  • 米ワシントンの教会、礼拝出席者が7年で20倍に 信仰に立ち返る若年・中堅世代たち

  • 英米の聖書販売部数、過去数十年で最高を記録 6年で倍増の勢い

  • UFOと終末預言がテーマ クリスチャン映画「未確認」「収穫の終わり」が日本語字幕化

  • AIに心を持たせることは可能なのか クリスチャンの東京科学大学名誉教授が解説

  • ワールドミッションレポート(1月31日):チベット イエスに出会ったチベット仏教僧―光の使者になる④

  • ムラリー主教、第106代カンタベリー大主教に正式就任 1400年の歴史で初の女性

  • 牧師の3人に2人が説教準備にAIを利用 米調査

  • 衆院選での排外主義的ヘイトスピーチを懸念、日本キリスト教協議会がメッセージ

  • 韓国の合同捜査本部、「新天地」の本部などを家宅捜索 政界との癒着疑惑で

  • 衆院選で外国人敵視拡大に懸念、外キ協など11団体が共同声明「排外主義の扇動に反対」

編集部のおすすめ

  • 世界最悪は北朝鮮、死者が最も多いのはナイジェリア 迫害国50カ国まとめた報告書発表

  • お薦めのボンヘッファー入門書3冊 映画を観て興味を持った人のために

  • 上智大学キリシタン文庫が初の貴重資料展、キリシタン版や大友宗麟書状など30点を公開

  • 給食で子どもたちに笑顔と教育の機会を 最貧国マラウイを支援する「せいぼじゃぱん」

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • Threads
  • RSS
Copyright © 2002-2026 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.