Skip to main content
2026年7月19日22時46分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

キリストの声を聞き分ける 穂森幸一

2026年7月19日15時52分 コラムニスト : 穂森幸一
  • ツイート
印刷
関連タグ:穂森幸一

わたしの羊はわたしの声を聞き分けます。またわたしは彼らを知っています。そして彼らはわたしについて来ます。(ヨハネ10:27)

これは昔の話ですが、ヨルダンに行き、アンマンの市街地にあるホテルに宿泊していたときの経験です。早朝に外の拡声器から大音量でアラビア語の祈りのような音声が流れてきて、びっくりして飛び起きたことがあります。

朝食の時、周りの人に話を聞いても、誰も驚いていないのです。それどころか「あれは祈りの時間を知らせるありがたいアナウンスだよ」と言うものですから、訳が分からなくなったことがあります。

朝方、ヨルダンの農村部に行きますと、ちょうど羊飼いが羊を放牧地に連れ出すところでした。ところが、ほとんどの農家が一斉に羊を連れ出すものですから、道路は羊のラッシュアワーになってしまいました。

これではどこの家の羊か分からなくなるのではないかと心配になって、その後をついていきました。放牧地に入った瞬間、きれいに分かれていきました。

あまりの見事さにびっくりして、どうしてこのようなことができるのか聞きました。そうすると、羊飼いは声を発していて羊はその声を聞いているから、間違ってもよその家の群れに入ることはないということでした。

私にはどの羊飼いも同じように聞こえたのですが、羊はちゃんと聞き分けていました。キリストの声を聞いているつもりでも、他の声に惑わされてしまうのは人間の持つ弱さかもしれないと思います。

ヨルダンとエジプトを旅行した後、米国の航空会社の飛行機に乗ることがありました。アラビア語に囲まれた生活の中で英語のアナウンスを聞いたとき、「意味が分かる」と思ってほっとした気持ちになった経験があります。

自分にとって母国語ではなくとも、「分かる」というだけで気持ちが安らぐのです。ましてや異国の地できれいな母国語を聞いたら、感動してしまいます。

私は自分の研究資料の一つにコーランが欲しいと思っていました。アラビア語が分かりませんので、日本語のコーランがないかと思ったのですが、意外な事実に気付きました。コーランは、アラビア語以外に訳したものはコーランと呼ばないそうです。

礼拝での朗読も全てアラビア語でないとだめだそうです。また、アラビア語も方言があり、エジプトで使われているアラビア語とサウジアラビアのものは違うそうです。もともとコーランが記された正統のアラビア語以外はだめだそうです。

たまたまコーランを日本語に訳した人に出会う機会があり、和訳の本を見せてもらいました。そうすると「これはコーランではありません。コーランモドキです。参考資料にしてください」と言ってプレゼントしてくださいました。

なぜ翻訳を認めないのだろうか、なぜ礼拝で朗読が許されないのだろうかと不思議でした。恐らく認めてしまったら、解釈の違いにより、分裂分派が激しくなるのだろうかなどと考えてしまいました。

カトリック教会でもつい最近まで神父はラテン語の聖書を読み、ラテン語の祈りをしていました。信徒の方々も、ラテン語の祈りを耳にしても不思議に思わず、納得していたように思います。

もしラテン語が分からなければ、神父の役割は果たせない状態でした。もちろん、改革が行われ、今では日本語に訳された聖書が用いられ、日本語で祈りも行われています。神父さんの中には、今でも個人的に礼拝するときはラテン語の祈りをささげている方もいるそうです。

仏教界でも同じような傾向があります。古いインドの言葉、サンスクリット語でお経を読んでいます。原語を守り続ける何か特別の理由があるのかもしれません。

ウィクリフ聖書翻訳協会というところが、まだ聖書が翻訳されていない言語に聖書を翻訳するというとても根気のいる事業を行っています。とても大変な働きですが、世界の隅々に福音を届ける大切な役割を果たしておられます。

現在、世界で旧新約聖書が776の言語に翻訳されているそうです。分冊訳などを含めますと4007の言語に御言葉が訳されているのは驚きです。自分の言語で聖書を読むことにより、聖書が身近な存在になります。

自分の言語で聖書が読めるというのはとてもありがたいのですが、文字の表面だけ読み込んで、全て分かったかのような錯覚に陥ることがあるのではないかと危惧しています。その言葉の記された文化的な背景、歴史的な側面なども併せて学ぶことが必要です。

主イエスが語られたのは、ヘブライ語の方言であるアラム語です。しかし、当時の聖書記者たちは、ヘレニズム文化圏にいましたので、新約聖書をギリシャ語で著していきました。

ヘレニズム文化は西欧社会の本流になっていきました。一方、東方の教会ではアラム語の福音書が用いられるところもありました。

西欧の教会では、福音書のイエスの教えの受け止め方で度々論争がありました。しかし、イエスの語られた教えをアラム語で読んだ東方教会では、ほとんど解釈論争が起こらなかったといわれます。

私たちは、自分の中にある先入観や基準ではなく、へりくだってキリストの声に耳を傾ける姿勢が求められています。そのためには、早朝の静かな時間を大切にするとか、日常の生活から離れてリトリートの時間をとるなどして、静かなる神の声に耳を澄まさなければなりません。

そのように、信仰は聞くことから始まり、聞くことは、キリストについてのみことばによるのです。(ローマ10:17)

<<前回へ

※ 本コラムでは、特に断りのない限り、聖書の引用は新改訳(第3版)を使用しています。

◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:穂森幸一
  • ツイート

関連記事

  • 将来の希望 穂森幸一

  • 機会を生かしなさい 穂森幸一

  • 毒麦はそのままに 穂森幸一

  • 日本はズルいのか 穂森幸一

  • 平和をもたらす正義 穂森幸一

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 中絶に反対、東京でマーチ・フォー・ライフ カトリック築地教会起点に7月20日

  • アムネスティ、報告書でキリスト教団体などを「反人権的」 公表後に削除し「遺憾」表明

  • キリストの声を聞き分ける 穂森幸一

  • 日本キリスト教協議会、皇室典範改正案の衆院通過受け声明

  • 神学の限界と突破口(7)第1章 主な論争と解決─総括 三谷和司

  • 神に対する大切な問い 菅野直基

  • 米国のメガチャーチ、毎週の礼拝出席者は1000万人 コロナにも適応し予想上回る回復

  • 人々を招き入れられる神の愛 万代栄嗣

  • Gゼロ時代の津波石碑(11)【久保有政氏に聞く】仏教とキリスト教のつながり(その2) 山崎純二

  • ワールドミッションレポート(7月18日):エチオピア 傷ついたティグレの地─飢餓とがれきの中での平和への祈り

  • 日本キリスト教協議会、皇室典範改正案の衆院通過受け声明

  • 米国のメガチャーチ、毎週の礼拝出席者は1000万人 コロナにも適応し予想上回る回復

  • 日本カトリック司教協議会、聖ピオ十世会の司教破門巡り信徒に「お知らせ」

  • ベネズエラ地震、日本のキリスト教支援団体も募金開始

  • ナイジェリア、6年間でキリスト教徒2万8千人超が殺害される フラニ系武装勢力が主因

  • Gゼロ時代の津波石碑(11)【久保有政氏に聞く】仏教とキリスト教のつながり(その2) 山崎純二

  • 中絶に反対、東京でマーチ・フォー・ライフ カトリック築地教会起点に7月20日

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(252)地域教会こそ日本社会の希望 広田信也

  • バチカン、聖ピオ十世会の司教6人を破門 教皇の承認ない司教聖別で

  • ヨハネの黙示録(16)太陽は黒く月は赤くなった 岡田昌弘

  • ヘブライズムへの回帰は「第2の宗教改革」 川端光生牧師が講演

  • バチカン、聖ピオ十世会の司教6人を破門 教皇の承認ない司教聖別で

  • 日本キリスト教協議会、皇室典範改正案の衆院通過受け声明

  • 米合同メソジスト教会、神学校4校を認可外に アズベリー神学校は同性愛巡る理由で

  • 日本カトリック司教協議会、聖ピオ十世会の司教破門巡り信徒に「お知らせ」

  • 米国のメガチャーチ、毎週の礼拝出席者は1000万人 コロナにも適応し予想上回る回復

  • 救世軍清瀬病院が来年3月末で閉院、診療は今年11月下旬めどに終了

  • ベネズエラ地震、日本のキリスト教支援団体も募金開始

  • 「根拠に基づくスピリチュアルケア」 オックスフォード大でオリブ山病院の取り組み発表

  • トマス・ア・ケンピス著『キリストにならいて』 600年以上読み継がれてきた名著

編集部のおすすめ

  • ヘブライズムへの回帰は「第2の宗教改革」 川端光生牧師が講演

  • いのちの言葉聖書学校が卒業式、5人が新たな歩みへ

  • 「今、求められているのは、慰めと癒やし」 能登被災者支援でゴスペルコンサート

  • 「祈りなくしてリバイバルは起こらない」 日本リバイバル同盟が創立30周年

  • 芥川賞作家の鈴木結生氏らが登壇、青山学院大学で口語訳聖書刊行70周年記念講演会

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • Threads
  • RSS
Copyright © 2002-2026 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.