アジア各国のキリスト教医療関係者が集うアジアキリスト教病院協会(ACHA)の第28回総会が、11月26日から28日まで、台湾・台南のシルクスプレイス台南で開催される。長老派のキリスト教病院である新楼医院が現地ホストを務める。
総会テーマは、「統合されたケアを目指して―ESGから全人的福音医療へ」。ESG(環境・社会・ガバナンス)の視点を踏まえながら、キリスト教病院が福音に基づく全人的医療をどのように実践し、社会的責任や環境持続可能性と調和させていくかについて議論を交わす。
主催者は、「神と社会に仕える統合的で思いやりある医療の実現に向け、参加者が対話と経験を分かち合う機会となることを願っています」と述べ、参加を呼びかけている。
初日は開会礼拝、基調講演、歓迎晩餐会が行われ、2日目と3日目に計3つのシンポジウムが予定されている。最終日となる3日目には、閉会礼拝と次回開催地への引き継ぎ式も行われる。
総会では、日本のキリスト教医療関係者も主要プログラムで役割を担う。計3つのシンポジウムではそれぞれ、台湾、韓国、タイと並び、日本からの登壇者が予定されている。
<各シンポジウムのテーマと日本人の予定登壇者>
- 「神への信仰―分断の時代におけるガバナンスとリーダーシップ」 選定中(討論者)
- 「人々への愛―社会的福音としての責任と周縁化された人々への医療」 田頭真一(オリブ山病院理事長、討論者)
- 「大地への希望―キリスト教病院の環境持続可能性に向けた実践」 鍋谷まこと(淀川キリスト教病院院長、講演者)
また、2日目朝の礼拝では、淀川キリスト教病院の濱本京子チャプレンが日本キリスト教病院協会(JCHA)を代表して司会を務める。
2日目には、希望者を対象にしたエクスカーション(視察ツアー)も実施される。一つは、台湾宣教の歴史をたどるコースで、新楼医院、太平境マックスウェル記念教会、台南神学院を訪問する。もう一つは、大英博物館との共同企画展「エジプトの王:ファラオ」を開催中の奇美博物館を見学するコースとなっている。
ACHAは1993年、淀川キリスト教病院の白方誠彌(せいや)名誉院長の呼びかけにより、日韓台キリスト教病院最高経営者会議としてスタートした。2012年にACHAへと発展。広くアジア諸国のキリスト教病院関係者が参加するようになり、医療を通してキリストの愛を実践することを目的に活動している。前回の第27回総会は、2024年に沖縄で開催された。
参加登録の締め切りは8月31日。7月31日までに申し込むと、早期割引が適用される。
参加費は6200台湾ドル(約3万1千円)。早期割引適用で5500台湾ドル(約2万8千円)となる。配偶者の参加費は2600台湾ドル(約1万3千円)。総会期間中の宿泊は、会場のシルクスプレイス台南を利用でき、シングルルームで1泊4千台湾ドル(約2万円)から。
詳細・申し込みは、台湾教会医療院所協会(TCHCA)のウェブサイト(英語)で。第28回総会のフェイスブックでも情報を発信している。


















