Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
キリストの人材教育

山上の垂訓から学ぶ「キリストの人材教育」(27)黒田禎一郎

2015年9月2日07時46分 コラムニスト : 黒田禎一郎
  • ツイート
印刷
関連タグ:黒田禎一郎

以前、新聞紙上で話題になった福井俊彦元日本銀行総裁は、村上ファンドに1千万円を拠出して、1473万円の利益を得ていたことが明らかになりました。利息ゼロ円時代に、日銀総裁は一般の国民感情を逆なでするようなビジネスをしていました。この日銀トップの問題に対し、読売新聞とNTTレゾナントが共同で緊急アンケートを取りました。それによれば、福井総裁は「説明責任を果たしていない」とする回答が何と66%に達して、総裁に対する国民の批判が非常に強いということでした。そして「総裁は辞任すべきだ」という人が4割も出てきました。日本銀行総裁は、日本を代表する立派な方でしょう。いわゆるこの世で成功し最高峰に上り詰めた人です。しかし残念ながら、現実の日本社会はこのような問題で大きく揺れ、国民は心を痛めているのです。

もう一つ説明するまでもありませんが、通称ホリエモンの堀江貴文氏です。その堀江氏には陰の人がいました。日銀総裁問題にも絡んでいたというこの陰の人は、村上世彰氏です。彼は大阪北浜・心斎橋出身だそうです。大阪商工会議所のすぐ近くで少年時代を過ごしたという人です。これらの人々は能力的に非常に優秀で、日本の最高学府を出た人々です。人がうらやむような出世街道を切り抜け、生きてきた人々ばかりです。しかし、皆さん、どうでしょうか。ここに考えなければならない大きな課題があります。彼らは問題が浮上する約半年前までは、スター的存在でした。新聞はこう書きました。「一時は時代の寵児(ちょうじ)といわれた二人。しかし、そろって錬金術の違法性を追及されている」。このような現実状況を見れば、社会の変動の速さを痛感します。ホリエモンは国会議員に立候補した時もありました。村上氏は一時阪急・阪神の買い取りで、随分話題になった人です。しかしながら数カ月も経たない間に、このような事態になってしまいました。

ところが、事件の内容がだんだん明るみに出てくるにつれ、この問題は昨日今日起こった問題ではないことが分かりました。彼らは以前から根回しし、うまく法に触れないように(実際には触れた)、巧妙ともいえる作動をしていたことが明らかになりました。中でもホリエモンは「お金で何でも買える」と公言しました。ものの価値基準をお金という基準に置いたときに、感覚は麻痺してしまい、この種の問題が起こってしまいました。恐らく日本社会では、この種の問題は、形は変わっても再発生するのではと懸念しています。

では、私たちはどのように生きたらよいのでしょうか。キリストは山上の垂訓で「心のきよい人は幸いです。その人は神を見るからです」と言われました。しかし、現実の社会では、リーダーでさえこのような問題を抱えているのです。今こそ生き方が求められる時代です。それが第二番目のポイントです。

マスコミは一体誰がこれら不祥事件の主役か、誰がこの事件の主役を生んだのかと論評しています。社会がつくったのではないか、政治がつくったのではないか、あるいはそのような教育をした教育者が悪いのではないかと書いています。問題の底流には一体何があるのか探っていますが、明快な解答は発見できません。言える事は、基本的には自分の責任、すなわち自己責任です。どれだけ教育レベルが高くても、どれだけ仕掛け人や陰の人がいても、結局のところ自分がそれに手を出したのです。自分が判断し、自分が動いたということです。これを聖書はアカウンタビリティーと呼んでいます。このアカウンタビリティーは、実は人の前ではなく創造神の前でのことです。人はやがて創造神の前に立つときが来ます。人は死後に自分の行動と言葉のすべてに責任を問われるのです。

最近このアカウンタビリティーという言葉は、政治社会で説明責任や自己責任といわれます。しかし、アカウンタビリティーという言葉自体は、聖書から出ているのです。聖書は結局のところ、自分が神の前で説明責任を取れる行動を取りなさいと教えています。このアカウンタビリティーという概念は、これまで日本社会ではあまり耳にしませんでした。そこに、多くの問題が次から次に起こる理由があります。(続く)

■ キリストの人材教育: (1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)(11)
(12)(13)(14)(15)(16)(17)(18)(19)(20)(21)(22)(23)(24)(25)(26)(27)(28)(29)(30)(31)

◇

黒田禎一郎

黒田禎一郎(くろだ・ていいちろう)

1946年、台湾・台北市生まれ。70年、ドイツ・デュッセルドルフ医科大学病院留学。トリア大学精神衛生学部、ヴィーダネスト聖書学校卒業。75年、旧ソ連・東欧宣教開始。76年、ドイツ・デュッセルドルフ日本語キリスト教会初代牧師就任。81年、帰国「ミッション・宣教の声」設立。84年、グレイス外語学院設立。87年、堺インターナショナル・バイブル・チャーチ設立、ミニスター。90年、JEEQ(株式会社日欧交流研究所)所長。聖書を基盤に、欧州情報・世界 情報、企業講演等。98年、インターナショナル・バイブル・チャーチ(大阪北浜)設立、活動開始。01年、韓日ワールドカップ宣教GOOL2002親善大使として活躍。著書に『世界の日時計』(Ⅰ~Ⅲ)、『無から有を生み出す神』『新しい人生』『愛される弟子』『神のマスタープランの行くへ』『ヒズブレッシング』、韓国語版『聖書と21世紀の秘密』、中国語版『神の聖書的ご計画』他訳書あり。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:黒田禎一郎
  • ツイート

関連記事

  • 死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(31)何が人の心を打つか 米田武義

  • FINE ROAD―世界のモダンな教会堂を訪ねて(4)デンマークの教会堂③ 西村晴道

  • 大人になることは夢を実現すること 菅野直基

  • 富についての考察(27)真の価値と希少価値 木下和好

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.