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キリストの人材教育

経営者のための聖書経営学セミナー「キリストの人材教育」(24)聖書の教える黄金律 黒田禎一郎

2015年7月22日07時31分 コラムニスト : 黒田禎一郎
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もう一つの例は広島に本社がある眼鏡会社「メガネ21」です。設立が1986年、売り上げは2015年2月期で36億5000万円です。この会社が売り出したヒット商品は、縁無し眼鏡「Fit」で、眼鏡業界では非常に画期的なことでした。車で街から郊外に向かうバイパス上に、最近は眼鏡屋さんが店舗を出しているのは目に入ります。昔と違い価格競争は激しさを増しています。中国産やインドネシア産、海外でできたものが量販店のように安い値段で出回り、町に昔からある眼鏡屋さんは四苦八苦しています。そのような競争社会で生きるには、どうしたらよいかと考えました。そこで、この会社は子どもに目を留めました。子どもは非常に活発で、飛び跳ねて遊ぶのが仕事です。そして体はどんどん大きくなり成長していきます。ですから、子ども用の眼鏡は見た目の良さよりも壊れにくく丈夫なこと、頑丈なことが重視されます。大人用に比べればマーケットは非常に小さいので、種類も決して豊富ではありません。また、スタンダードのサイズの眼鏡はありますが、大人でも顔の大きな人はなかなか好みの眼鏡を見つけることができないといいます。

すなわちこの会社の着眼点は、子どもに喜ばれるメガネ、また顔の大きな人でスタンダードの眼鏡が入らない人のようなわずかなものでした。販売しても儲からないだろうと普通の会社は考えます。ところが、実際に縁無しフレームにはいろいろな特徴があります。一つは強い復元力で壊れにくく、メンテナンス頻度を軽減します。もう一つは店内加工、すなわち店舗で組み立てられるため、メーカーにまで送らなくても店舗で利益を得る仕組みをつくりました。もう一つすごいのは、部品単位の流通です。すなわち、卸と小売りの在庫を削減して、店舗で部品だけ交換することができます。この三つの特徴を持つオーダーフレームの「Fit」が、この眼鏡の縁を発明しました。このような眼鏡が出た時に、非常に大きな波紋があちらこちらに広がりました。特に大手チェーンが扱う低価格の中国製、インドネシア製の眼鏡は追い込まれている状態だそうです。ですから、これはこれまであった国内の眼鏡メーカーにとっても脅威となりました。ベンチャーといわれる一つの小さな会社が、子どもに喜ばれるという一つの視点に目を付けたのです。そして壊れにくいのはなぜかといえば、ゴムのようにぐっと伸びるからです。会社がこれを発明し三つの特徴を挙げて売り出した時に、それが爆発的に売れていきました。

ところが開発した会社だけではなく、一緒にこれを作り出している会社があります。その会社の一つが「増永眼鏡株式会社」です。この会社の社是が非常に面白いので拾ってみました。「当社は、良いメガネをつくるものとする。できれば利益を得たいが、やむを得なければ損をしてもよい。しかし常に良いメガネをつくることを念願する」。この社是は面白いことを言っています。すなわち、自分たちも確かに利益を得たいけれども、クライアントの立場のことを考えて言っているのです。私はこれを見た時に、何か温かいものを感じ、聖書が語る黄金律に近いものを感じました。すなわち、この二つの会社は別にキリスト教系企業ではないでしょう。しかし、彼らは聖書が教える神髄に近いことをしているのです。世界で成功している多くの企業や成功者は、聖書が語る黄金律の中心を実践していることが分かります。

では、ここで私の話をまとめてみましょう。私は「キリストの人材教育」と題し、「社是、社訓が会社の方向を決める」ということについて三つのポイントから語りました。この社是、社訓の基となるのはやはり黄金律であります。黄金律が社是、社訓の中にしっかり入るならば、それは会社のDNAになり、そしてそれは成功、祝福の方向へ導くのです。大切な点は次の3点です。

1. 確かな「社是」と「社訓」は会社のDNAになる。
2. 確かな「社是」と「社訓」は成功へ導く。
3. 確かな「社是」と「社訓」は黄金律の実践にある。

結局のところ、これらはバイブルが教えていることです。成功者の自叙伝を読むならば、成功者は例外なく試練を味わっていることが分かります。そして自叙伝に共通していえる原則は、人生を積極的、肯定的、前向きにとらえていることです。これこそキリストが教える人材教育です。視点がずれると戦いの中で揺さぶられます。それには何が必要でしょうか。それは信頼です。信仰という言葉はギリシャ語で「ピストイオ」といいますが、信頼と信仰という言葉は同じ語源から出ています。相手を信頼できるからこそ、ビジネスは成立するのです。ですから信頼できるとは、信じられるということです。すなわち聖書の黄金律を信頼するかにかかってきます。そしてそれを受け止めるには、小さなことから始めることです。初めから大きなことはできなくても、小さなことはトライできます。あなたが、聖書の黄金率に信頼を置くならば、神はあなたを次のステップに導いてくださいます。そして、さらに次のステップへ一歩ずつ引き上げ、祝福の人生に導かれるのです。これが聖書の教える黄金律で、私たちにとって大切な法則です。

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◇

黒田禎一郎

黒田禎一郎(くろだ・ていいちろう)

1946年、台湾・台北市生まれ。70年、ドイツ・デュッセルドルフ医科大学病院留学。トリア大学精神衛生学部、ヴィーダネスト聖書学校卒業。75年、旧ソ連・東欧宣教開始。76年、ドイツ・デュッセルドルフ日本語キリスト教会初代牧師就任。81年、帰国「ミッション・宣教の声」設立。84年、グレイス外語学院設立。87年、堺インターナショナル・バイブル・チャーチ設立、ミニスター。90年、JEEQ(株式会社日欧交流研究所)所長。聖書を基盤に、欧州情報・世界 情報、企業講演等。98年、インターナショナル・バイブル・チャーチ(大阪北浜)設立、活動開始。01年、韓日ワールドカップ宣教GOOL2002親善大使として活躍。著書に『世界の日時計』(Ⅰ~Ⅲ)、『無から有を生み出す神』『新しい人生』『愛される弟子』『神のマスタープランの行くへ』『ヒズブレッシング』、韓国語版『聖書と21世紀の秘密』、中国語版『神の聖書的ご計画』他訳書あり。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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