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温故知神—福音は東方世界へ

温故知神—福音は東方世界へ(2)紀元前のユダヤと西アジア 川口一彦

2014年9月8日22時12分 コラムニスト : 川口一彦
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関連タグ:川口一彦景教
川口一彦氏+

1. 紀元前のユダヤと西アジア

紀元前6世紀以降、地中海世界だけでなくペルシアにも離散のユダヤ人が多く住んでいました。旧約聖書エズラ記に書かれているように前538年からユダヤの諸部族が母国に帰還していきました。

ユダヤでは中間時代の後半から国情が混乱し、争いや殺戮(さつりく)が横行しました。安息日礼拝を守らなくともよいと叫び、天の神はいないなどの汚れた言葉も飛び出し、エルサレム神殿では異教徒たちによる穢(けが)れた動物の犠牲の奉献があり、多くの殉教者も出たほどでした。マカバイ記はその状況を伝えています。

ペルシアの地では聖書の教えも広まり、信仰者も多くいて天から来られるメシアを待ち望む者が増えていきました。そのような状況の中、東方で大きな星が輝き出ました。星を見たペルシアの学者たちは聖書からメシアがユダヤで降誕したと知りました。新約聖書マタイの福音書2章の冒頭に書かれているのがそれです。

ではなぜ東方の博士たちの出身がペルシアなのでしょうか? 大秦景教流行中国碑(781年に中国西安に建設、写真)には波斯(ペルシア)と特定して書いています。碑文のその部分を現代訳しました。

「我が三一の分身である景教の尊主・メシアが真の姿を隠して人と同じに世に出られました。天使が慶びを告げ、マリアは聖を大秦のユダヤで産みますと、ペルシアからは星の輝きを見て貢物を持って来ました」(拙著『景教』より)

温故知神—福音は東方世界へ(2)紀元前のユダヤと西アジア 川口一彦
温故知神—福音は東方世界へ(2)紀元前のユダヤと西アジア 川口一彦

彼らは、ベツレヘムで降誕したメシアに対し、礼拝と共にふさわしい捧げ物をささげました。ペルシアに帰国して見たこと聞いたことの事実と真実を語り続けたからメシア信仰者が起き、聖書を改めてメシアを中心として学びなおす信者も増えていったこと、ユダヤへの巡礼者が増えていったことも考えられます。

2. 降誕時代のユダヤから見た東方地域

紀元前後のペルシアはシルクロードの西部で、遊牧民族のパルティア王国と呼ばれていました。領土の東はインドのインダス川流域、西はシリアまで支配していました。

パルティアは様々な学問も発達させました。商業経済学や戦術、医学だけでなく天文学も行われていました。ベツレヘムに礼拝に出かけた東方の博士たちは一説に天文学者との説もあります。

他方、中国は長安を都とした漢帝国で、前139年頃に張騫(ちょうけん)を中央アジアにまで調査旅行に遣わし、東西はシルクロードやマリンロード、北は草原騎馬民族のステップロードなど交易でも盛んで、パルティアはその交易や税収で多くの富を得ていました。

3. 聖霊降臨日に来ていた東方の民

使徒の働き2章9節には「私たちは、パルテヤ人、メディア人、エラム人、またメソポタミヤ・・・」と書かれ、パルティア(パルテヤ)からも聖霊降臨日には多くの巡礼者がエルサレムに来ていて、信者が起きました。彼らは母国に帰りイエス・メシアを伝えました。彼らはそれ以前にも来ていたことと思いますが、商人たちも多くいたことでしょう。

ところでパルティア王国は、前1世紀にはギリシア語からペルシア語を公用語とし、アラム文字(これは当時の国際商業文字で、中央アジアでは後にソグド人のソグド文字、アラビア文字、ウイグル文字、モンゴル文字などの元でもある)を用い、ペルシア化し、弓矢を使った騎馬戦術を得意としていました。この戦術に対しローマ帝国は恐れを抱き、前53年にローマはペルシアと戦った結果、敗退したほど当時のペルシアは強大でした。

アラム語は古くは前10世紀頃から使われ、ダニエル書にも使われています。前538年にペルシアの王クロスがユダヤ人に帰国命令を出したのもアラム語でした。アラム語はパレスチナでも語られており、新約聖書の時代にもイスラエルのユダヤ人はへブル語とともにアラム語も使用していました。「アバ・父」やイエス・メシアの十字架上の言葉「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」もアラム語でした。

1世紀にはシリア北部のエデッサに東方教会(正式には東シリア教会)や神学校が建てられ、シリア語が発達しました。景教の源流はここで生まれました。この地に福音を伝えたのは使徒トマスや70人弟子の一人のシリア語名でアダイ(タダイ)やマリらで、教会を創設し、多くの信徒によってさらに東のパルティアやインドへと宣教を展開していきました。

シリア語は、大秦景教流行中国碑にも多く刻まれ、その中に「アバ(訳せば、父、祖父)」も見え、景教徒の文献や墓石にもシリア語が使われていました。東方世界に福音が広まった要因の一つにシリア語が普及していたこともあり、シリア語は中国、モンゴル、満州にまで広がっていきました。それは西側世界も同様のことギリシア語が普及していたからです。

※ 参考文献:『景教—東回りの古代キリスト教・景教とその波及—』(改訂新装版、2014年、イーグレープ)

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◇

川口一彦(かわぐち・かずひこ)

1951年、三重県松阪市に生まれる。現在、愛知福音キリスト教会牧師。日本景教研究会代表、国際景教研究会(本部、韓国水原)日本代表。基督教教育学博士。愛知書写書道教育学院院長(21歳で師範取得、同年・中日書道展特選)として書も教えている。書道団体の東海聖句書道会会員、同・以文会監事。各地で景教セミナーや漢字で聖書を解き明かすセミナーを開催。

著書に『景教—東回りの古代キリスト教・景教とその波及—(改訂新装版)』(2014年)、『仏教からクリスチャンへ』『一から始める筆ペン練習帳』(共にイーグレープ)、『漢字と聖書と福音』『景教のたどった道(韓国語版)』他がある。最近は聖句書展や拓本展も開催。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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