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温故知神—福音は東方世界へ

温故知神—福音は東方世界へ(17)序聴迷師訶経① 川口一彦

2015年4月2日11時17分 コラムニスト : 川口一彦
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関連タグ:川口一彦

1. 敦煌で発見された唐代作の序聴迷師訶経<イエス・メシア経>の現代訳

温故知神—福音は東方世界へ(17)序聴迷師訶経① 川口一彦

あるとき、メシア(弥師訶)は、ヤハウェ(天尊序娑=神)の法(教え)を説いて言われた。伝えられた教えは、少なからず異なる見解があり、誰が教えの難しいところを語ることができるのか。誰が、神がこの世にどのような姿で現れ、誰に宿るのかは語れない。また諸仏や仏の守護神の韋駄天、竜神、夜叉、羅刹、天神、阿羅漢など、神を見ることができるものはいない。人間であるかぎり如来・菩薩でも、神を直接見ることができるものはいない。何人が権威をもって聖書の神を見ることができるのか。

神の尊容は風に似ている。何人も風を見ることができない。風は瞬時に膨張すれば、威風は天地を駆け巡り、すみずみに行き渡る。人は神の息吹(気)で創造されたのである。

神(天尊)の教えを信じる者は、日々自身も戒めを守り、人も戒めを守り、神を畏れよと日々諭している。また人々は神を畏れ、皇帝をも畏れること。皇帝になる以前は福があり、神がそれを補い、しかし皇帝は神ではない。皇帝は嘱望されてなったのであり、人々は皇帝を認めること。もし皇帝の指示を受け入れないなら、罪に当たる。もし人が戒めを受けて神を畏れないなら、その人は仏法に頼っているのであり、戒めを受けている者ではない。

人は3者に仕えること、第1は神に仕え、第2は皇帝に仕え、第3に父母に仕えること。皇帝は神によって生まれ、父母が生きているなら、知識を持っているあなたは神を畏れ、皇帝も畏れ、父母も畏れること。神の教えを好んで受け入れた者なら戒めを破ってはならない。

<解説>

当時の信徒たちは、皇帝の支配や異教徒の中で、どのように信仰生活を過ごすのかが問われていました。皇帝を神として畏れるのでなく、神に立てられた指導者として畏れることは、皇帝を立てた神を畏れることであること、父母をも畏れることは、父母を通して信徒もこの世に生まれることになったので、その大切さの教えを忘れてはいけないことを指導していることが伺えます。この教えを守らない者は異教徒であること、守る者は神を畏れていることと教えます。これは、新約聖書ローマ人への手紙13章1節から、ペテロの手紙第一2章13節からをもとに教えたことと考えます。

※ 参考文献

『景教—東回りの古代キリスト教・景教とその波及—』(改訂新装版、2014年、イーグレープ)

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◇

川口一彦

川口一彦(かわぐち・かずひこ)

1951年、三重県松阪市に生まれる。現在、愛知福音キリスト教会牧師。日本景教研究会代表、国際景教研究会(本部、韓国水原)日本代表。基督教教育学博士。愛知書写書道教育学院院長(21歳で師範取得、同年・中日書道展特選)として書も教えている。書道団体の東海聖句書道会会員、同・以文会監事。各地で景教セミナーや漢字で聖書を解き明かすセミナーを開催。

著書に「景教-東回りの古代キリスト教・景教とその波及-」改訂新装版(2014年)、「仏教からクリスチャンへ」「一から始める筆ペン練習帳」(共にイーグレープ発行)、「漢字と聖書と福音」「景教のたどった道」(韓国語版)ほかがある。最近は聖句書展や拓本展も開催。

【外部リンク】HP::景教(東周りのキリスト教)

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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