Skip to main content
2025年11月11日20時02分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
温故知神—福音は東方世界へ

温故知神—福音は東方世界へ(17)序聴迷師訶経① 川口一彦

2015年4月2日11時17分 コラムニスト : 川口一彦
  • ツイート
印刷
関連タグ:川口一彦

1. 敦煌で発見された唐代作の序聴迷師訶経<イエス・メシア経>の現代訳

温故知神—福音は東方世界へ(17)序聴迷師訶経① 川口一彦

あるとき、メシア(弥師訶)は、ヤハウェ(天尊序娑=神)の法(教え)を説いて言われた。伝えられた教えは、少なからず異なる見解があり、誰が教えの難しいところを語ることができるのか。誰が、神がこの世にどのような姿で現れ、誰に宿るのかは語れない。また諸仏や仏の守護神の韋駄天、竜神、夜叉、羅刹、天神、阿羅漢など、神を見ることができるものはいない。人間であるかぎり如来・菩薩でも、神を直接見ることができるものはいない。何人が権威をもって聖書の神を見ることができるのか。

神の尊容は風に似ている。何人も風を見ることができない。風は瞬時に膨張すれば、威風は天地を駆け巡り、すみずみに行き渡る。人は神の息吹(気)で創造されたのである。

神(天尊)の教えを信じる者は、日々自身も戒めを守り、人も戒めを守り、神を畏れよと日々諭している。また人々は神を畏れ、皇帝をも畏れること。皇帝になる以前は福があり、神がそれを補い、しかし皇帝は神ではない。皇帝は嘱望されてなったのであり、人々は皇帝を認めること。もし皇帝の指示を受け入れないなら、罪に当たる。もし人が戒めを受けて神を畏れないなら、その人は仏法に頼っているのであり、戒めを受けている者ではない。

人は3者に仕えること、第1は神に仕え、第2は皇帝に仕え、第3に父母に仕えること。皇帝は神によって生まれ、父母が生きているなら、知識を持っているあなたは神を畏れ、皇帝も畏れ、父母も畏れること。神の教えを好んで受け入れた者なら戒めを破ってはならない。

<解説>

当時の信徒たちは、皇帝の支配や異教徒の中で、どのように信仰生活を過ごすのかが問われていました。皇帝を神として畏れるのでなく、神に立てられた指導者として畏れることは、皇帝を立てた神を畏れることであること、父母をも畏れることは、父母を通して信徒もこの世に生まれることになったので、その大切さの教えを忘れてはいけないことを指導していることが伺えます。この教えを守らない者は異教徒であること、守る者は神を畏れていることと教えます。これは、新約聖書ローマ人への手紙13章1節から、ペテロの手紙第一2章13節からをもとに教えたことと考えます。

※ 参考文献

『景教—東回りの古代キリスト教・景教とその波及—』(改訂新装版、2014年、イーグレープ)

■ 温故知神—福音は東方世界へ: (1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)
(11)(12)(13)(14)(15)(16)(17)(18)(19)(20)(21)(22)(23)(24)(25)(26)(27)(28)(29)(30)(31)(32)

◇

川口一彦

川口一彦(かわぐち・かずひこ)

1951年、三重県松阪市に生まれる。現在、愛知福音キリスト教会牧師。日本景教研究会代表、国際景教研究会(本部、韓国水原)日本代表。基督教教育学博士。愛知書写書道教育学院院長(21歳で師範取得、同年・中日書道展特選)として書も教えている。書道団体の東海聖句書道会会員、同・以文会監事。各地で景教セミナーや漢字で聖書を解き明かすセミナーを開催。

著書に「景教-東回りの古代キリスト教・景教とその波及-」改訂新装版(2014年)、「仏教からクリスチャンへ」「一から始める筆ペン練習帳」(共にイーグレープ発行)、「漢字と聖書と福音」「景教のたどった道」(韓国語版)ほかがある。最近は聖句書展や拓本展も開催。

【外部リンク】HP::景教(東周りのキリスト教)

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:川口一彦
  • ツイート

関連記事

  • 神の存在証明(6)人類史上最大の深遠な問い 山崎純二

  • 経営者のための聖書経営学セミナー「キリストの人材教育」(16)ユダヤ式教育は徹底教育 黒田禎一郎

  • 死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(9)義人の祈りは働くと、大きな力がある 米田武義

  • 春と共に新鮮な信仰を呼び起こそう 万代栄嗣

  • 互いに支え合う社会を築くために 菅野直基

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 日本キリスト教団出版局、事業を整理・縮小へ 5月に債務超過

  • メル・ギブソン監督「パッション」続編がクランクイン、キャスト一新でイエス役も新俳優

  • 神の見えざる御手 佐々木満男

  • ワールド・ビジョンがクリスマスキャンペーン、教会で酒井美紀さん登場のコンサートも

  • ローマ教皇レオ14世に聖書協会共同訳のミニチュアバイブルなど献呈

  • 世界福音同盟(WEA)「ソウル宣言」全文和訳

  • ワールドミッションレポート(11月11日):ブラジル 世界最大のカトリック国で起きている劇的な地殻変動(3)

  • 新総主事が就任、国際理事会が新体制に WEA第14回総会「ソウル宣言」採択し閉幕

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(252)聖書と考える「ザ・ロイヤルファミリー」

  • 聖書のイエス(21)「自分のいのちを捨てる」 さとうまさこ

  • 日本キリスト教団出版局、事業を整理・縮小へ 5月に債務超過

  • メル・ギブソン監督「パッション」続編がクランクイン、キャスト一新でイエス役も新俳優

  • ローマ教皇レオ14世に聖書協会共同訳のミニチュアバイブルなど献呈

  • ワールド・ビジョンがクリスマスキャンペーン、教会で酒井美紀さん登場のコンサートも

  • 世界福音同盟(WEA)「ソウル宣言」全文和訳

  • 神の見えざる御手 佐々木満男

  • 世界62カ国で宗教的「迫害」や「差別」 2年に1度の「世界信教の自由報告書」発表

  • ワールドミッションレポート(11月9日):ブラジル 世界最大のカトリック国で起きている劇的な地殻変動(2)

  • 新総主事が就任、国際理事会が新体制に WEA第14回総会「ソウル宣言」採択し閉幕

  • 主は生きておられる(241)カレンダーあと1枚 平林けい子

  • 日本キリスト教団出版局、事業を整理・縮小へ 5月に債務超過

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 世界福音同盟(WEA)「ソウル宣言」全文和訳

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • ワールド・ビジョンがクリスマスキャンペーン、教会で酒井美紀さん登場のコンサートも

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.