死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(11)笑いには免疫力向上効果がある 米田武義

2015年4月15日07時11分 コラムニスト : 米田武義 印刷
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腸の手術などをすると、しばらく笑うのが怖い。胆に響くのである。笑うということがこれほど筋肉全体を揺り動かすとは!! 聖書では、笑いは応々にして否定的な目で語られているが、喜びの極致として捉えられている箇所もある。

「そのとき、私たちの口は笑いで満たされ、私たちの舌は喜びの叫びで満たされた。そのとき、国々の間で、人々は言った。『主は彼らのために大いなることをなされた』」(詩篇126:2)

喜びでは感情表現が収まらず、自然に笑いという表現に移行する。いつも喜んでいなさいと聖書にはある。私たちこの世にある者は、いろんな外的出来事に触発されて、この喜びが増やされて笑いになる。笑いをもっともっと積極的に取り入れていこう。触発されずとも、こちらから先に笑いを取り入れていこうと思う。胆の筋肉を動かすことは、抜糸すると非常に心地良い。もっともっと動かしたい。上下左右に動かしたい。笑いたい。副次的効果として笑いには免疫力向上効果があるそうである。

入院してから何を感じたか。もちろん、聖書を通じてではあるが。口幅ったいけれども正直に書くと、今まで理解はしていたが、何とはなしに現実として認識するには少しギャップがあった。もちろん今でも多くの箇所にギャップを感じることがある。しかし、多くの箇所でギャップを感じなくなり、それどころか自分もその一翼を担うかのような経験をした。また、過去にも同様の経験をしたことを思い出し、認識を新たにした。

聖書に記述されてあることを、全く同じではないにしろ経験するということは、本当に驚きである。聖書が理屈っぽい書物ではなく、まるで幼児の絵本や童話のようにやさしい本になってくる。何も難解なことはない。簡単なことをいろいろな人が清い心で書いているだけである。

12年間長血を患った女がいた。彼女はイエスの衣に触ったら彼女の病は癒やされると信じていた。触った、そして癒やされた。たちどころに。

「あなたの信仰があなたを直したのです。・・・病気にかからず、すこやかでいなさい」(マルコの福音書5:34)

私の場合違っているのは、長血ではなく漏洩する膿、12年間ではなく23年であった。

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米田武義

米田武義(よねだ・たけよし)

1941年4月16日、大阪生まれ。大阪府立三国丘高等学校、国立静岡大学卒業。静岡県立清水東高校定時制教師を勤めた後、東北大学大学院、京都大学大学院(国土防災技術(株)国内留学生)で学ぶ。国土防災技術(株)を退職し、(株)米田製作所を継承する。2008年4月8日、天に召される。著書に『死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―』(イーグレープ)。

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