死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(18)できるだけのことをした後、神様にお任せする 米田武義

2015年6月3日10時29分 コラムニスト : 米田武義 印刷
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できるだけのことをした後、神様にお任せする

今私は、計画を立てて何かをするというのがなかなかできない。病院に行く日が不定期であり、化学療法を施すと不定期に不愉快な症状が現れるからである。しかし私はなるべく規則正しい日常生活を送ろうと思う。寝ている方が楽かもしれないが、また食べない方が楽かもしれないが、あまり無理をしない範囲で起きて、食べ、できる範囲の家事を行おうと思う。

私は薬でこのような症状になっているが、妻康子は、いろんな心配や苦労で私と同じような不快な症状が出ている。症状だけを見ると、私よりひどいと思う。康子が苦しんでいるのを見ると私も胸が痛む。この理由からも、家事を手伝うべきだと痛感する。今、がんばらないというのが流行である。私も今は何も言う資格がない。お世話になる立場である。がんばれないというのが正しいのかもしれない。

自分ができるだけのことをするが、後は神様にお任せするということ。これは家事の手伝いに限らず、私の病に関しても同様であると思う。

「父よ。みこころならば、この杯をわたしから取りのけてください。しかし、わたしの願いではなく、みこころのとおりにしてください」(ルカの福音書22:42)

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米田武義

米田武義(よねだ・たけよし)

1941年4月16日、大阪生まれ。大阪府立三国丘高等学校、国立静岡大学卒業。静岡県立清水東高校定時制教師を勤めた後、東北大学大学院、京都大学大学院(国土防災技術(株)国内留学生)で学ぶ。国土防災技術(株)を退職し、(株)米田製作所を継承する。2008年4月8日、天に召される。著書に『死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―』(イーグレープ)。

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