論説・コラム
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花嫁(22)真夜中に 星野ひかり
幼いころ、真夜中にふと目覚め、窓を開けて外を見ると、夜空は星々をはらんで藍や青、紫に発光するかのように鮮やかだった。私は窓辺に腰かけて、長いこと空を見つめていた。幼い私にとって、真夜中は神秘的な時間であった。
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サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(15)不幸な子どもへのとりなし
こうして2カ月ほどたつうちに、このあたりに住む貧しい家の子どもたちは、すっかりニコラスになつき、町へ出て悪いことをしたり、友達をいじめたりする子は一人もいなくなった。
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罪とは都合の良い言葉である(その1) マルコ福音書14章27~31節
全世界的にレントである。久しぶりに東西教会が同じ日に復活祭を迎える。「お宅はいつですか」と聞かれることもないので、それはそれでうれしい限りである。さて、昨年であったか、日本ではLGBT理解増進法と呼ばれる法律が施行された。
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篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(218)聖書と考える「119エマージェンシーコール」
もちろん火事の際は119番、事件の時は110番でしょうけれど、どんな場合でもどんな状況でも、私たちが〔助け〕を求めれる存在が。それは、主です。神様にはどんな状況、どんな問題、どんな悩み・・・つまり、消防にも警察にも…
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キリストを待ち望む 岡田昌弘
心配事の尽きない現代社会に生きる私たちは、何を支えに、何に期待して生活すればよいのでしょうか。聖書が全人類に語る福音を、アウトラインで説明すると、①世から神に立ち返り、②自分の思いではなく神の御心に従い…
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聖書のイエス(5)「もしあなたがたが盲目であったなら」 さとうまさこ
政治的、宗教的指導者であるパリサイ人と律法学者たちは、神が与えた律法を、自分に都合のよい私的解釈で民衆に教え、権力と知識を誇り、自分こそが知者だと高慢に陥り、己の罪を増し加えていました。
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癒やしの勝利を求めて祈ろう 万代栄嗣
現代の世の中でも、多くの人々が肉体の病や精神的な病を患い、癒やしを必要としています。私たちの神は癒やし主です。今日は、特に「勝利」を意識してお話ししたいと思います。
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あなたの知らない食物 菅野直基
日曜日は、丸一日教会で奉仕をします。通常2回の説教をしますが、肉体的に疲れきってしまうことがあります。しかし、礼拝の後に聖書の学びや交わりをしていると、多くの場合、元気を取り戻します。
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シリア語の世界(19)前置詞2・ヨハネ黙示録の賛美歌2―4章11節― 川口一彦
ヨハネ黙示録の賛美歌2―4章11節―。主である私たちのアロホは聖です。あなたは栄光と尊厳と力を受けるにふさわしいお方です。なぜならあなたは万物を創造されたから。それらはあなた自身を通して存在し、それらがあなたのご意志で…
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なぜいつまでも夢に向かって前進できないのか 加治太郎
神様は、私たちの祈りに応えてくださいます。時には、私たちが求めるので仕方なく、憐(あわ)れみによって応えてくださることもあります。しかし、それが私たちの信仰生活に悪い影響を及ぼすものであれば、神様はいつかそれを私たちから取り上げられます。
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ヨハネ書簡集を読む(12)「もてなしの勧めの手紙」―第3ヨハネ書概論― 臼田宣弘
今回から第3ヨハネ書を扱います。最初に、この短い書簡がなぜ新約聖書に残されたのかについて記します。第1回で、第2ヨハネ書と第3ヨハネ書の著者である「長老」が、ヨハネ福音書の著者である「愛弟子」と同一であるという私の考えをお伝えしました。
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篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(217)聖書と考える「まどか26歳、研修医やってます!」
さて、このドラマは医療の最前線で試行錯誤しまくる「医師の卵」の物語ですが、世界のベストセラー聖書には、「使徒の卵」が登場します!! ま、有名なのは、ペテロやアンデレたち12使徒ですが、「使徒の卵」だったマッテヤをご存じでしょうか。
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世に勝つ者となろう! 万代栄嗣
今日は4、5節から勝利について学びます。先日、夜中にテレビで、なでしこジャパンの米国戦が放送されていました。実は、日本は米国に対して、公式戦で40回戦って1勝8引き分け31敗。たった1度しか勝ったことがありません。
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日本人に寄り添う福音宣教の扉(217)弱さの極限(エンディング)に寄り添う 広田信也
私たちは、無償で継続的な傾聴を行う(一社)善き隣人バンクを通し、孤独の中で弱さを抱える人々に寄り添う働きを進めています。核家族化、高齢化が進み、弱さを重ねる日本社会ですから、やがてこの働きは日本の各地に展開し、日本宣教…
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主は生きておられる(235)昭和は遠くなっていく 平林けい子
何年生まれ? 昭和9年、私たちから国民学校1年生。第二次世界大戦「ほしがりません 勝つまでは」習字で書いて家の入り口に貼った。戦争が終わって一番うれしかったのは、部屋に電気をつけられること。私は明かりを求め続けていた。
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愛するとは、時間を共に過ごすこと 菅野直基
人生とは、時間の積み重ねです。時間ほど尊いものはありません。人を愛するとは、その人と共に時間を過ごすことではないでしょうか。仕事を愛する人は、仕事のために多くの時間を使いますし、その時間が楽しく、幸せを感じます。
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花嫁(21)希望よ 星野ひかり
夫の病院へ定期健診に行く途中、枯れ木の中に、昨年見上げ続けた桜の木を見つけた。昨年のお花見は、毎日の夫のお見舞いの行き帰りに見る、坂道の途中に覆いかぶさるように枝を広げるこの木の桜であったのだ。
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父と母を敬え 穂森幸一
モーセの十戒の中で最も大切な戒めの一つとされているのが、「父と母を敬え」という項目です。ユダヤ人の子どもにとって両親は、先祖伝来の律法を教えてくれますので、とても大切な存在ということになります。
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サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(14)イエス様のお話
その翌日。ニコラスは子どもの人数よりはるかに多く用意しておいたパンに干し魚を挟んで「お弁当」を用意すると、子どもたちが来るのを待った。10時ごろになると、にぎやかな声がして、やがて子どもたちがテントに押し寄せた。
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聖地があるなら行ってみたい(その2) ルカ福音書19章45節~20章27節
「祭司長たちや律法学者たちが、長老たちと一緒に」イエスに近づいてきた。それは、イエスが神殿に入って民衆に福音を告げ知らせていたときのことであった。祭司長たちは明らかに神殿側の人間であり、彼らにとってイエスは相当に部外者であったろう。
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