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私たち人間の能力ではできない仕事を、あえてさせてくださる神

私たち人間の能力ではできない仕事を、あえてさせてくださる神(17)人が無価値と思うものを、多くの人々の益のために用いる神・その3 森正行

2015年9月26日06時59分 コラムニスト : 森正行
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前回の続きです。「人が無価値と思うものを、多くの人々の益のために用いる神」について、「5つのパンと2匹の魚の物語」(マタイ14:13~21)から続いて学びます。

人が役に立たないと思うものを受け取る神

「ここに大麦のパン五つと魚二匹とを持っている少年がいます。けれども、こんなに大勢の人では、何の役にも立たないでしょう」(ヨハネ6:9、新共同訳)

「しかし、弟子たちはイエスに言った。『ここには、パンが五つと魚が二匹よりほかありません。』すると、イエスは言われた。『それを、ここに持って来なさい。』そしてイエスは、群衆に命じて草の上にすわらせ、五つのパンと二匹の魚を取り・・・」(マタイ14:17~19)

弟子たちは、少年が持っていた5つのパンと2匹の魚を見つけました。けれども、多くの群衆のためには、それが役に立つとは思いませんでした。おそらく、イエスが「持って来なさい」と言われない限り、手にすることもなかったことでしょう。けれども、イエスは「持って来なさい」と言われました。

「そんなものは役に立たない」と私たちも言ってこなかっただろうか?

ここでは、私たち自身も問い直すことがあるのではないでしょうか。弟子たちが少年の持ち物を「何の役にも立たないでしょう」と言ったように、私たちも、私たちの友人や、子ども、部下が、あるいは親や先生が、隣人が一生懸命作ったものや考えたこと、提案したこと、あるいはその人自身を、言葉や心の中で「そんなものは役に立たない」と言ってきたのではないだろうか、と。

私自身を問い直すと、随分たくさん、そういったことを言ってきた、思ってきたと思います。随分たくさん、というよりも、ほぼ毎日、と言った方が妥当だと思います。それは私が、妻や子ども、同僚や友人、親や先生に対して。自分の浅はかな考えや言動が、もっとイエスのところへ持って行けばよかったものの、そうすることなく、神と人のために用いられるチャンスを奪い、失望させ、傷つけてきました。振り返ると「申し訳なかった」という思いが湧いてきます。

自分の考えに頼るな

箴言3章5~7節の言葉では、このような私たちの愚かさを明確に戒めています。

「自分の分別(知識・悟り)には頼るな」「自分自身を知恵ある者と見るな」

しかも、これらの言葉が「心を尽くして主に信頼せよ」という言葉と併記されているわけですから、「これはよく気を付けていくように」というような注意喚起のレベルではなく、神様から根本的に取り扱われ、そのような者に作り変えていただく必要のあるものだと思います。

箴言の言葉の向き合い方

箴言の言葉は、物事の良し悪しや、人のあるべき姿、良くない態度など、ふつう私たちから見れば、いわゆる教訓めいた表現で記されています。また、私たちは学校の廊下や図書室の掲示板に注意喚起として書かれている「廊下は走ってはいけません」「静かにしましょう」という言葉を見て育ってきました。学校の注意喚起の掲示物を悪く言うつもりはありません。それは必要なことだと思います。けれども、それらと同じような気持ちで箴言の言葉も受け止めがちなのではないでしょうか。神はこう言われています。

「わたしの口から出るわたしのことばも、むなしく、わたしのところに帰っては来ない。必ず、わたしの望む事を成し遂げ、わたしの言い送った事を成功させる」(イザヤ55:11)

この言葉は、イスラエルの歴史に関する将来の預言だけではなく、箴言の一つ一つの言葉にも適用されるものだと、私は受け止め、信じています。

箴言の出だしの1章2~5節には、次のように記されています。

「これは、知恵と訓戒とを学び、悟りのことばを理解するためであり、正義と公義と公正と、思慮ある訓戒を体得するためであり、わきまえのない者に分別を与え、若い者に知識と思慮を得させるためである。知恵のある者はこれを聞いて理解を深め、悟りのある者は指導を得る」

神が箴言の言葉を告げられた対象者は、「わきまえのない者」「若い者」(未熟な者を意味するのでしょう)であり、「体得するため」「分別が与えられ」「知識と思慮を得させるため」と記されています。詳しく調べたわけではないのですが、「知恵のある者」とは、自らがわきまえのないこと、未熟なことをよく自覚している者のことではないでしょうか。

ですから「わきまえのない者」も「分別が与えられ」「知識と思慮を得る」者に変えられていくことにおいても、「わたしの口から出るわたしのことばも、むなしく、わたしのところに帰っては来ない。必ず、わたしの望む事を成し遂げ、わたしの言い送った事を成功させる」のだと、信じてよいのではないでしょうか。

処女マリヤは、神の御使いガブリエルから男の子の懐妊を告げられた時、「どうぞ、あなたのおことばどおりこの身になりますように」と言いました(ルカ1:38)。聖霊に満たされたエリサベツは「主によって語られたことは必ず実現すると信じきった人は、何と幸いなことでしょう」(ルカ1:45)と言いました。神が語られた言葉を神が実現されると信じた人の記事です。

イエスが十字架にかかられる直前まで「誰が一番偉いのか」と優劣を競い合う分別のなかった弟子たちが、その後、思慮深い者に変えられていく者になりました。それはやはり、神の働きによるものでした。

「5つのパンと2匹の魚の物語」と箴言の言葉を通して、神は今日の私たちにも、箴言3章の言葉を、神自らが実現してくださるのです。

「わが子よ。私のおしえを忘れるな。私の命令を心に留めよ。そうすれば、あなたに長い日と、いのちの年と平安が増し加えられる。恵みとまことを捨ててはならない。それをあなたの首に結び、あなたの心の板に書きしるせ。神と人との前に好意と聡明を得よ。心を尽くして主に拠り頼め。自分の悟りにたよるな。あなたの行く所どこにおいても、主を認めよ。そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる。自分を知恵のある者と思うな。主を恐れて、悪から離れよ。それはあなたのからだを健康にし、あなたの骨に元気をつける」(箴言3:1~8)

私たちが聖書と向き合い、神の言葉は実現していくと信じるならば、なんと素晴らしい恩恵にあずかることでしょう。

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森正行

森正行(もり・まさゆき)

1961年兵庫県西宮市出身。建設専門学校卒。不動産会社、構造建築事務所にて土木・建築構造設計部門を5年間勤務。1985年受洗。関西聖書神学校卒。岡山・岡南教会にて伝道師・副牧師3年間奉仕。1995年より現在、日本イエス・キリスト教団宮崎希望教会牧師。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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