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私たち人間の能力ではできない仕事を、あえてさせてくださる神

私たち人間の能力ではできない仕事を、あえてさせてくださる神(6)聖書に見る神の事業の実例 森正行

2015年3月28日07時40分 コラムニスト : 森正行
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2. 聖書に見る神の事業の実例

「わたしたち人間の能力ではできない仕事を、あえてさせてくださる神」というテーマは、聖書に目を向けるとき、そこに数多くの実例があります。それはどのようなものか、まず旧約聖書から見て参りましょう。

① 旧約聖書の時代

まずは創世記に目を向けます。神様はアダムとエバが罪を犯して以来、増え広がった人々の罪深い世界を救うために、神の民・民族を生み出すことを決められました。その民とは、イスラエル民族です。ところが、この民族を生み出すために神様が選んだ人物は、もう子どもを産むことができない体になったアブラハム夫妻でした。100歳になったアブラハムと90歳になった妻のサラが、すでに子を産む能力がなかった体であるにもかかわらず、神様は「わたしは彼女を祝福しよう。確かに、彼女によって、あなたにひとりの男の子を与えよう」(創世記17:16)と言われ、言葉どおり男の子イサクを出産させました。やがて、「あなたは多くの国民の父となる」(創世記17:4)と神様が言われたとおり、イスラエルの民(ユダヤ民族)と信仰の民(全世界のクリスチャン)が生まれ育っていきました。

次は出エジプト記です。モーセはエジプトのパロ王を恐れ、40年間の逃亡生活を続け、80歳になっていました。今日的な言い方をするならば「負け組」と言われるかもしれません。そのようなモーセに対して、神様は「今、行け。わたしはあなたをパロのもとに遣わそう。わたしの民イスラエル人をエジプトから連れ出せ」(出エジプト3:10)と言われ、気力を失っていたモーセをあえてリーダーとして立たせ、当時、最強の軍事大国であったエジプトから、奴隷であったイスラエルの民を見事に脱出・解放させる神の事業に就かせました。

次はヨシュア記です。「今、あなたとこのすべての民は立って、このヨルダン川を渡り、わたしがイスラエルの人々に与えようとしている地に行け。あなたがたが足の裏で踏む所はことごとく、わたしがモーセに約束したとおり、あなたがたに与えている」(ヨシュア1:2、3)とヨシュアとイスラエルの民に言われた神様は、あえて増水した時期のヨルダン川を老若男女全員、溺れさせることなく、川の中を渡らせました。また堅固な城壁都市エリコを目の前にしたヨシュアに対して、神様は「見よ。わたしはエリコとその王、および勇士たちを、あなたの手に渡した」(ヨシュア6:2)と言われ、人間の手によらず堅固な城壁を崩し、神の言葉を実現されました。

士師記の時代、いなごの群れのように多く(十数万人)のミデヤン人やアマレク人がイスラエルを攻めてきた時、イスラエルには3万人の兵士がいましたが、神様はギデオンに兵士の数をさらに減らすよう命じて言いました。「手で水をなめた三百人で、わたしはあなたがたを救い、ミデヤン人をあなたの手に渡す」(士師記7:7)。そうして、あえて、たった300人のイスラエルの兵士で戦わせ、勝利させました。

イスラエルと敵対関係にあったペリシテ人の巨人兵士ゴリヤテには、誰一人戦いを臨む者はイスラエル兵士の中にいませんでした。「あなたの一生の間、だれひとりとしてあなたの前に立ちはだかる者はいない」(ヨシュア1:5)と神様はヨシュアの時代に言われました。後にサウルがイスラエルの王の時代、身長が約3メートルもあったペリシテの歴戦の巨人戦士ゴリヤテがイスラエルの兵士たちの前に立ちはだかりました。イスラエルの兵士たちは震え上がり、何週間も戦うことができませんでしたが、神様はあえてまだ戦を知らない少年ダビデを用い、たった一つの石をもって、ゴリヤテを倒させました(Ⅰサムエル記17章)。少年ダビデの石の投げ方が上手だったからではなく、神様が投げる石の弾道計算もされて一撃で倒させました。

イスラエルがヨシャパテ王の時代、今度はエドムの大軍が攻めてきました。エドムに対するイスラエルの兵力は乏しく、王も民も直面する問題を恐れました。しかし、神様はヨシャパテたちに「あす、彼らのところに攻め下れ」(Ⅱ歴代誌20:16)と命じられました。そして、言われたとおりにするとイスラエルは圧倒的な勝利を収めたのです。

アブラハムもモーセも、ヨシュアもギデオンもサムエルも、ダビデもヨシャパテも、皆、自分の能力だけでは成し得なかった事を成し遂げたのです。また集団の力でも成し得なかった事を成し遂げました。これらの事は、彼らがたまたま困難に直面し、その時、神様に助けられたというものではなく、神様があらかじめ、彼らの能力ではできない事業を成し遂げさせるためにご計画されていたものでした。

旧約聖書の時代にはこの他にも、人間の能力ではできない事業を、神様があえて人を用いて成し遂げさせた事例が数多くありました。このような物語を神の事業として読む時、私たちは、人生の中で取り組む様々な事に対して、自分の能力を基準に考えるのではなく、もっと気高い理想や目標を描けるようになり、行き詰まった事業や取り組みに対しては、神様に信頼していく本当の取り組み方に心を向ける道が開かれていくのではないでしょうか。

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森正行

森正行(もり・まさゆき)

1961年兵庫県西宮市出身。建設専門学校卒。不動産会社、構造建築事務所にて土木・建築構造設計部門を5年間勤務。1985年受洗。関西聖書神学校卒。岡山・岡南教会にて伝道師・副牧師3年間奉仕。1995年より現在、日本イエス・キリスト教団宮崎希望教会牧師。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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