今の時代は、民主主義や資本主義の成熟期と言われています。良い時代かというと逆に、自由主義によって不公平で、利己主義や経済優先、利権追求によって貧富の差が拡大し、社会秩序の乱れを起こしています。
聖書では、真実、公平、公正で誠実な社会、わいろを取らない政治などについて書かれています。
ラオデキヤとは、エーゲ海の東にある小アジヤのラオデキヤ地方のことです。馬蹄(ばてい)形に並んだ黙示録7つの教会の中で最後となる7番目の教会で、内陸の南平地に位置します。
ラオデキヤは、BC260年ごろ建てられた通商路の中心地で、7つの教会の中で最も裕福であり、銀行が栄えました。医学校発祥の地であり、目薬や高級黒羊の産地でした。ラオデキヤの意味は「民を喜ばせる」であり、民主主義の町でした。そして、黙示録7つの教会のうちで唯一、悪いだけの教会です。
1. 熱いか冷たいか
14)また、ラオデキヤにある教会の御使いに書き送れ。「アーメンである方、忠実で、真実な証人、神に造られたものの根源である方がこう言われる。15)『わたしは、あなたの行いを知っている。あなたは、冷たくもなく、熱くもない。わたしはむしろ、あなたが冷たいか、熱いかであってほしい。16)このように、あなたはなまぬるく、熱くも冷たくもないので、わたしの口からあなたを吐き出そう。』」(黙示録3:14〜16)
「神の子キリスト・イエス……には『しかり』だけがあるのです。神の約束はことごとく、この方において『しかり』となりました。それで私たちは、この方によって『アーメン』と言い、神に栄光を帰するのです」(Ⅱコリント1:19、20)
「忠実な証人、死者の中から最初によみがえられた方」(黙示録1:5)
14節を解説すると、「神不在の民主主義であったラオデキヤにある教会の御使いに書き送れ。福音の約束全ては、キリスト・イエスにより『しかり』となり、福音全てにアーメンである方なので、死に至るまで福音に忠実で、信頼すべき真実な証人、神に造られたものの根源である創造主がこう言われる」となります。
神よりも人の利益を優先する、全世界のラオデキヤ的教会へ、イエス・キリストが書き送っています。
聖書に書かれた人類救済の福音契約は、御父に忠実で死に至るまで「しかり」だった、アーメンである方、キリスト・イエスにより完成しました。キリストの福音に「アーメン」と言い、神に栄光を帰する人たちのために、救いの約束は完成されました。
「わたしを愛する者を、わたしは愛する。わたしを熱心に捜す者は、わたしを見つける。富と誉れとはわたしとともにあり、尊い宝物と義もわたしとともにある」(箴言8:17、18)
神を愛する者が愛を体験し、神を熱心に探す者が、富と名誉、天地の宝、信仰の義を手に入れます。
「自分のことばを控える者は知識に富む者。心の冷静な人は英知のある者」(箴言17:27)
15、16節を解説すると、「キリストであるわたしは、あなたの行いが真理的で冷たくもなく、信仰的で熱くもないことを知っている。あなたが御言葉により冷静か、御心を熱心に探してほしい。しかし、あなたは御言葉にも御心にもなまぬるく、熱くも冷たくもないので、わたしの口からあなたを吐き出そう」となります。
クリスチャンが、御言葉に歩むことと、御心を探し求めることをしないなら、心の冷静さと行いの熱心さが無くなり、世的な生ぬるい名ばかりのクリスチャンになるので、キリストのうちにいることができなくなります。その人は、キリストのうちから、悪魔の支配する世に吐き出されます。
2. 金と白い衣と目薬
17)あなたは、自分は富んでいる、豊かになった、乏しいものは何もないと言って、実は自分がみじめで、哀れで、貧しくて、盲目で、裸の者であることを知らない。18)わたしはあなたに忠告する。豊かな者となるために、火で精錬された金をわたしから買いなさい。また、あなたの裸の恥を現さないために着る白い衣を買いなさい。また、目が見えるようになるため、目に塗る目薬を買いなさい。19)わたしは、愛する者をしかったり、懲らしめたりする。だから、熱心になって、悔い改めなさい。」(黙示録3:17〜19)
17節を解説すると、「名ばかりのクリスチャンになった理由は、自分は豊かになった、乏しいものは何もないと見栄や思い込みで言って、実は神からの祝福経験が無く、みじめで、哀れで、賜物が無く、貧しくて、盲目で、信仰の義の衣を着ていない裸の者であることを知らない」となります。
18節を解説すると、「あなたに忠告する。神からの恵みが豊かな者となるために、悪魔からの試練の火で精錬された不変な金の信仰をわたしから、信仰の犠牲により買いなさい。また、あなたの魂の裸の恥を現さないために着る、信仰の義の白い衣を買いなさい。また、霊的に目が見えるようになるため、目に塗る、霊を見分ける御霊の賜物の目薬を買いなさい」となります。
「あなたがたはまだ、罪と戦って、血を流すまで抵抗したことがありません。……『主はその愛する者を懲らしめ、受け入れるすべての子に、むちを加えられるからである。』」(ヘブル12:4、6)
19節を解説すると、「キリストであるわたしは、愛するキリスト者をしかったり、懲らしめたりする。だから、熱心になって御心を求め、罪と戦って血を流すまで悔い改めなさい」となります。
民主主義成熟期で生ぬるい信仰の一般的クリスチャンは、実は神からの祝福に乏しいので、恵み豊かな祝福を受けるため、信仰の犠牲で金の信仰を神から買い、罪の赦(ゆる)しである白い衣を、自分の罪と血を流すまで戦って神から買い、霊を見分ける聖霊の賜物の目薬を熱心に求め、神から買うことです。
3. 勝利を得る者とキリストの座
20)見よ。わたしは、戸の外に立ってたたく。だれでも、わたしの声を聞いて戸をあけるなら、わたしは、彼のところに入って、彼とともに食事をし、彼もわたしとともに食事をする。21)勝利を得る者を、わたしとともにわたしの座に着かせよう。それは、わたしが勝利を得て、わたしの父とともに父の御座に着いたのと同じである。22)耳のある者は御霊が諸教会に言われることを聞きなさい。(黙示録3:20〜22)
「信者となった者たちはみないっしょにいて、いっさいの物を共有にしていた。……そして毎日、心を一つにして宮に集まり、家でパンを裂き、喜びと真心をもって食事をともにし」(使徒2:44、46)
20節を解説すると、「キリストであるわたしは、あなたの心の戸の外に立ってたたく。人種身分関係なく、誰でも、わたしの声を聞いて心の戸を開けるなら、わたしは、信者となった彼のところに入って、キリストのいっさいの物を共有にし、信者である彼と共に神の家族として食事をし、彼もキリストにあるいのちのパンと贖(あがな)いの血の飲み物とでキリストと共に食事をする」となります。
「勝利を得る者、また最後までわたしのわざを守る者には、諸国の民を支配する権威を与えよう」(黙示録2:26)
21節を解説すると、「悪魔の試練に対して信仰で勝利する者を、神の子キリストであるわたしと共に、神の子の座に着かせよう。それは、わたしが悪魔との戦いに勝利を得て、父と共に父の御座に着いたのと同じである」となります。
22節を解説すると、「御声を聴き分ける耳のある者は、御霊が全世界の諸教会に言われることを注意深く聞き、従いなさい」となります。
まとめ
民主主義成熟期の社会では、人間的自由と利己主義が中心的価値観となって神不在で、クリスチャンたちも世的な信仰を持っていて生ぬるく、皆が神からの祝福体験に乏しい状態にあります。故に、私たちが御言葉によって冷静に思考し、熱心に御心を探して信仰で行う必要があります。
信仰の犠牲で不変な金の信仰を神から頂き、罪を悔い改め、血を流すまで戦い、義なる白い衣を神から頂き、真理を見分ける目を熱心に求め、聖霊の賜物の目薬を神から頂くのです。
キリストは、私たちの心の戸を外からたたいています。私たちが心をキリストに開くなら、キリストが私たちのうちに来て住んでくださり、いのちのパンとキリストの血の飲み物で共に食事をし、私たちは毎日の生活を、信仰によって送るようになります。
悪魔の試練に対して信仰で勝利する者に、神の子キリストと同じ座と、支配する権威が与えられます。御霊が全世界の教会に言われることを、私たちは霊的耳を開いて聞き、謙遜に従順しましょう。
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