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ヨハネの黙示録(8)テアテラ教会の御使いへ 岡田昌弘

2025年10月20日23時39分 コラムニスト : 岡田昌弘
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人は、成長の度合いによって評価されます。生まれながらに持っている才能と性格もありますが、多くの場合、その人の能力成長と人格形成の度合いによって評価されるでしょう。

聖書は、神の御心にかなう者で御国建設に役立つ者とされる信仰成長、また、キリストに似た者とされる人格形成について教えています。

1. 初めの行いにまさる

また、テアテラにある教会の御使いに書き送れ。「燃える炎のような目を持ち、その足は光り輝くしんちゅうのような、神の子が言われる。『わたしは、あなたの行いとあなたの愛と信仰と奉仕と忍耐を知っており、また、あなたの近ごろの行いが初めの行いにまさっていることも知っている。』」(黙示録2:18、19)

アジヤにあるテアテラ地方の特徴は、商業小都市で、大神殿信仰はありませんでしたが、商業組合活動の中で多くの偶像礼拝があり、それが強制されていたようです。テアテラ教会には、良い面と悪い面とがあり、奉仕に対して従順で、熱心である面と、サタンの深い悪の性質にまで陥る危険がありました。

「その頭と髪の毛は、白い羊毛のように、また雪のように白く、その目は、燃える炎のようであった。その足は、炉で精錬されて光り輝くしんちゅうのようであり、その声は大水の音のようであった」(黙示録1:14、15)

①「その頭と髪の毛は、白い羊毛のように、また雪のように白く」とは、キリストの無罪性と神の栄光の輝きを表し、②「その目は、燃える炎のよう」とは、不義と悪を全知全能で見抜き、即座に裁くキリストの力を表し、③「その足は、炉で精錬されて光り輝くしんちゅうのようであり」とは、闇の力である悪魔を踏みつける、真理の光の力であるキリストを表し、④「その声は大水の音のよう」とは、ノアの時代に大洪水で人類を裁いたときのような、世界全人類の不義を裁くキリストの圧倒的な力を表しています。

参照聖句を加味して18節を解説すると、「商業小都市テアテラにある教会の御使いに書き送れ。聖であり、全知全能であり、悪を即座に見抜き、全人類を裁く方、闇の力を持つ悪魔を真理の光の力で踏み砕く、神の御子キリストが言われる」となります。

19節を解説すると、「わたしキリストは、あなたの行いのいきさつと、隣人への愛、従順な信仰、熱心な奉仕、強い忍耐を知っており、また、あなたの近ごろの信仰の良い行いが、初めの良い行いの数より勝っていることも知っている」となります。

テアテラ教会の良い面は、聖書が教える、御心にかなう良い行いのある信仰であって、隣人愛と従順な信仰、熱心な奉仕、強い忍耐による数々の献身的な行いによって成長した良い信仰でした。

2. 偶像と報い

しかし、あなたには非難すべきことがある。あなたは、イゼベルという女をなすがままにさせている。この女は、預言者だと自称しているが、わたしのしもべたちを教えて誤りに導き、不品行を行わせ、偶像の神にささげた物を食べさせている。わたしは悔い改める機会を与えたが、この女は不品行を悔い改めようとしない。見よ。わたしは、この女を病の床に投げ込もう。また、この女と姦淫を行う者たちも、この女の行いを離れて悔い改めなければ、大きな患難の中に投げ込もう。また、わたしは、この女の子どもたちをも死病によって殺す。こうして全教会は、わたしが人の思いと心を探る者であることを知るようになる。また、わたしは、あなたがたの行いに応じてひとりひとりに報いよう。(黙示録2:20〜23)

20、21節を解説すると、「教会内に献身的な数多くの信仰の良い行いがあったとはいえ、非難すべき不義なる不信仰がある。イゼベルという自称預言者の女を放置し、この女が奉仕者たち、しもべたちを教え誘惑し誤りに導き、風俗の不品行と偶像崇拝とをさせている。悔い改める機会を与えたが、このニセ女預言者は悔い改めようとしない」となります。旧約聖書でのイゼベルとは、イスラエルのアハブ王の妻で、イゼベルの命令で預言者が大量に殺されました。

22節を解説すると、「今に見ていなさい。わたしキリストは、このニセ女預言を難病の床に投げ込もう。また、この女に同調して人的、偶像的な淫行を行う者たちも、悔い改めなければ、病や飢饉(ききん)、戦争などの大きな患難の中に投げ込もう」となります。

23節を解くと、「さらに、わたしキリストは、このニセ女預言者の同志をも死病によって殺す。こうして全世界の教会は、キリストが人の深い思いと心を探る神であると知るようになる。また、キリストはあなたがたの悪い行いに応じて、死後でなく生きている間に裁き、報いを与える」となります。

キリストは、偽預言者が偶像崇拝や偶像礼拝による淫行を教えたことを責めましたが、偽預言者も同調した人たちも、悔い改めなかったので難病を患わせると啓示し、続けて、悔い改めないなら、飢饉や疫病、大災害、戦争などの大患難に投げ込み、死病で殺すと厳しく警告しました。

3. 勝利を得る者と支配する権威

しかし、テアテラにいる人たちの中で、この教えを受け入れておらず、彼らの言うサタンの深いところをまだ知っていないあなたがたに言う。わたしはあなたがたに、ほかの重荷を負わせない。ただ、あなたがたの持っているものを、わたしが行くまで、しっかりと持っていなさい。勝利を得る者、また最後までわたしのわざを守る者には、諸国の民を支配する権威を与えよう。彼は、鉄の杖をもって土の器を打ち砕くようにして彼らを治める。わたし自身が父から支配の権威を受けているのと同じである。また、彼に明けの明星を与えよう。耳のある者は御霊が諸教会に言われることを聞きなさい。(黙示録2:24〜29)

24、25節を解説すると、「商業組合内での偶像礼拝と淫行の教えがテアテラ教会内にあったとしても、教会にいる人たちの中で、サタンの深いところをまだ知っていないあなたがたには、偶像崇拝以外の重荷を負わせない。あなたがたの持っているキリスト信仰を、わたしが再臨するまで、しっかりと持っていなさい」となります。

26、27節を解説すると、「サタンからの試練に信仰で勝利する者、信仰の良いわざを守る者には、世界宣教や伝道において諸国の民を支配する権威を与えよう。御国の支配権、鉄の杖をもって人の肉、土の器を打ち砕くようにして、イエス・キリストの名で彼らを治める。キリストが父から支配の権威を受けるのと同じように、キリスト者がキリストから支配の権威を受けるのである」となります。

28、29節を解くと、「信仰でサタンの誘惑に勝利する者に、サタン支配の闇からの明けの明星のようである真理の光キリストを与えよう。だから、信仰で聞く耳のある者は、どんな信仰の苦難の中でも、御霊が全世界の教会に言われる、これから起こることが書かれた黙示に聞き従いなさい」となります。

人がキリスト者として生きるとき、サタンの誘惑である偶像と淫行の教えに直面しますが、それに信仰で勝利すれば、キリストの支配権を与えられます。

まとめ

教会は、国民性や地域性、風俗習慣の強い影響下にあります。しかし、教会は偶像崇拝や偶像礼拝などの不信仰からくる不義を排除するよう努力して、キリストの教会を聖別し続ける責任があります。

教会の聖別に失敗すれば、教会内に疫病や死病、患難がまん延します。反対に、信仰で勝利し、教会の聖別に成功すれば、地上におけるキリストの支配権を天から頂けます。キリストの福音を伝えるための、人々を悔い改めに導くキリストからの力と権威による支配権です。

教会が健康で、平安であるためには、教会員たちが信仰に燃え、教会が信仰の行いであふれることです。神に喜ばれる信仰の良い行いとは、隣人愛と従順な信仰、熱心な奉仕、強い忍耐による献身的な信仰の良い行いです。

信仰によってサタンの誘惑に勝利した教会に、キリストの支配権である力と権威が与えられます。それを用いることで、人々は悪魔からの誘惑に打ち勝ち、肉的な性質を打ち砕き、キリストの似姿とされていきます。

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◇

岡田昌弘

岡田昌弘

(おかだ・まさひろ)

日本リバイバル同盟清瀬キングダムチャーチ牧師。東京中央神学校卒。NPO法人キングダム理事長、キングダム出版代表。ユーチューブで聖書メッセージを配信中。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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