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私たち人間の能力ではできない仕事を、あえてさせてくださる神

私たち人間の能力ではできない仕事を、あえてさせてくださる神(14)「神の栄光」とは何か? 森正行

2015年8月16日20時49分 コラムニスト : 森正行
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「神の栄光」とは、分かりやすく言えば「神様はすごい!」と私たちが感動することです。けれども、もともと私たちの人生観には、「神の栄光」はその概念すらなく、また、その真意を正しく捉えることもできないことを、前回お伝えしました。

「神の栄光」とは何か?

そこで、キリストが「幼子のようになれ」(マタイ18:3)と言われました通り、私たちは、謙虚になって学び直す姿勢が必要ではないでしょうか。

「神の栄光」は、あなたの人生に、あなたの日常生活に、天地創造の神が関わってくださる大切なキーワードです。ですから、「神の栄光」にあなたが関心を持てば、あなたの人生にも「すごい」ことが起きていきます。あなたの家庭やあなたの職場でも、十分起こり得るのです。

そこでしばらくは、この「神の栄光」について、聖書からご一緒に学んでいきたいと思います。

イエスの最初の栄光

聖書には、イエスが宣教活動を始められてから、最初に奇跡・栄光が現されたことについて記されています。

「イエスはこのことを最初のしるしとして・・・ご自分の栄光を現された」(ヨハネ2:11)

どんな出来事があったのでしょう。

ある人の結婚式に、イエスと弟子たちは招かれました。宴も盛り上がり、用意していたぶどう酒がなくなってしまい、困ったことになりました。そのことを聞いたイエスは、そばにあった大きな水がめに、水をくんで入れるように、給仕する者たちに命じました。給仕する者たちが言われた通りにして、宴会の世話役のところへ持っていくと、なんと水がめの中の水は、ぶどう酒になっていた、という出来事です(ヨハネ2:1~11)。

ここにも「すごい」ことが現れました。一部始終を見聞きしていた給仕たちやイエスの弟子たちにとっては、想像もしなかった「すごい」ことを目の当たりにしたのです。そしてキリストの弟子たちは、これを機にイエスをメシヤ(救い主)として信じていきました。

この出来事について聖書は、「ご自分の栄光」つまり「イエス・キリストの栄光」「神の栄光」が「現された」と、私たちに教えています。単なる奇跡ではなく、「栄光が現された」のです。

日常生活の中で現れる「神の栄光」

この「神の栄光」は、戦争の中で起きたのではなく、大事件の中で起きたのでもなく、大観衆の前で起きたのでもなく、偉人に起きたのでもありません。ありふれた日常生活の中で、ごく限られた者たちしか分からないところで、「神の栄光」が現れました。

困った出来事や、人には無関心なものを用いる神

また、「神の栄光」のために用いられたものは、「水」「かめ」「給仕する人たち」と身近なものでした。特別なものを神様は用いませんでした。むしろ足りなくなったぶどう酒を手に入れるためには、まったく役に立ちそうにないものばかりを用いました。

もし、私たちが宴会の世話係りの責任者であれば、足りなくなったぶどう酒を補うためには、急いでぶどう酒の在庫があるお店を調べ、買いに出掛けることを考えるのではないでしょうか。そしてお金が必要だとも思うことでしょう。そばに流れる水や置かれているかめには見向きもせず、忙しい時に、6つの水がめに水をいっぱい入れる作業は、ばかげていて無意味に感じることでしょう。

しかし神様は、私たちにとっては役に立たないもの、無意味と思えることを「神の栄光」を現すためによく用いられるのです。自分の身の周りに、役に立たないもの、困った問題、あるいは心の中で「役に立たない人だなぁ」「困った人だなあ」「自分は役に立たないなぁ」と思うことが、私たちには多々あるいは時々、あるのではないでしょうか。では、神様にとっても、本当に役に立たないのでしょうか。

イエスの言われたことに従うことによって、「神の栄光が現れる」ことになり、困ったことが解決し、宴会の参加者が続いて楽しんで過ごすことができました。何よりも、宴会の給仕者たちは「神の栄光」を見、弟子たちはイエスをメシヤと信じていくことになりました。給仕する者たちにとっては、自分たちの職業に神様が関わってくださったのです。

神が栄光を現す目的

ところで、なぜイエスは水をぶどう酒に変えられて「神の栄光」を現されたのでしょう。これは、神が栄光を現される動機・目的を探ることにつながり、私たちの仕事や取り組みの動機・目的を定めていく上で、とても大切なことに結び付いていきます。

この宴会で「神の栄光」を現した目的は、聖書の言葉の中から見出すことができます。

私たちはよく「困った時の神頼み」をしていることがあります。この祈りを否定するつもりはありませんが、自分で解決が難しい問題を神にお願いするわけです。この場合の目的は、問題解決であり、心配の解消です。この宴会でも困った問題は解決しました。

けれども、本当の目的は、弟子たちがイエスを信じるためでした。「それで、弟子たちはイエスを信じた」(11)。何を信じたかといえば、イエスをメシヤ(救い主)として信じたのです。神への信仰を持つユダヤ人ならば、旧約聖書に記されているメシヤの到来を信じていました。水をぶどう酒に変えるという、人の力ではできない出来事を通して、弟子たちがイエスのうちに、単なる人でも教師でもない「神性」を見出し、「メシヤ」として信じることが神様の目的でした。

目的は、弟子たちがイエスを信じるため、そのプロセスと結果として、水がぶどう酒に変わったのです。神が一番願われることは、人々が神を信じ直すことです。そのために、いろいろな不思議・しるし・奇跡を神は行われるのです。

人々が聖書に記された神と出会うために、誰かが天地創造の神を信じるために、あなたの仕事・取り組みのうちに、神が栄光を現されることもあり得るのです。自分は何のために仕事や事業に取り組んでいるのか、問い直すことは大事なことです。

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森正行

森正行(もり・まさゆき)

1961年兵庫県西宮市出身。建設専門学校卒。不動産会社、構造建築事務所にて土木・建築構造設計部門を5年間勤務。1985年受洗。関西聖書神学校卒。岡山・岡南教会にて伝道師・副牧師3年間奉仕。1995年より現在、日本イエス・キリスト教団宮崎希望教会牧師。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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