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ヘボンと日本語訳聖書誕生の物語(13)血と汗の和英辞典
ヘボンは一日の休みもなく、訪れる患者の診療を行い、聖書の翻訳に魂を注ぎ、その間に日本語の研究を続けてきたが、気が付くと、彼の「単語帳」に収録された日本語は膨大なものとなり、そろそろ形にしなくてはならなくなった。
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日本宣教論(75)触媒としての文化は不完全である 後藤牧人
福音は、文化を「衣服」としてまとう。その文化は、触媒としての役目を果たす。衣服としての文化が不完全であることは、これまでに見てきたところである。しかし、それによっては「福音の真実性」は損なわれない。
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生きて働かれるキリストの信仰 万代栄嗣
今日の箇所は、パウロを捕らえ、彼を裁いているローマの総督フェストの言葉です。パウロが訴えられて今日まで投獄されているのは、彼らの宗教のことで、争点の中心は、死んだはずのイエスが生きているかどうかということのようだ、と語りました。
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神声人語―御言葉は異文化を超えて―(56)聖徒は「祈りの人」 浜島敏
通俗的な考えでは、聖徒(聖人)とは手を組んで信心深そうな顔をしている人と思われています。それは、自分が他人よりも善い人であると見られたい一心から、その罪滅ぼしとして、未来に報いがあると妄想しているからだということになります。
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京大式・聖書ギリシャ語入門(3)「愛の中に住む人は神の中に住む」―文字の後半および動詞の活用と語順の基礎―
皆さん、こんにちは。京大式・聖書ギリシャ語入門を担当させていただいております、宮川創、福田耕佑です。今回もよろしくお願い致します。前回予告しましたように、今回の講座を通してギリシャ文字の紹介がすべて終了します。
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ブーゲンビリアに魅せられて(8)伝統、文化を大切に―インド女性は常にサリー 福江等
写真の学生たちはインドから留学してきていた夫妻で、当時は1人の男の子を連れて学んでいました。ご覧の通り、食事の時は床に座って、男も女も足を組み、手で食べています。夫人は常にインドのサリーを身に着けています。
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福音の回復(70)つまずき―なぜキリスト教につまずくのか?― 三谷和司
キリスト教の存在を知らない日本人は、ほとんどいないだろう。それどころか、キリスト教系の学校や日曜学校に通ったことのある人、またキリスト教式の結婚式を挙げた人、そういう人たちは大勢いる。
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なにゆえキリストの道なのか(162)そんな「救い」なら、あまり欲しくない? 正木弥
人が今の世でキリストを信じたときは、その時点ですぐに罪が赦(ゆる)され、神の子とされます。しかし、肉体のからだはこの世にあり、普通の人と同じように、事故・事件・病気・苦しみなどの災難、不幸に遭います。
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障害を乗り越えて 佐々木満男
キリストを信じて与えられる永遠の命に比べれば、この世の命は一瞬にすぎない。その短い生涯において体験する不運や障害も束の間の出来事にすぎない。それなのに聖書には、神はそれらをことごとく益にしてくださると約束されている。
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主は生きておられる(73)揺れる 平林けい子
「あなた方は、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです」とあるのに私は地震に驚き、うろたえおびえた。震源地近くの初めての大きな地震。揺れる中で、イエス様が見えなかった。
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温故知神―福音は東方世界へ(107)大秦景教流行中国碑の現代訳と拓本52 川口一彦
慶(よろこ)んでいます。粛宗皇帝が再び帝位に就くと天の勢いを凌ぐほど日は輝き、闇のような社会が吹き払われて幸いとなりました。幸は皇室に戻り、禍の気は永久に払われました。塵が払われて争いは収まり・・・。
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雪よりも白く(8)イエス様を心に迎える 榮義之
話が終わると、牧師は賛美歌を選び「この歌を賛美している間に、信じる人は手を上げてください」と招きました。心に戦いがありました。きれいな心になりたい、屋久島の雪よりもと思いつつ、自分の人生は自分で生きなければ意味がないという葛藤がありました。
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闇から光へ~的外れからの解放~(68)御神鏡 佐伯玲子
毎月の排卵時の激痛、子宮筋腫の成長とともに生じる生理期の大出血と、それに伴う重度の貧血。さらに、筋腫が膀胱を圧迫し、排尿困難(尿閉)を起こして救急搬送。そこで、またもや医師の冷たい扱いに遭遇。
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月桃通信(4)沖縄潰しの知事選 石原艶子
あの地獄の戦争体験から73年の時がたち、若い世代は生れた時から基地があり、軍用機の爆音にも慣らされて、基地へのアレルギーもなくなり、国家に反抗することのメリットを見いださず、国策に従順に従う道を選び始めている。
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ブーゲンビリアに魅せられて(7)北朝鮮へラジオで発信―宣教に熱心な韓国 福江等
写真は、マニラの神学校で学んでいた韓国人の学生たちです。この神学校では、韓国人の学生が約3分の1を占めています。卒業後、外国に宣教師として出掛けていく人もたくさんいます。
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なにゆえキリストの道なのか(161)今すぐでなくてもいいではないか 正木弥
確かに、イエス・キリストの十字架の横で十字架にかけられた人は、いまわの時にイエスへの信仰を告白したので、パラダイスに行く者とされました。パラダイス経由で天国へ行くことは間違いありません。
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主は生きておられる(72)もっと与えてください 平林けい子
もっと愛を知らせてください。もっと抱きかかえてください。もっと慰めてください。もっと励ましてください。もっと叱ってください。もっと分からせてください。もっと教えてください。もっとイエス様に似るように、もっと私を砕いて、作り変えてください。
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三浦文学の魅力と底力(1)三浦夫妻との出会いと交流 込堂一博
私が10代の後半、朝日新聞1千万円懸賞小説で、北海道の旭川市にある小さな雑貨店を営むごく普通の主婦、三浦綾子さん作の『氷点』が入選したというニュースが大々的に報道されました。三浦さんは、日本基督教団旭川六条教会に通うクリスチャンでした。
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隠れた協力者 穂森幸一(114)
私は美術部ではなく、好きな英語部に所属していました。英語力向上のために英語劇をやったらいいということになり、題材は「ベニスの商人」になりました。文化祭で上演することが決まり、私も主役のベニスの商人ということで張り切っていました。
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コヘレト書を読む(8)「神様からのプレゼント」―食べることと飲むこと― 臼田宣弘
今回は新共同訳以外に、個人的に好んでいる翻訳聖書(西村訳は注解書)を4点掲載させていただきました。まずは翻訳の比較ですが、24節の冒頭は、新共同訳と関根訳が「飲み食い」としていますが、その他は「食べたり飲んだり」となっています。
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