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日本宣教論(73)黒人神学 後藤牧人
アメリカ大陸には白人は圧迫者、暴君として上陸し、黒人は奴隷、残酷な待遇の被害者として上陸した。また、先住のインディアンは、絶滅政策の対象であった。この体制を許容し支持したのは、白人の神学である。
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ヘボンと日本語訳聖書誕生の物語(11)横浜アカデミー
横浜に移ることを渋っていたヘボンだったが、新しい目標を与えられた今、横浜行きを申請した。大いに喜んだ神奈川奉行は、谷戸橋のほとりの一等地、39番地を斡旋した。ヘボンは自ら居留地を測定し、自分で設計して住居を作ることにした。暮れも押し詰まった12月29日に家は完成した。
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京大式・聖書ギリシャ語入門(2)ギリシャ文字のアルファベット(前半) 宮川創・福田耕佑
今回は第1回の練習問題の解答から始めます。それからギリシャ文字のアルファベット(前半)について解説し、例題2(ヨハネ1:1)を取り上げます。
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神声人語―御言葉は異文化を超えて―(54)なかなか見つからない「赦し」を表現する適当な言葉 浜島敏
赦しとは、和解を霊的に伝達する手段です。罪の壁は、人をその創造者から隔ててしまいましたが、神がその御子の死によって表してくださった赦しによって打ち壊されました。しかし、この受けるにはもったいないほどの赦しを表現する適当な言葉は、なかなか見つかりません。
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主キリストのおられる信仰生活 万代栄嗣
このマルコの福音書の最初に、著者マルコがタイトルをつけました。「神の子イエス・キリストの福音のはじめ」。イエス・キリストによって人々が救われ、本当に幸せになる福音が届けられる時代が始まったということです。
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ブーゲンビリアに魅せられて(4)殺害を迫られ苦悩―部族の掟 福江等
すでにお話ししましたように、マニラの神学校にはさまざまな国から留学生たちが集まってきます。今回は、パプアニューギニアから来ていたマイク・トンギアさんをご紹介しましょう。マイクさんは、妻のマリアさんと2人のお子さんを連れてマニラに来ました。
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福音の回復(68)悪との戦い 三谷和司
人は「悪」と戦うというと、「人間にとって有害な諸事象」との戦いを思い浮かべる。無論、それは「悪」との戦いで間違いないが、肝心なのは、一体何がそうした「有害な諸事象」を引き起こさせているかである。その原因こそが「悪」の本丸であって、それと戦わない限り、いつまでたっても「有害な諸事象」はなくならない。
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なにゆえキリストの道なのか(158)鎌倉時代に生きた人は救われないのか 正木弥
神は、すべての人類に自然の良心を与えています。ですから、いつの時代の人も、悪事を行えば良心が咎め、内心でそれを考えると罪を意識します。むろん、その良心に従い、正しく生きようとする人もいます。
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21世紀の神学(4)青山繁晴氏へ一番伝えたかったこと 山崎純二
今回は、私が一番伝えたかったこととして、なぜ多くの熱心なクリスチャンが受け入れているこの教理について青山さんが違和感を感じるのかについて書かせていただき、この感覚の乖離(かいり)を埋めることができればと思います。
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生きる力、赦す力 佐々木満男
その日、齊藤諒君(当時16歳)は、自転車で高校に通学中だった。「あっ」と思った瞬間、自転車ごと乗用車に跳ね飛ばされ、頭から地面に叩きつけられた。そのまま救急車で病院に運ばれる。頸椎を骨折した諒君は、その日から、両手両足が完全に麻痺して常時人工呼吸器の装着を余儀なくされた。
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主は生きておられる(69)息 平林けい子
きょう一日、イエス様への感謝の思いから出る息だけで過ごしたい。その息が、ひとつひとつ開花して、やさしいことば、あたたかいことば、はげましのことば、賛美いっぱいのことばになってほしい。イエス様、深呼吸します。
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温故知神―福音は東方世界へ(105)大秦景教流行中国碑の現代訳と拓本50 川口一彦
<現代訳>高宗皇帝は先祖を引き継ぎ、さらに会堂を築き、広い会堂は中国全土に満ちました。真の教えの景教を宣明し、礼拝は景教指導者によって行われます。人は楽しみと安らぎを受け、物は災難がありません。<解説>高宗皇帝の時代について要略し、景教の働きにより中国は平安であったと記します。
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月桃通信(3)闇は光に勝たない 石原艶子
翁長知事さんが命を懸けて死の直前に撤回を表明され、力尽きて、副知事さんに託されて逝ってしまわれました。最後まで県民との約束を守り、真実を貫かれました(言いたくはありませんが、県民を裏切った前知事と180度違いました)。
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百人一読シーズン2―偉人と聖書の出会いから―(3)インマヌエル・カント 篠原元
8月も残りわずかとなりました。3週間ぶりの百人一読ですが、皆さんはこの夏をどのように過ごしましたか?海に行った方もいるでしょうね。「海は汚れるから、私はプール派なんですよ」という人も多くいるでしょうね。また、「この夏、恋人ができました~!』という方もいるかもしれませんね!
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FINE ROAD(82)ポーランドの教会堂を訪ねて(5)シュチヤュルフカの木造教会とザコパネの町 西村晴道
ザコパネはポーランドの最南部、スロヴァキアとの国境地帯にある町。行く手に白い雪を頂いた高い山々が見えてきた。どこまでも緑の平地ばかりのポーランドには珍しい風景だ。タトリ山脈といい、2千メートル級の山が連なり、山の向こうはスロヴァキア領。ポーランドで一番高い山は2499メートル。
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闇から光へ~的外れからの解放~(66)肉腫の疑い 佐伯玲子
2009年7月。正式に離婚が成立しました。公証役場・家庭裁判所・市役所と、面倒な手続きはすべて私1人で行い、言い出した本人は急ぎ立てるだけで終わりました(^_^;)。そういうケースは、割と多いそうです。
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ブーゲンビリアに魅せられて(3)異文化を自然に理解―教師も学生も多国籍 福江等
アジア・パシフィック・ナザレン神学大学院(以下「マニラの神学校」と表記します)は、創立27年になる比較的新しい学校です。理事会は、アジア・太平洋地域のさまざまな国のキリスト教の指導者たちで構成されています。
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ナッシュビルからの愛に触れられて(23)ゴスペル合宿で学生たちが自ら祈ることを決心! 青木保憲
2012年に2回目の来日となったクライストチャーチクワイアのメンバー。彼らへの特別なお願いとして、音楽や英語好きな大学生との泊まり込み合宿に取り組んでもらいたい、というものがあった。
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なにゆえキリストの道なのか(157)正しい人でもキリストを信じないと救われないか 正木弥
人間の心は深いもの!その深いところを探ってみると、往々にして、いやらしいもの、ずるいもの、密かな敵意や憎しみ、恥ずかしい欲望などが潜んでいるものです。ここにそういった悪いもの汚いものが一切ない“正しい人”がいたとしましょう。
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日本人に寄り添う福音宣教の扉(53)王道を歩みたい 広田信也
日本宣教に効果的なアイデアはたくさんある。やってみればそれぞれが成果を生み、宣教はある程度拡大するだろう。しかし、日本文化に影響を与え、多くの日本人がキリストの福音に触れるための基盤となるアイデアはそれほど多くない。
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