Skip to main content
2025年12月15日17時17分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際
  3. 欧州

英聖公会の聖職者ら約700人がカトリックに、この30年余りで 女性司祭導入後に急増

2025年12月15日16時04分
  • ツイート
印刷
関連タグ:聖公会英国国教会ウェールズ聖公会スコットランド聖公会カトリック教会英国
英聖公会の聖職者ら約700人がカトリックに、この30年余りで 女性司祭導入後に急増+
聖体の秘跡(聖餐式)を執り行うカトリック教会の司祭(写真:Godongphoto / Shutterstock)

英国内の聖公会の聖職者や修道者約700人が、1992年以降30年余りの間に、カトリック教会に転会していたことが、英セントメアリーズ大学の最近の調査で明らかになった。この期間にイングランドとウェールズで叙階されたカトリック司祭の約3分の1は、聖公会の出身だったという。

調査の報告書(英語)によると、英国国教会、ウェールズ聖公会、スコットランド聖公会の英国内の3つの聖公会から、聖職者や修道者714人が、1992年から2024年までの33年間に、カトリック教会に転会していたことが、記録上確認または推認できた。このうち、16人は聖公会の元主教で、2人は継続聖公会(アングリカン・コミュニオン〔全世界聖公会〕から分離した聖公会)の元主教だという。

1992年は、賛否が分かれる中、英国国教会が総会で女性司祭を認める決議を行った年。これに対し、カトリック教会は一貫して、司祭を含めた聖職者を男性のみに限定している。

転会者の一人には、英国国教会の元ロチェスター主教マイケル・ナジルアリがいる。ナジルアリ元主教は、英国国教会が「道を見失っている」と批判して2021年にカトリック教会に転会し、同年に司祭に叙階された(関連記事:英国国教会の保守派重鎮、カトリックに転会)。

ナジルアリ元主教は、結婚やジェンダー、セクシュアリティーなど、カトリック教会が明確な教えを保持している全ての事柄について、伝統的な見解を持っている。その一方で、英国国教会はこうした問題に対し深く分裂した状態にある。

聖公会の保守派グループ「世界聖公会未来会議」(GAFCON)は最近、リベラルな立場に立つロンドン主教サラ・ムラリーが、英国国教会の首席聖職者であり、アングリカン・コミュニオンのトップでもあるカンタベリー大主教に、女性として初めて任命されたことを受け、カンタベリー大主教の権威を今後認めないとするコミュニケ(声明)を発表した。一方、カトリック教会とは合流せずに、アングリカン・コミュニオンとは別の「グローバル・アングリカン・コミュニオン」を設立すると宣言した(関連記事:聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に)。

報告書の共同執筆者であるセントメアリーズ大学のスティーブン・ブリバント教授(神学・宗教社会学)は、聖職者や修道者の聖公会からカトリック教会への転会は、女性司祭導入後に明らかに「急増」したと述べた。

ブリバント氏は、英国国教会からの離脱の背景には、さまざまな個人的理由があることを認めつつも、「1990年代の女性司祭に関する総会決議は大きな要因でした」と英デイリー・テレグラフ紙(英語)に語った。

また、もう一つの重要な出来事は、2010年に当時のローマ教皇ベネディクト16世が、英国を訪問したことだった。この訪問時には、19世紀の神学者ジョン・ヘンリー・ニューマン枢機卿の列福式が行われた。ニューマン枢機卿は、カトリック教会に転会する前は英国国教会の司祭だった。ブリバント氏は次のように付け加えた。

「ニューマン枢機卿は、英国国教会とカトリック教会の双方にとって真の英雄です。しかし、こうした人々(聖公会からカトリック教会への転会者)の大半は、長く非常に個人的な旅路を歩んできたのです」

※ この記事は、英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:聖公会英国国教会ウェールズ聖公会スコットランド聖公会カトリック教会英国
  • ツイート

関連記事

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認

  • ウェールズ聖公会、首座主教にレズビアンの女性主教選出 保守派からは強い批判の声

  • 約250校の子どもたち数千人が「主の祈り」を唱和 英イングランド

  • 英国国教会、礼拝出席者数が4年連続で増加 教勢が大幅に回復した教会も

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 英聖公会の聖職者ら約700人がカトリックに、この30年余りで 女性司祭導入後に急増

  • ワールドミッションレポート(12月15日):ガザ 憎しみの英才教育―ハマス創設者の娘が語る真実(2)

  • ワールドミッションレポート(12月14日):ガザ 憎しみの英才教育―ハマス創設者の娘が語る真実(1)

  • 綱渡りのような人生 菅野直基

  • サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(34)教会も、町も生まれ変わる

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(237)聖霊による傾聴活動は日本社会を覚醒する(後編) 広田信也

  • 聖なる励まし 穂森幸一

  • 花嫁(39)真昼の花嫁 星野ひかり

  • サマリタンズ・パースの輸送機、南スーダンでハイジャックされる 容疑者は拘束

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 【書評】鶴見太郎著『ユダヤ人の歴史―古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』

  • 映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く

  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 旧統一協会の田中富広会長、道義的責任など理由に辞任 「謝罪の意を込めおわび」

  • 南・東南アジア各国で洪水・土砂崩れ、1700以上人が死亡 キリスト教団体が緊急支援

  • 京都ノートルダム女子大学、次期学長に酒井久美子氏 学生募集停止の来年4月から

  • サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(34)教会も、町も生まれ変わる

  • 希望に生きる 佐々木満男

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く

  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 英国で「路傍伝道者憲章」 相次ぐ街頭説教中の逮捕受け

  • 京都ノートルダム女子大学、次期学長に酒井久美子氏 学生募集停止の来年4月から

  • 【書評】鶴見太郎著『ユダヤ人の歴史―古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』

  • ニカイア公会議1700周年を記念、開催の地で一致求め祈る 教皇や全地総主教らが参加

  • 東洋英和女学院大学、次期学長に藁谷友紀氏

編集部のおすすめ

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.