聖書をメガネに 記憶と記録(その8)

2015年2月14日21時35分 執筆者 : 宮村武夫 印刷
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記録・書き記す目的

記録され、書き記された神のことばとしての聖書の特徴、またその聖書をメガネに見る営みを考える場合、出エジプト記24章1〜8節が、基本となり重要な示唆を与えてくれます。

(1)「そこでモーセは来て、【主】のことばと、定めをことごとく民に告げた。・・・モーセは【主】のことばを、ことごとく書きしるした」(出エジプト24:3、4)

主なる神と民の関係の基本は、主なる神が語り、民が応答する呼応関係です。しかし、語られ、聞かれる記憶の働きを中核とする結び付きだけではなく、語られた主の言葉が書きしるし、記録され、その記録された言葉・聖書が、神と民の交わりの絆の役割を果たすのです。

記録された言葉は、単に語られた言葉に比較し、幾つか注目すべき特徴があります。

① 確実性
私たちの日常生活でも、消えて行く声・口約束に対比し、約束や契約を確実なものとするため、記録し文章として残します。

② 公同性
耳元にささやかれる秘伝ではなく、誰でも読む人の前に明らかにされ、公開されています。

③ 永続性
一度語られ聞かれるだけでなく、継続的に繰りかえし読まれるため保持されるのです。

④ 伝達性
語られる場に居合わせた人々だけでなく、記録されたものが伝達され、記録されたメッセージが広く伝達されます。

(2)「契約の書を取り、民に読んで聞かせた」(出エジプト24:7)

以上の特徴を持つ記録された言葉が読まれ、朗読されることにより、今、ここで語り聞く呼応関係が生き生きと展開されます。まさに聖霊ご自身の導きによる説教です。(続く

(文・宮村武夫)

■ 記憶と記録:(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)

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