聖書をメガネに 記憶と記録(その2)

2014年12月17日22時37分 執筆者 : 宮村武夫 印刷
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記憶と記録が生涯を貫く課題となった出発は、1958年日本クリスチャン・カレッジ1年生のとき、心理学の授業を担当してくださった、若き在日女性教師チョング房枝先生の出題に応答して、レポート「ヨハネによる福音書十四章26節の理解」(宮村武夫著作1『愛の業としての説教』214頁以下)を書いた機会でした。

ヨハネ14章26節、「しかし、助け主、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、また、わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせてくださいます」を読んでいて、「思い起こさせる」との表現に強い印象を受け、「記憶」をレポートの主題にしました。

レポートを書く過程で、2つの事柄を特に心に刻みました。

1. 記憶の過程

過去経験の再現である記憶は、3つの事態を含む。

  1. 記銘:初めに聞いたときに心に刻まれる(put in)事態
  2. 保持:記銘されたものが、想起(再生)されるまで、無意識・潜在的に保たれている事態
  3. 想起(再生):記銘され保持されていたことが、現時点で再生され思い起こされる(out put)事態

2. 記憶と聖霊ご自身の働き

単に、必要極まりないときに、聖霊ご自身の導きにより、思い起こすだけではない。記銘の時点で、意識すると否にかかわりなく、聖霊ご自身が導いてくださり記銘がなされています。何よりも驚くべきは、聖霊ご自身が潜在意識の奥深く、保持の業を静かになし続けてくださいます。

記事や論考を書く各自、それを読む読者の一人ひとりの内面深く、聖霊ご自身が記憶の御業をなし続けてくださっている。その恵みの事実がクリスチャントゥデイを成り立たせています。(続く

(文・宮村武夫)

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