聖書をメガネに 記憶と記録(その5)

2015年1月24日23時48分 執筆者 : 宮村武夫 印刷
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記憶と記録をめぐる私なりの思索の旅において、一つの節目になったのは、2009年12月18日(金)の脳梗塞の発症と、その後約3カ月にわたる大浜第一病院(沖縄県那覇市天久1000番地)での入院生活です。

ほとんどの病室が個室である恵まれた状況であったため、日本クリスチャン・カレッヂで3年先輩の宮谷宣史先生による新しい訳で、アウグスティヌスの『告白録』(教文館、上・1993年、下・2007年)を読み始め、宮谷先生の入魂の新訳と明快な註に導かれ読み進めたのです。この事実の波及として、その後同書第十巻の記憶の問題を精読しました。

そこには、聖書をメガネに、以下の項目を取り扱う、深い豊かな考察がなされています。

記憶の力と記憶の仕方
学芸に関する記憶
数の記憶
感情の記憶
記憶と忘却
記憶と想起
記憶と幸福な生活
記憶と神

この優れた手引きで、記憶の重要性を三重の関係であらためて確認しました。

(1)神と私との関係における記憶の役割
(2)人と私の関係における記憶の役割
(3)私と私の関係における記憶の役割

この三重の関係いずれにおいても記憶の決定的重要な役割は、聖霊ご自身の働きによると深く確認するのです。そうです。聖霊ご自身の人間存在の深み・潜在意識に及ぶ導きを軽視、ましてや無視して、記憶を正しく、深く、豊かに把握できないと覚えます。

また記憶を直視することなくして、聖霊ご自身についての生き生きとした理解も困難です。確かに、脳梗塞の発症とその後約3カ月の入院は、記憶と記録をめぐる思索の旅において、一つの節目でした。感謝。(続く

(文・宮村武夫)

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