聖書をメガネに 記憶と記録(その7)

2015年2月7日14時53分 執筆者 : 宮村武夫 印刷
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歴史感覚・歴史センス

ヘブル1章1節「神は、むかし父祖たちに、預言者たちを通して、多くの部分に分け、また、いろいろな方法で語られました」を手掛かりに、聖書全体が一度にすべて書かれたのでない単純明確な事実を常に直視し、歴史的意識を身に付けるため、マタイの福音書1章1節が有効な助けを与えてくれます。

「アブラハムの子孫、ダビデの子孫、イエス・キリストの系図」

アブラハムとダビデの間には約千年、さらにダビデと主イエス・キリストの間にも約千年の世紀の隔たりが存在する。そして、イエス・キリストと私たちの間は約二千年の隔たりが存在する明確な事実を確認し、少なくとも四千年の広がりを明確に意識しながら聖書を読み、聖書をメガネに事物を見、見た出来事を言葉として記録する営みが、私たちの課題です。

過去の歴史、そうです、少なくとも4千年の過去の歴史を回顧しつつ、今ここで記録し続けるのです。

しかし、歴史感覚・歴史センスは、単に過去を見る・回顧するだけでない。雲のような証人に囲まれていると、過去に見られながら、今ここに生きるのです。

過去のどのような優れた人や能力ある人々ではなく、平凡な私たちが、そうした人々に見られながら、今ここで書き続けていくのです。そして書かれた言葉が将来に向け、新しい出来事を生み出すよう期待されています。

「・・・私たちの前に置かれている競走を忍耐をもって走り続けようではありませんか」(ヘブル12:1)(続く

(文・宮村武夫)

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