聖書をメガネに 記憶と記録(その3)

2015年1月10日08時57分 執筆者 : 宮村武夫 印刷
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ヨハネの福音書14章26節を出発点に、生涯を貫く課題である記憶と記録について、今日まで私なりに思索してきました。

1963年から1966年まで、ゴードン神学院で学んでいた間に、当時ニューヨークのユニオン神学校で教えておられた、ジョン・ノックス教授(1900〜1990)の著作に出会いました。ゴードンの後、進学するならノックス先生のもとでと願うほどでした。

福音書伝承の源を、教会ではなくイエスご自身にあると、福音書伝承がいかに歴史的に確定していたか、ノックス教授は歴史的問題にすっきりした道筋を示しています。

さらに、主イエスの根源的な源とそこに参与する弟子たちを結び付ける絆として、弟子たちが持つ主イエスの記憶に焦点を定めるのです。この記憶の注目によって、過去の事実・出来事が、現在の存在に本質的重要性を持つという事実を、ノックス教授は浮き彫りにしています。

そうです。イエスご自身を思い起こされるお方、教会を「思い起こす教会」と受け止め、思い起こす教会における、キリストの生き生きとした現存が理解できるのです(宮村武夫著作5『神から人へ・人から神へ』72〜75頁「ヨハネの福音書一五章26、27節の一考察」)。

ヨハネの福音書14章26節を、心をこめ、お読みします。

「しかし、助け主、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、また、わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせてくださいます」(続く

(文・宮村武夫)

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