沖縄キリスト教学院大学(沖縄県西原町、金永秀〔キム・ヨンス〕学長)と、フェリス女学院大学(横浜市、小檜山〔こひやま〕ルイ学長)は3日、学生交流に関する協定を締結した。同日、両大学の関係者が出席して、沖縄キリスト教学院大学で調印式が行われた。
協定締結により、相互に学生を半年から1年間受け入れ合う「国内留学」を実施。国内でも地域ごとに異なる慣習や文化を、体験的に学ぶ機会を提供する。派遣先大学で取得した単位は卒業所要単位として認められ、留学期間も修業年限と在学期間に算入されるため、標準修業年限での卒業が可能となる。
両大は共にキリスト主義を掲げる大学。沖縄キリスト教学院大学は、沖縄キリスト教団(現日本基督教団沖縄教区)が戦争への反省を踏まえ1957年に創立した沖縄キリスト教学院によって運営されており、沖縄県唯一のキリスト教主義大学として2004年に開学した。学生数は25年5月時点で、学部・大学院合わせ約540人。
フェリス女学院大学は、キリスト教精神に基づいた日本初の女子教育機関として1870年に創立されたフェリス女学院が運営しており、1965年に開学した。学生数は2024年5月時点で、学部・大学院合わせ計約1900人。