ドーブは、主が何千人もの協力者と共にイランを変革するために、どのように働かれたかを示す象徴的な存在だ。近年のイランでは、多くの人々がキリストに出会い、人生が劇的に変えられた体験を証ししているが、ドーブもその一人である。以下は、彼女自身の証しである。(※登場する人物の本名は伏せてある)
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私が覚えている限り、私はずっと重苦しい恐れの霊の中で生きてきました。母からは拒絶され、父からは身体的な虐待を受けていましたが、それでも私は父を深く愛していました。
さらに、悪霊から霊的にも肉体的にも絶えず攻撃を受けていました。子どもの頃は病気がちで、精神的にも不安定でした。思春期になると状況はさらに悪化し、何度も親が私を精神病院に入れようと考えるほどでした。
18歳の時、私は占いや魔術の講座を受講しました。そして霊媒となり、闇の霊たちと会話ができるようにまでなったのです。
私は、ずっと役者になることを夢見ていました。それで演技学校に入学したのですが、そこで役者だったアリという人に出会い、結婚しました。彼との結婚は、私にとって初めて誰かに愛され、受け入れられた経験でした。生まれて初めて、私は本当に幸せを感じたのです。
しかし、それは長く続きませんでした。まず父が亡くなり、その悲しみに暮れている間に、最愛の夫が交通事故で命を落としました。私が愛し、そして私を愛してくれたたった2人の人が、わずかな期間のうちにいなくなってしまったのです。
それからの私は、生きる意味を完全に失ってしまいました。私は毒を飲んで自殺を図りましたが、救助され、病院に運ばれて、3日間昏睡状態が続きました。その後、私は24時間体制で自殺防止の監視を受けることになりました。(続く)
■ イランの宗教人口
イスラム 37・2%
キリスト教 1・5%
無宗教 22・2%
ユダヤ教 0・02%
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