フランシスコ・ザビエル
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「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展
大正から昭和初期にかけ、カトリックのキリスト教精神に基づきさまざまな活動を展開した岩下壮一神父の足跡を紹介する特別展が、聖心女子大学で行われている。岩下神父の司祭叙階100周年を記念するもので、初公開・新発見の資料が多数展示されている。
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キリスト教と災害(3)うわべだけの復興 岩村義雄・神戸国際支縁機構理事長
権力に取り入ろうとしたフランシスコ・ザビエルの痕跡は記録されているものの、なぜ短期間で日本人の心を捉えたのか、筆者には関心があります。すると、「キリシタン=ボランティア」という構図が浮かび上がってきました。
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戦国に光を掲げて―フランシスコ・ザヴィエルの生涯(最終回)愛の遺産
1552年2月。船はゴアに到着した。マテオとベルナルドは聖パウロ学院でキリスト教教理を学び、マテオはセミナリオ(神学校)の教師となり、ベルナルドはコインブラでさらに高い教育を受けるために出発した。
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戦国に光を掲げて―フランシスコ・ザヴィエルの生涯(12)いつまでも続く希望
一行が豊後に着いたのは、10月初旬のことであった。日出の港には、ポルトガル船が停泊しており、ポルトガル商人メンデス・ピントーと船長ドアルテ・デ・ガマはザヴィエルと抱き合って再会を喜んだ。
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戦国に光を掲げて―フランシスコ・ザヴィエルの生涯(11)芽吹いた種
鳥羽から淀川を下りながら、ザヴィエルは何度も京都の方角を振り返り、涙を流した。「私は、この都が惜しい」。彼はつぶやくのだった。しかし、彼のまいた種は確実に芽吹き始めた。
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戦国に光を掲げて―フランシスコ・ザヴィエルの生涯(10)打たれ、卑しめられても
一行は感謝しつつ、その道をたどった。飢えと寒さ、そして極度の疲労にさいなまれつつ、彼らは這うように延暦寺の石段を登り、本堂にたどり着いた。座主との会見を申し入れると、門番ににべもなく断られてしまった。
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戦国に光を掲げて―フランシスコ・ザヴィエルの生涯(9)地獄のような都
大名行列は京都に入り、将軍足利義輝に謁見(えっけん)するためにその屋敷に向かうことになったので、3人を西大路の入り口に残して行ってしまった。一行は丹波口から四条に入るため歩き出した。
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戦国に光を掲げて―フランシスコ・ザヴィエルの生涯(8)遠くに見えた光
やっと岩国に着き、船着き場に行くと、ちょうど堺に行く船があった。一行が乗り込もうとすると、船頭はみすぼらしい彼らの姿を怪しみ、乗せようとしなかった。その時、「乗せておやりなさい」と凛(りん)とした声がして、1人の男がやって来た。
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戦国に光を掲げて―フランシスコ・ザヴィエルの生涯(7)戦争嫌いの城主
一行は旅を続け、やがて山口に差しかかった。しばらく行くと、高い石垣のある遊廓の前に出た。そこに行き交うきらびやかな着物姿の男女に見とれていると、いきなり悲鳴とともに1人の娘が髪を振り乱して逃げて来た。
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戦国に光を掲げて―フランシスコ・ザヴィエルの生涯(6)山の難、川の難
博多に着くと、驚いたことにはアマドールがやって来たのである。彼は鹿児島の町から逃げ出し、ザヴィエルたちが平戸から博多に向かうと聞いて追いかけてきたのだった。この町では聖福寺の仏僧たちと交流を深め、互いの宗教を尊重し合うことができた。
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戦国に光を掲げて―フランシスコ・ザヴィエルの生涯(5)一粒の種が落ちる
9月半ばのことだった。ポルトガル船が平戸に着き、ザヴィエル宛ての手紙が何通か保管してあるという知らせが届いた。そこで彼は取りあえずトルレス、フェルナンデス、ジョアン、そして新たに一行に加わったベルナルドと共に行ってみることにした。
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戦国に光を掲げて―フランシスコ・ザヴィエルの生涯(4)憎しみの始まり
源信は翌日、少し離れた所にある南林寺に行き、住職の円海に面会を求めた。「てまえは、福昌寺の者でございます。寺が土台から揺るがされるような一大事が起きました。何とぞ力をお貸しくだされ」
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戦国に光を掲げて―フランシスコ・ザヴィエルの生涯(3)東と西の出会い
遠国からバテレンの一行が来て毎日福昌寺で説法をしているというので、人々は引きも切らさずにやって来た。うわさは遠方まで流れ、隣の町や村からも人が集まるようになった。
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戦国に光を掲げて―フランシスコ・ザヴィエルの生涯(2)闇を照らす光
やがて船は鹿児島に着き、一行は日本の土を踏んだ。ザヴィエルの目に映ったのは、戦乱のために荒れ果てた町であり、破壊された石垣、焼き討ちに遭った民家が無惨な姿をさらしていた。
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戦国に光を掲げて―フランシスコ・ザヴィエルの生涯(1)叫び求める声
この会議では、未開発の地域の人々にいかにして福音を伝えていくかが熱心に討議されたが、その時、教皇代理としてすでにゴアやモルッカ諸島の教化に尽くしたフランシスコ・ザヴィエルという宣教師が、突然自分の抱負を語った。
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神学書を読む(3)戦国時代とキリシタン史から現代の宣教のヒントが見えてくる!?②『概説キリシタン史』
400年前の宣教師たちが欧州からはるか遠く離れた異教の地、日本で宣教のために苦闘し試行錯誤した歴史を詳しく知ると、実は現代日本の教会や宣教の課題、そして日本のキリスト教の最大の課題である「文化受容」を考えるヒントがたくさん詰まっていて実はとっても面白い。
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神学書を読む(3)戦国時代とキリシタン史から現代の宣教のヒントが見えてくる!?①『戦国と宗教』
本の戦国時代、宗教がどんな影響を人々に与えたかを考察する良書である。そして、私たちが日本史の教科書などで学んでいた「常識」が、実はそうではない可能性を示唆するという意味では、とても革命的な1冊である。
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ザビエルの縁者と大友氏顕彰会が歴史的な“再会”喜ぶ
福岡市在住のイエズス会神父で、日本に初めてキリスト教を伝えたことで知られるフランシスコ・ザビエルの兄ミゲルを先祖に持つルイス・フォンテス氏(85)が4月28日、大分市を訪問し、NPO法人「大友氏顕彰会」の牧達夫理事長(75)らと会談した。
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日本で最初のクリスマスはどこで? 「12月、山口市はクリスマス市になる。」各種イベント開催中
日本で最初のクリスマスが山口で祝われたことを記念し、「12月、山口市はクリスマス市になる。」を合言葉に、山口市で美術・音楽などのさまざまなイベント・ワークショップが開催されている。
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10年ぶりにザビエルの遺体公開 なぜインドで?
カトリック修道会「イエズス会」の宣教師フランシスコ・ザビエル(1506~52)の遺体が、インド南部ゴア州オールドゴアで先月から10年ぶりに公開されている。今回の公開は来年1月4日まで。500万人の訪問者を見込んでいるという。
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