論説・コラム
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サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(24)折れた十字架
紀元303年2月24日のこと。突然、ローマ帝国によるキリスト教禁止令が発布され、ミラの町にもローマ軍兵士がやって来た。そして教会の石垣を崩し、崩れた壁の間から礼拝堂になだれ込んだ。この日は、聖職者会議がこの教会で持たれ…
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「苦しみ」と「苦しみ」の解決(9)「苦しみ」の正体 三谷和司
誰もが「苦しみ」を覚える。それはどうしてなのだろう。「苦しみ」を避けられないのは、なぜなのだろう。そもそも、「苦しみ」の正体は何なのだろうか。それについてはすでに何度となく述べてはいる。例えば、第1回:「苦しみ」の原因…
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篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(236)聖書と考える「日本統一 東京編」
聖書を読むと、昔からそういうヤツらがいたと分かります。旧約聖書・士師記9章をご覧ください。こんな大昔(つまり大指導者モーセやヨシュアの時代直後)から、金で動く、そうです、金で雇われた「下劣なならず者」がいて、集団と…
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ヨハネの黙示録(5)エペソ教会の御使いへ 岡田昌弘
社会には、いろいろな組織があります。組織には、それに関わる人々の価値観の一致が必ず必要になりますし、何を共通利益とするかで、その安定と発展が決まります。聖書には12部族や12弟子、7つの教会といった信仰者の組織が出て…
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キリストに受け入れられる信仰を保とう 万代栄嗣
今日の聖書の物語は、イエス様とカナン人の女性との話です。当時、イエス様のところには救いと癒やしを求め、多くの人が押し寄せて、イエス様も弟子たちも、休む暇がありませんでした。神の子でありながら、人の姿をとられていた…
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Gゼロ時代の津波石碑(5)参政党と「分断」の時代―ゴレンジャー分裂が映す日本の病理 山崎純二
不安と孤独の病理が進む状況の中で、人々は安心感を得るために、何かに帰属することを求め、さまざまなコミュニティーや集団に属することを望むようになる。しかし、このような集団は、しばしば他の集団との対立を生み出し、社会全体の…
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信仰は感情や感覚によらない 菅野直基
人を動かす要素で、大切な面の一つは感情です。牧師が講壇で説教したり、クリスチャンが生活の中で証しをするときに、感情が豊かな状態であると、キリストの福音が伝わりやすくなるかもしれません。
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聖書のイエス(13)「あなたがたはほんとうに自由なのです」 さとうまさこ
聖書の福音は、信じる全ての人にとって、救いを得させる神の力であるとあります。私たちは、生まれながら罪の性質を持っており、罪の性質の故に、自分が行いたくない罪を行ってしまいます。
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シリア語の世界(28)シリア語旧約聖書の和訳(2)エズラ記から哀歌まで 川口一彦
シリア語旧約聖書の各書名と1章1節の和訳を紹介する。エズラ記、預言者エズラの書。ポレシア(ペルシア)の王クロスの一年に、預言者エレミヤが語った主のことばを成就するために、主はペルシアの王の霊を奮い立たせた。
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イエスが自分にしてくださったこと マルコ福音書5章1~20節
選挙には行くのであるが、選挙に行かない人を批判する気持ちはみじんもない。25歳くらいのこと、かれこれ40年近く前のこと、正直言ってそれまで選挙に行くことはなかったし、選挙に行くことに何の価値も見いだせなかった。
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前進し続け、約束の地に入る勝利の歩み(1) 加治太郎
今日の箇所に続く場面で主は、イスラエルの民を約束の地に近い場所からあえて向きを変えさせ、遠回りさせたことが書かれています。これは何を意味し、私たちはこれをどのように適用することができるでしょうか。
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篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(235)聖書と考える「放送局占拠」
このドラマは「500人の人質」。では、聖書で「500人」といえば…。ズバリ、皆さん、答えは、復活後のイエス・キリストです! どういうことかといいますと、ご存じ、イエス様は死んで復活されて、マグダラのマリヤに現れ、また…
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栄光の富で必要を満たされる神 万代栄嗣
梅雨が明け、暑い日が続いていますが、喜びをもって生き生きと祝福に満たされ、毎日を送ることができますよう、主が導いてくださいますことを祈ります。今日もイエス様の恵みが私たちに備えられていることを受け止め、恵み、祝福…
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日本人に寄り添う福音宣教の扉(226)葬儀文化を受け継ぎ、教会がエンディングを支える時代が来る 広田信也
日本の仏式葬儀の割合は徐々に低下傾向ですが、いまだに80%以上を占めています。その起源は今から400年以上もさかのぼり、江戸時代のキリスト教迫害期に切支丹(キリシタン)弾圧のために実施された檀家制度(寺請制度)にあります。
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第一のことを第一にする人生の祝福 菅野直基
第一のことからスタートする。そうしないと、第一のことが後回しになり、第二、第三のことに忙殺されて、第一のことがおろそかになりかねないです。多くの人が、そうなっていないでしょうか。
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Gゼロ時代の津波石碑(4)芥川を自死に至らしめた「ぼんやりした不安」と2つの遺書 山崎純二
『蜘蛛の糸』という作品を書いた芥川龍之介は、その作品を書いたあと10年もたたずに、「ぼんやりとした不安」という言葉を残して自死してしまうことになる。その時の彼は、不倫の末に相手の女に子どもができ、数カ月の間、中国旅行と…
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見捨てない神 穂森幸一
ユダヤ人が複数回にわたり、古代日本を訪れていたという痕跡があることは、歴史学者によって証明されようとしています。それに対して、ユダヤ人が来ていたなら、どうしてヘブル文字が残っていないのかという疑問も浮かびます。
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初めの愛に戻りなさい 佐々木満男
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰のことわりをあらわす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者もついには滅びぬ、ひとえに風の前のちりに同じ。」鎌倉時代に成立したとされる…
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サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(23)難破船の奇跡
紀元298年の秋。地中海方面からアレクサンドリアを経由する一隻の帆船があった。その船には船長を含む8人の船員が乗っており、次の港ミラを目指していた。船長のテキコはしきりにニコラスの話をして言うのだった。
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コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(7)共同体の重視 臼田宣弘
今回は4章1~12節を読みますが、その前に、前回扱った箇所のうちの3章20~21節について、少し補足をしておきたいと思います。私は、コヘレトの時代を紀元前250年ごろと見ています。
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