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こころと魂の健康

こころと魂の健康(24)NOが言えますか 渡辺俊彦

2015年7月13日15時05分 コラムニスト : 渡辺俊彦
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関連タグ:渡辺俊彦

生きていく上で難しさを感じるのは、人間関係です。最近あまり聞かなくなった言葉に、イエスマンがあるように感じます。イエスマンは、人に頼まれると何でも同意してしまう人のことです。どんなに自分に計画があっても、それを伝えず相手に従ってしまうのです。なぜなら、信頼や評価などを失うかもしれない不安を感じているからです。その不安を解消するために、何でも引き受けてしまいます。自分の感情を抑圧し、怒りをためてしまっているのです。このような傾向のある人には、NOを発信しても壊れない関係が本当の関係であることを知ってほしいです。

逆に、人のNOを聞けない人がいます。人のNOを聞けない人は、人を攻撃的にコントロールしたり、巧みにコントロールしたりします。そして、人を支配してしまいます。巧みに人をコントロールする人には、二つのタイプがあります。第一のタイプは、「理論的に人を説得し、相手にNOを言わせないようにする人」です。男性に多い傾向です。第二のタイプは、「涙を流したり、弱々しい態度をとったりする人」です。こうして、相手にNOを言わせないようにコントロールしてしまうのです。これは、女性に多い傾向です。また、人のNOを聞けない人(支配者)は、他者のNOをYESに変更させてしまうことがあります。

例えば、親子関係の場合、「これはあなたのためよ」「あなたの将来のためよ」と言って養育者が子どものNOを聞きません。子どもは、しぶしぶ要求を出すことを止めて養育者に従ってしまいます。教会の場合、奉仕などに対して「これはあなたの信仰の成長のためよ」「あなたの賜物がもっと豊かになるためよ」と言ってNOをYESに変えてしまうことが少なくありません。私たちの周囲に他者のNOが聞けない人がいるはずです。また、自分自身が他者のNOを聞けない者かもしれません。

さて、ここでさらに問題となるのは「同意者」と「支配者」の関係です。上記で説明したように、同意者は相手にNOが言えません。それに対して、支配者は相手のNOを聞けません。困った関係が目に浮かびます。支配される者と支配する者との関係が成立していることになります。支配されてしまう同意者は、我慢をすることによって対処してしまうため、怒りをためてしまいます。そのため「鬱」状態になりやすいです。とても辛い関係性です。

人間関係によって生じている自分の心の状態について、一度振り返ってみてはどうでしょうか。ソロモンは、「自分の心を制することができない人は、城壁のない、打ちこわされた町のようだ」(箴言25:28)と言っています。この言葉をToday's English Versionは「If you cannot control your anger, you are as helpless as a city without walls, open to attack.」と表現しています。この二つを比較すると大切なことに気が付きます。新改訳の「心を制する」という部分を、Today's English Versionは「control your anger」と訳しています。自分の心をコントロールする大切さを語っています。

あなたは、人にコントロールされていないでしょうか。それとも、自分で自分の心をコントロールしているでしょうか。ソロモンはさらに「力の限り、見張って、あなたの心を見守れ。いのちの泉はこれからわく」(箴言4:23)と言っています。自分の心を大切にしましょう。

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◇

渡辺俊彦

渡辺俊彦(わたなべ・としひこ)

1957年生まれ。多摩少年院に4年間法務教官として勤務した後、召しを受け東京聖書学院に入学。東京聖書学院卒業後、日本ホーリネス教団より上馬キリスト教会に派遣。ルーサーライス神学大学大学院博士課程終了(D.Mim)。ルーサーライス神学大学大学院、日本医科大学看護専門学校、千葉英和高等学校などの講師を歴任。現在、上馬キリスト教会牧師、東京YMCA医療福祉専門学校講師、社会福祉法人東京育成園(養護施設)園長、NPO日本グッド・マリッジ推進協会結婚及び家族カウンセリング専門スーパーバイザー、牧会カウンセラー(LPC認定)。WHOのスピリチュアル問題に関し、各地で講演やセミナー講師として活動。主な著書に『神学生活入門』『幸せを見つける人』(イーグレープ)、『スピリチュアリティの混乱を探る』(発行:上馬キリスト教会出版部、定価:1500円)。ほか論文、小論文多数。

■ 上馬キリスト教会ホームページ
■ 上馬キリスト教会ツイッター

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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