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神様からのメッセージ

神様からのメッセージ―聖書は偉大なラブレター(13)人間とはどんなもの? 浜島敏

2015年7月11日07時31分 コラムニスト : 浜島敏
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人間とはどんなもの?

人間は神様の性質を受け継いでいます。人間は、神様のかたちに創られたと聖書に書いてあります。それは、人間は神様と似た性質を持っているということです。人間は、どこかで聖いものでありたいと願っています。また、何かを作ることに喜びを感じます。全知全能ではありませんが、知識を求め、力を持つことにがんばります。同時にではありませんが、いろいろなところに行きたいと願います。また、人間は、肉体を持っていますが、霊も持っています。物質的に考えるならば、人間は石鹸数個の価値しかないと聞いたことがあります。でも、肉体がなくなっても霊はあり続けるのです。霊はどんな宝物よりも高価なものなのです。人間は、肉体だけでなく霊が満たされないと本当に幸せを感じません。また、死ぬことでなく生きることが喜びです。そして愛し愛されることに喜びを感じます。しかし、人間は罪を犯してしまったために、そのすべてがゆがめられ、不完全なものになってしまいました。神様の性質を求めながらも、得られないで悩んでいるのです。

人間は罪を犯しました

実は、神様が地球を創って、人間が住めるような素晴らしい環境に地球を整え、そして最後に人間を創られました。そして、最も素晴らしい楽園であったエデンに住まわされました。最初の人間であったアダムとエバは、神様に守られて、実はとても幸せな生活を送っていました。何の不自由もありませんでした。いつも神様と一緒でした。ところが、神様は一つだけ二人にしてはいけないとおっしゃったことがありました。それは、エデンの園の真ん中にある一本の木の実だけは食べてはいけないということでした。「善悪を知る木」という木でした。実は、エデンには、おいしい実のなる木がたくさんあって、善悪を知る木の実など食べる必要は全くなかったのです。ですから、神様が大好きであった二人は、神様の命令をちゃんと守って、そんなものは気にしないでいました。

ところがある時、神様と人間があまりにも親しくしており、幸福そうだったので、それをねたんだ悪魔がやってきて、うまく二人をだましたのです。その時二人が、神様の言いつけの方が大切だからと言って断ったらよかったのですが、ちょっと木を見たら、とてもきれいでおいしそうな実だったので、とうとう取って食べてしまいました。神様の言いつけに背いてしまったわけです。悪魔の誘惑に負けてしまったのです。そのために、神様の顔をまともに見ることができなくなってしまいました(創世記3:8~10)。これが、罪なのです。

それ以後、人間はみんなアダムとエバと同じような罪の性質を持って生まれてくるのです。いわば罪の遺伝子が入り込んで、すべての子どもに伝えられているので、がんばってよいことをしようと思っても、いつの間にか罪を犯してしまうようになってしまったのです。誰にも教えられたことがないのに、いつの間にかうそをついたり、また人の物を取ったりしてしまいます。これは、生まれつきの性質なのです。

最近、遺伝子組み換えということが盛んに報じられるようになりました。病気を起こしやすい遺伝子を組み換えることによって、病気に強い体にするというようなことです。罪の遺伝子を持った人間は、みんなこの遺伝子を受け継いできたのです。それをのけてもらわない限り、罪の性質は好むと好まざるとにかかわらず、その人からなくなりません。そして、次の子に受け継がれるのです。罪のない遺伝子に組み換え(正確には、組み換えではなくて入れ換えかもしれません)できるのはイエス・キリストだけなのです。

だれでもみんな幸せを求めています。自分が不幸になった方がよいと本気で考えている人はいないでしょう。どうして人間は幸せを求めているのに、幸せになれないのでしょう。メーテルリンクという人は、「青い鳥」という劇を書きました。チルチルとミチルの兄妹は、幸福の鳥「青い鳥」を求めて旅をします。なかなか青い鳥は見つかりません。やっと見つけた青い鳥は、捕まえると青くありませんでした。ドイツのカール・ブッセという詩人は、ある詩でこう言っています。幸福というのは山の向こうの方にあるんだよと教えてくれましたので、そこまで行ってみると、そこにありませんでした。別の人が、幸福はもっと山の向こうの先にあるんだと教えてくれたと。虹を知っていますか。きれいな虹が時々、すぐとなりの家の屋根の上から出ているように見えることがあります。そこで虹を捕まえようと思ってそこまでとんでいくと、虹は次の家の屋根のところまで逃げていってしまい、いくら追いかけても捕まりません。そのうちに、虹は消えてしまいます。若いみなさんは、今幸せかもしれません。ですから、これ以上幸福など要らないと思っているかもしれません。しかし、もう少し大人になると、なかなか幸せは見つからないものだと気が付くでしょう。

聖書は、そんなのが全部「罪」のためだと言っています。それは、神様がみなさんに伝えたいとても大切なことの一つなのです。そして、その罪を取り除き、罪のない遺伝子と取り替えてくださるのがイエス・キリストなのです。

そんな罪の中にある人間を見て、神様はいつか救い出して、昔のように神様と人間とが親しい交わりができるようにしたいと思われました。でも、神様に背いてしまって罪の中にいる人間は、年を経るに連れ、どんどん悪くなり、罪の深みにどんどんはまり込んでしまいました。人殺しをしたり、泥棒をしたり、ありとあらゆる悪いことを覚えてしまいました。不思議ですね。誰も教えないのに、罪の性質を持って生まれただけなのに、どんどん悪くなってしまったのです。最近のニュースを見ても、毎日暗いニュースでいっぱいですね。教育が昔より進んだから、人間は罪から離れてよい人間になったかというと、残念ながらそうは思えません。むしろ、罪はエスカレートしているとさえ思えます。教育が進んでも、知識が増しても、罪はなくならないとしか思えません。ですから、神様が救ってやろうと思っても、神様は聖いので、人間は神様の前には出られません。人間が神様の前に罪のまま出たら、その場で打たれて死んでしまいます。

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浜島敏

浜島敏(はまじま・びん)

1937年、愛知県に生まれる。明治学院大学、同大学院修了。1968年4月、四国学院大学赴任。2004年3月同大学定年退職。現在、四国学院大学名誉教授。専攻は英語学、聖書翻訳研究。1974、5年には、英国内外聖書協会、大英図書館など、1995、6年にはロンドン大学、ヘブライ大学などにおいて資料収集と研究。2006年、日本聖書協会より、聖書事業功労者受賞。2014年7~9月、ロンドン日本語教会短期奉仕。神学博士。なお、聖書収集家として(現在約800点所蔵)、過去数回にわたり聖書展示会を行う。国際ギデオン協会会員。日本景教研究会会員。聖書の歴史、聖書翻訳に関する著書・翻訳書、論文多数。

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※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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