論説・コラム
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コヘレト書を読む(20)「見いだしたこと」―コヘレトは女性蔑視者か― 臼田宣弘
コヘレトにとって、「知恵」とは何であったのでしょうか。彼にとってそれはどういう存在であり、どのような位置付けがなされていたのでしょうか。正直申し上げますと、私はまだこのことをしっかりと整理できていません。
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聖書をメガネに 「沖縄説教塾とは」沖縄説教塾事務局・平良善郎牧師への応答・その2
平良善郎先生の沖縄説教塾についての記事を読みながら、平良先生と私の沖縄聖書神学校での出会いとそれ以来の交流の恵みの背後にある、さらなる恵みの絆を覚えました。話は1958年秋、私が日本クリスチャン・カレッジの1年生であったときに戻ります。
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孤児の父―ハインリッヒ・ペスタロッチの生涯(4)親友の死とアンナとの出会い
さらに、ペスタロッチを悲しませるような事件が起きた。ヘルヴェチア協会の「社会研究会」で知り合って以来一番の親友になったヨハン・ガスパール・ブルンチュリ(愛称メナルク)が結核を患い、日に日に衰弱していったのである。
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日本宣教論(88)綜合型宗教 後藤牧人
キリスト教は、第一から第三に至るすべての機能を有している唯一の宗教である。冠婚葬祭のための諸儀式がそろっており、クリスチャンは教会でそれらに参加する。なお、他宗教による社会儀礼は、クリスチャンには無効であると考えられている。
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21世紀の神学(10)直木賞受賞作品『宝島』を読んで 山崎純二
私は現在、沖縄に移住して5、6年がたっているのですが、沖縄を舞台にした『宝島』という作品が直木賞を受賞したということで、手に取ってみたのですが、すぐにその世界に引き込まれ、一気に読んでしまいました。
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京大式・聖書ギリシャ語入門(9)「私たちは神との交わりを持っている」―約音動詞の現在形―
今日はエイプリル・フールです。現代ギリシャ語では、Πρωταπριλιά(プロタプリリア、4月1日の意味)と呼んでいますが、今回の講座は「うそ」にちなんだテーマにしてみようと思います。
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ヨブの根本的な信仰に倣おう 万代栄嗣
私たちの命はいつか必ずこの地上から離れる時が来ます。でもその時まで、私たちが喜びを持って元気でいられるように、主は病の癒やしや、さまざまな恵みを与えてくださる恵みの神であることを心から感謝します。
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背徳の街のマリヤ(3)蜘蛛の巣 星野ひかり
マリヤはカフェで働き口を見つけていました。カフェといっても、昼間からお酒を飲む人も少なくはなく、夜は騒がしく酔いどれ人で盛り上がり、朝方には踊り出す人もいる始末。このカフェの掃除や、泥酔する客の相手がマリヤの仕事でした。
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牧師の小窓(160)平安を求める祈り 福江等
ああ、主よ。私の心の中はまるで戦場のようなときがあります。ミサイルがすぐ近くに落ちてくるかのようです。また別のときは、終わることのない嵐が吹き荒れているようで、どう考えていいのかまるで分からなくなります。
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なにゆえキリストの道なのか(188)クリスチャンはどうしてご先祖様を拝まないのか? 正木弥
逆に、なぜご先祖様を拝むのでしょうか。多分、自分が存在するに至った原因をなしてくれたから、という答えでしょう。しかし、父母、祖父母、曽祖父母とさかのぼってどの先祖を拝んでいるのでしょうか。
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ドングリをどう見るか 佐々木満男
あなたは「1個のドングリ」を見て何を思いますか? 「どんぐりころころ」の童謡を、懐かしく思い出す。「どんぐりの背比べ」のことわざから、「みんな大して変わらないのに、愚かな競争をしている」と考える。「ドングリなんか渋くて食べられない」
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教会の成長拡大に貢献する人財の育成(8)求め続けること ジョシュア佐佐木
私たちに与えられた「大宣教命令」、つまり「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい」ということを徹底的に遂行して、所属教会の成長拡大に貢献するためには、「求め続ける」必要があります。
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三浦文学の魅力と底力(12)光世さん、75歳からの新出発! 込堂一博
三浦綾子さんが77歳で召されたとき、夫の光世さんは75歳。現在では、後期高齢者の年齢ですが、光世さんの新しい歩みは75歳から始まりました。あの信仰の父アブラム(アブラハム)が、神の声に従い生まれ故郷を離れたのと同じ年齢です。
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新・景教のたどった道(6)大秦景教の先駆者 川口一彦
旧約の民の多くが待望していたメシアの降誕によって、新しいことが起きていきました。世界に散らされたイスラエルの民たちは離散した所で会堂を建て、聖書を読み、メシア信仰を抱きつつ待っていました。
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百人一読シーズン2―偉人と聖書の出会いから―(13)ルー・ウォーレス 篠原元
質問です。皆さんには、何か自慢できるものがありますか? 人によっていろいろでしょうね。輝かしい学歴、車、マイホーム、美しい奥さん(彼女)・・・。また、家柄が自慢って方もいるでしょうね。つまり、ご先祖様が自慢ってことですね。
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闇から光へ~的外れからの解放~(81)神様と悪魔の戦い! 佐伯玲子
マルセ先生による電話伝道を通して、御言葉が少しずつ心に浸透していった頃、初めて預言を受けた調布のSY教会より、海外の素晴らしいミニスターの方を招いた“特別礼拝のお誘い”を受けました。
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弱さをも誇る信仰 万代栄嗣
4月からの新しい年度を迎えるに当たって、進学、就職、引っ越しと何かと慌ただしいかもしれませんが、大切な節目の時でもあります。こんな時こそ、Make It Happen! 信仰を働かせましょう!
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背徳の街のマリヤ(2)闇の子 星野ひかり
マリヤを乗せた列車はガタゴトと、線路の上をひた走りました。幾つもの村や町を通り過ぎて、終点の「背徳の街」を目指します。新聞やニュースで「背徳の街」のことを聞かない日はありませんでした。
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牧師の小窓(159)パニック状態を乗り越えるための祈り 福江等
主よ。あなたのみもとに近づきます。私があなたに近づくとき、あなたが私に近づいてくださることを感謝します。あなたが私のことを心に留めていてくださると思うと、胸がいっぱいになります。
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日本人に寄り添う福音宣教の扉(66)キリスト教葬儀の課題と展望 広田信也
日本社会には、祈りを中心とするたくさんの儀礼の習慣がある。第3回「冠婚葬祭の中で祈る日本人」で述べた通り、古くから受け継がれる祈りの場に、信仰をもって寄り添うことは、日本宣教の拡大にとって大切な要素になる。
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