Skip to main content
2025年12月10日09時26分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
なにゆえキリストの道なのか

なにゆえキリストの道なのか(207)聖書は原本が残っているのか? 正木弥

2019年8月10日23時20分 コラムニスト : 正木弥
  • ツイート
印刷
関連タグ:正木弥

聖書は原本が残っているのか。

著者が書いたもの(そのもの)は原本といいますが、それは残っていません。原本から書き写した「写本」が多数残っています。旧約聖書は、そうした多数のヘブル語写本からさらに多数の写本が作られました。そのほか、古代の翻訳本も重要です。

主なものを挙げると、マソレテ写本、アレッポ写本、カイロ・カライ会堂預言者写本、ロイヒリン写本、オリエンタル444写本、カイロ・ゲニザ〔貯蔵庫写本〕、サマリア五書写本、ナブルスの巻物、死海写本(BC3世紀前後のもので、1948年“死海”北西の洞窟から発見された)。七十人訳ギリシャ語訳本、その他のギリシャ語訳本、ヘクサプラ〔六欄聖書〕、ペシッタ〔シリヤ語訳〕、タルグム〔アラム語訳〕、コプト語訳、ヴルガータ訳など。

新約聖書についても、原本は残っていません。そしてやはり、このギリシャ語の原本から書き写した「写本」と、その写本からさらに書き写した写本が多数発見されています。その主なものを挙げると、まず、パピルス写本が、初めは巻物で、後にはコーデックスという何枚かをつづった帳面の形で、エジプトなど乾燥季候地帯で発見されました。これには、オクシリンコス・パピルス、ジョン・ライランズ・パピルス、エゲルトン・パピルス、ボードマー・パピルス、チェスター・ビーティ・パピルスなど88が発見されています。

後に、パピルスよりもはるかに耐久性のある羊皮紙、獣皮紙の写本が作られました。字体による分類としては、楷書体の大文字写本が300弱、草書体の小文字写本が約3千残っています。

大文字写本としては、シナイ写本、バチカン写本、アレキサンドリア写本、エフライム写本、ベザ写本、クレルモン写本、コリディ写本などが残っています。

このような多数の写本・訳本などを学者たちが厳密に比較考量して《校定本文》を作成していますが、それは、気が遠くなるほどの緻密で根気のいる研究の結果なのです。その《本文》から、現代の各国語へと翻訳され、印刷されて、我々の手許に届いているわけです。

ですから、原本が残ってなくても、不確かというわけではなく、写本、訳本などが多数残っています。また、かぎりなく原本に近づいていく努力をし、また複線の検証も繰り返していますから、安心できるものだと思います。

<<前回へ     次回へ>>

◇

正木弥

正木弥

(まさき・や)

1943年生まれ。香川県高松市出身。京都大学卒。17歳で信仰、40歳で召命を受け、48歳で公務員を辞め、単立恵みの森キリスト教会牧師となる。現在、アイオーンキリスト教会を開拓中。著書に『ザグロスの高原を行く』『創造論と進化論 〜覚え書〜 古い地球説から』『仏教に魂を託せるか』『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』(ビブリア書房)など。

【正木弥著書】
『仏教に魂を託せるか 〜その全体像から見た問題点〜 改訂版』
『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』
『ザグロスの高原を行く イザヤによるクル王の遺産』(イーグレープ)
『創造論と進化論 〜 覚え書 〜 古い地球説から』
『なにゆえキリストの道なのか』

【正木弥動画】
おとなのための創作紙芝居『アリエルさんから見せられたこと』特設ページ

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:正木弥
  • ツイート

関連記事

  • なにゆえキリストの道なのか(206)聖書は誰が、いつ頃書いたのか? 正木弥

  • なにゆえキリストの道なのか(205)聖書は人間が書いたのに、なぜ神の言葉だと言うのか? 正木弥

  • なにゆえキリストの道なのか(204)聖書が作り話でなく真実の書だとどうして分かるのか? 正木弥

  • なにゆえキリストの道なのか(203)神はどうして戦争をやめさせないのか? 正木弥

  • なにゆえキリストの道なのか(202)どうしても愛せない人がいる、どうすればいいか? 正木弥

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 南・東南アジア各国で洪水・土砂崩れ、1700以上人が死亡 キリスト教団体が緊急支援

  • 【書評】鶴見太郎著『ユダヤ人の歴史―古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』

  • 東京・銀座で牧師がトーク&ライブ「メリエストクリスマス2025」 12月25日

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(256)聖書と考える「野原ひろし 昼メシの流儀」

  • ワールドミッションレポート(12月9日):ウクライナ 砲火のとどろく中で、福音は止まらない(4)

  • もしもクリスマスがなかったら 万代栄嗣

  • 人生を楽しもう 菅野直基

  • 京都ノートルダム女子大学、次期学長に酒井久美子氏 学生募集停止の来年4月から

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 【書評】鶴見太郎著『ユダヤ人の歴史―古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』

  • 映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く

  • 京都ノートルダム女子大学、次期学長に酒井久美子氏 学生募集停止の来年4月から

  • もしもクリスマスがなかったら 万代栄嗣

  • 米最大の民間慈善財団、神学教育機関やキリスト教団体に総額1千億円超を助成

  • 東京・銀座で牧師がトーク&ライブ「メリエストクリスマス2025」 12月25日

  • 東洋英和女学院大学、次期学長に藁谷友紀氏

  • 人生を楽しもう 菅野直基

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 英国で「路傍伝道者憲章」 相次ぐ街頭説教中の逮捕受け

  • ニカイア公会議1700周年を記念、開催の地で一致求め祈る 教皇や全地総主教らが参加

  • 東洋英和女学院大学、次期学長に藁谷友紀氏

  • 京都ノートルダム女子大学、次期学長に酒井久美子氏 学生募集停止の来年4月から

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 中国の大型政府非公認教会「シオン教会」の主任牧師ら18人逮捕、最大拘禁3年の可能性

  • 【書評】鶴見太郎著『ユダヤ人の歴史―古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』

編集部のおすすめ

  • 15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.