Skip to main content
2026年2月12日13時28分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
不条理なる死を不可知の光で中和せよ

ちょいとヤバイ話をしようと思う(その1)

2023年12月28日22時21分 コラムニスト : 藤崎裕之
  • ツイート
印刷
関連タグ:クリスマスイースター(復活祭)ローマの信徒への手紙藤崎裕之
不条理なる死を不可知の光で中和せよ―キリスト教スピリチュアルケアとして―(59)+

不条理なる死を不可知の光で中和せよ―キリスト教スピリチュアルケアとして―(60)

「神聖は不可知ではない」とはいえない?

神について知り得る事柄は、つまり神の力と神聖(神性)は被造物に現れているのだから、われわれ人間もまたそれを知り得るのであり、「私は神を知りませ〜ん」という弁解はできないというのがパウロの言い分である(ローマ書1章18~32節参照)ような気がする。

なるほどと思いつつも、そんな簡単なことではないと多くの人が感じることではないだろうか。世界は呼吸をしている、と書くと何となくカルトっぽいが、要するに自然から呼吸を感じ取ったとしても、それなりに有意義であると思うのであるが、どうであろうか。

とはいえ、その感じ方も、またその解釈も、地域や文化、宗教でそれぞれそれなりの作法があるのではないだろうか。つまり、キリスト教の立場では、神と人間の歴史や、預言や詩編において、またキリストの福音によって示されてきたこと、要するに「言葉」で示されたことが土台になるべきであろう。何でもかんでも「自己」感性が優先するということでは困るように思う。そういう意味でキリスト教はある程度は理性的であるべきだ。

神の霊(神の呼吸というべきか)は全てに宿り得るのだから、神聖を感じる機会はそこら中に存在していてもよいのだが、いやいやそんな簡単なことではない。それが本物かどうかの見極めなど、ほぼ不可能だ。だからといって目に見えるもの、聞こえるものから、「神」について知ることはできないと、いわば現場放棄状態に自分を押し込んではならないのである。

聖書を共有する?

いわゆる「聖書のみ」というのは、権威としての「聖書」のみであって、神は「聖書でしか」知ることができないと、かたくなになるのもどうかと思う。ただし、この世界の諸々の事柄について、その価値は簡単に共有できるものではない。例えて言うなら、私が今日見た夕日の神秘さというのは、あくまで私の体験であって、それを言葉で伝えることはできても、それを誰かのために再現することは不可能なのだ。

私はあえて強調したいのであるが、聖書というものは、共有するには大変に便利なものであって、聖書を用いることによって多くの人と語り合える。聖書を共有するということから一歩も二歩も進んで、聖書によって共存していくというのが信仰共同体の一つの形でもある。とはいえ、私がここで強調したいことは、聖書は共有できるが、共感するには大変難しいものでもあるということだ。

「私は神を知りませ〜ん」という生活態度、人生態度というものは、パウロにはとても不思議であり、不愉快であっただろう。聖書という便利なもの(パウロの時代には新約聖書はまだ存在しなかったとしても、旧約聖書はあった)が、案外と身近にあるのであるから、「なぜ神を知らないというのか。なぜ神を知ろうと思わないのか」とパウロが嘆いたとして、それはそれで当然のことだろう。というようなことは、まあ、現代でもそのまま通用するであろうが・・・。

キリスト教は知られている

神についての無知はともかく、神について全く無関心でいられる人が実際にどれほどいるのか、私には見当もつかない。完全な無関心派というのは少ないと思うのであるが、関心があったとしてもなかなか「知り得ない」というのは当然だろう。というよりも見方を逆転させると、「神についての情報」があまりにも多過ぎて整理できないというのが本当のところではないだろうか。

「われわれは本物のキリスト教を伝える義務がある」と口にする人がいるが、そのような言葉はクリスマスやイースターについて言われる場合が多い。つまり、クリスマスとは何か、イースターとは何か、その本質や意義はまだまだ伝わっていないから、もっと伝えていかなければならないということであろう。いわば偽物のクリスマスやイースターがこの世に氾濫していると心配しているのであろう。

確かにその通りである。かなり怪しげな伝わり方をしているとは思う。しかし、だからこの世で祝われるクリスマスのキリストや復活のキリストは「偽者」ということになるのだろうか。教会が関わっていないなら、キリスト教徒が参加していないなら、それは「偽物」ということになるのだろうか。実のところ、私自身はそうかもしれないと思うところもある。偽物とは言わないが、本物と言うには物足りないのだ。「本物ではないが有意義ですよね」と言えるなら気が楽なのだが、物事はそんなに簡単ではない。どこかにモヤモヤしたものがあるのではないか。

パウロもあえて話題にしたこととして

もちろん、クリスマスやイースターというお祝いを共有していただけるならうれしいことだし、その内容が十分でないとしても「敵対的」な物言いをするのは控えたくはある。私が思うに、この日本においてもキリスト教というものはかなり、また相当十分に伝えられているとは思うのだ。「信者の数が増えない=キリスト教が十分伝わっていない」と解釈すべきではない。

ただ、われわれが不安に思うのは「信仰」を共有できる人が限られているということだ。少なくてもこのままでは、私が属する教会の10年後20年後を憂いたくなるのは事実だ。にぎわっている教会はうらやましい限りだ。ただし、信仰の共有というのもこれまた難題だらけで、むしろ、キリスト教世界の中のいざこざが何とも悩ましいではないか。それは聖書や伝統の理解、解釈に始まり、礼拝の形式の違い、果ては聖書の適応にまで及ぶのである。

長々と書いたが、被造物に現れたとパウロが言う「神の永遠の力と神聖(神性)」をどう受け止めるのか、そしてどのように自らの人生に実現していくのか、それはそれで大激論になるだろうが、でも、考えるべきことに違いないのだ。(続く)

<<前回へ     次回へ>>

◇

藤崎裕之

藤崎裕之

(ふじさき・ひろゆき)

1962年高知市生まれ。明治から続くクリスチャン家庭に育つ。88年同志社大学大学院神学研究科卒業。旧約聖書神学専攻。同年、日本基督教団の教師となる。現在、日本基督教団隠退教師、函館ハリストス正教会信徒。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:クリスマスイースター(復活祭)ローマの信徒への手紙藤崎裕之
  • ツイート

関連記事

  • 命の木はどこに行ったのか 再び創世記(その1)

  • 貧しさとは何であるのか(その1)

  • 詩編の味わい―結論を見いださない何かが大事なのだ(その1)

  • 「え、神の名前?」(夏の番外編)

  • 放浪も味わいであるが リベカの詐欺事件解毒(その1)

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 隠れている富 佐々木満男

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(21)それでも種を蒔き続けよ 臼田宣弘

  • 日本カトリック正義と平和協議会、柏崎刈羽原発6号機の再稼働に抗議

  • 米国家朝餐祈祷会でトランプ大統領が演説、米国を神に「再奉献」する集会の発表も

  • 米国のプロテスタント教会、閉鎖数が新設数を上回る 専門家は教会開拓の重要性強調

  • グラミー賞3冠のジェリー・ロール、授賞式で「イエスは全ての人のためにおられる」

  • キリストの心と思いが与えられている恵み(12)主への従順を通して地境を広げる 加治太郎

  • 牧師の3人に2人が説教準備にAIを利用 米調査

  • ワールドミッションレポート(2月11日):カザフスタン 「神の山々」の麓の決起、立ち上がる若き専門家たち①

  • ワールドミッションレポート(2月12日):カザフスタン 「神の山々」の麓の決起、立ち上がる若き専門家たち②

  • グラミー賞3冠のジェリー・ロール、授賞式で「イエスは全ての人のためにおられる」

  • 米国のプロテスタント教会、閉鎖数が新設数を上回る 専門家は教会開拓の重要性強調

  • 米国家朝餐祈祷会でトランプ大統領が演説、米国を神に「再奉献」する集会の発表も

  • 英米の聖書販売部数、過去数十年で最高を記録 6年で倍増の勢い

  • 牧師の3人に2人が説教準備にAIを利用 米調査

  • 衆院選での排外主義的ヘイトスピーチを懸念、日本キリスト教協議会がメッセージ

  • チャイルド・ファンド、「オープンハウス」を17年ぶり開催 国際協力活動50周年で

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(241)牧師と僧侶が共に関わる葬儀!? 広田信也

  • キリストの心と思いが与えられている恵み(12)主への従順を通して地境を広げる 加治太郎

  • 主キリストにある “新しい人” を着る 万代栄嗣

  • 米ワシントンの教会、礼拝出席者が7年で20倍に 信仰に立ち返る若年・中堅世代たち

  • 英米の聖書販売部数、過去数十年で最高を記録 6年で倍増の勢い

  • グラミー賞3冠のジェリー・ロール、授賞式で「イエスは全ての人のためにおられる」

  • 牧師の3人に2人が説教準備にAIを利用 米調査

  • 米国のプロテスタント教会、閉鎖数が新設数を上回る 専門家は教会開拓の重要性強調

  • AIに心を持たせることは可能なのか クリスチャンの東京科学大学名誉教授が解説

  • UFOと終末預言がテーマ クリスチャン映画「未確認」「収穫の終わり」が日本語字幕化

  • 米国家朝餐祈祷会でトランプ大統領が演説、米国を神に「再奉献」する集会の発表も

  • 衆院選での排外主義的ヘイトスピーチを懸念、日本キリスト教協議会がメッセージ

  • ワールドミッションレポート(1月31日):チベット イエスに出会ったチベット仏教僧―光の使者になる④

編集部のおすすめ

  • 「罪のない最も弱い存在を殺す行為」 中絶反対を訴え行進、マーチ・フォー・ライフ

  • 世界最悪は北朝鮮、死者が最も多いのはナイジェリア 迫害国50カ国まとめた報告書発表

  • お薦めのボンヘッファー入門書3冊 映画を観て興味を持った人のために

  • 上智大学キリシタン文庫が初の貴重資料展、キリシタン版や大友宗麟書状など30点を公開

  • 給食で子どもたちに笑顔と教育の機会を 最貧国マラウイを支援する「せいぼじゃぱん」

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • Threads
  • RSS
Copyright © 2002-2026 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.