Skip to main content
2026年6月11日19時28分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
新・景教のたどった道

新・景教のたどった道(5)大秦景教の名称について 川口一彦

2019年3月14日20時18分 コラムニスト : 川口一彦
  • ツイート
印刷
関連タグ:川口一彦

大秦景教の名称について

1. 大秦景教の名称について

新・景教のたどった道(5)大秦景教の名称について 川口一彦

景教の名称は紀元後745年に「波斯(ペルシア)教」から「大秦」に改名したときに付けられたと考えられます。それまではシリア、ペルシアからシルクロードを通って中央アジアを経て敦煌に入り、都・長安に来唐したことから会堂を波斯胡寺としていました。胡とは西方、西域を意味し、東方に位置する中国では西方から来た人たちをそのように呼んでいました。

胡椒、胡麻、二胡などは有名で、また胡人とは中央アジアから中国に来て活動していたソグド人商人をいう字でもあり、景教徒の中には多くのソグド人商人がいて、商業ネットワークを持ち、今日的なビジネスマン宣教の先駆者であり担い手でありました。

新・景教のたどった道(5)大秦景教の名称について 川口一彦

781年に西安の大秦寺会堂内に建ったと考えられる大秦景教流行中国碑の中に、「強いて景教と称す」とあり、それが何年であったかは書かれていません。

中国の史書『冊府元亀』には、波斯僧の及烈が中国に来て、714年に玄宗皇帝に貢物を差し上げたことが書かれています。この及烈とは景教碑に出る及烈のことで、この年には波斯と書いてあり、大秦や景教の名は書かれていません。

景教の正式名称は「大秦景教」です。景教碑の頭部(碑首)にも大秦景教と刻まれ、讃美歌の大秦景教三威蒙度讃にも「大秦景教」とあります。ですから波斯(ペルシア)教を改めて大秦に改名したときに、景教の名と一緒にセットで「大秦景教」にしたと考えられます。それが745年のことです。

景教碑の末尾には彼らが「東方の景衆」と名乗り、東方に来た景教徒の意味で使っていたようです。会堂を大秦寺、景寺などと表記していました。

景の字の意味として、日+京の合成字で、日は光・太陽、京は大きいとのことから、大きな光、世の光で、闇を照らす世の光はイエス殿ですから景の字をあてたのでしょう。

2. ネストリアン・ネストリウス派の名称について

今日では、間違った表記として「ネストリウス派、ネストリアン」などの蔑称が西方教会から付けられ、現在に至っても神学校ではネストリウス派が使用され、ネストリウスが生きていれば反論し否定することでしょう。

国際景教研究会では、ネストリウス派を使わず、彼らが使っていた「東方景教」、東方教会、アジア教会などの名称にしようと協議されました。筆者はネストリウスの名は使用せず、アジア全体なら東方教会あるいは東方基督教、中国内なら東方景教、大秦景教と言うことが正式に近いと考えます。

3. 也里可温(エリカオン)教の名称について

新・景教のたどった道(5)大秦景教の名称について 川口一彦

840年代の武宗皇帝による外国宗教排撃追放政策の時に、仏教が主に排撃追放されましたが、景教徒も会堂をなくし、指導者は殺害され、信徒たちは辺境の地へと逃れました。やがて元の時代になって景教の文字は一切使わず、福音を意味する也里可温(エリカオン)を名乗りました。也里可温教徒は景教碑の上部にある十字の紋様に似た十字をつけて活動していきました。

特に北京の郊外の三盆山には十字寺会堂跡があり、そこの碑に十字寺を賜ったとあります。元代の史書には也里可温の名前も見えます。モンゴルではエリカオン教徒が多く住み、チンギスハーンの側近に多くいたといわれています。内モンゴルにはエリカオンの複数形のエルクート部族が住んでいて、彼らの墓石がオロンスムで多く発見され保管されています。

福建省泉州近辺にはシリア語で書かれた十字墓石が多く発見され遺されています。写真の石碑は筆者が撮影した、福建省泉州にある泉州海外交通史博物館に保存されている元の時代の十字墓石で、ほとんどが十字のシンボルとシリア語が刻まれてあります。

唐代の景教徒たち、その後のエリカオン教徒たちはイエスの福音を東方に伝えるために宣教にやってきて、唐代の皇帝にも福音を伝えつつ生きていたことが分かります。

新・景教のたどった道(5)大秦景教の名称について 川口一彦

<<前回へ     次回へ>>

※ 参考文献
『景教—東回りの古代キリスト教・景教とその波及—』(改訂新装版、イーグレープ、2014年)
旧版『景教のたどった道―東周りのキリスト教』

◇

川口一彦

川口一彦

(かわぐち・かずひこ)

愛知福音キリスト教会(日曜と火曜集会)ならびに名古屋北福音キリスト教会(水曜集会)の宣教牧師。フェイスブックで「景教の研究・川口」を開設。「漢字と聖書と福音」「仏教とキリスト教の違い」などを主題に出張講演も行う。書家でもあり、聖書の言葉を筆文字で書いての宣教に使命がある。大学や県立病院、各地の書道教室で書を教えている。基督教教育学博士。東海聖句書道会会員、書道団体以文会監事。古代シリア語研究者で日本景教研究会代表。特に、唐代中国に伝わった東方景教を紹介している。著書に『景教—東回りの古代キリスト教・景教とその波及—』など。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:川口一彦
  • ツイート

関連記事

  • 新・景教のたどった道(4)景教研究の支援者 川口一彦

  • 新・景教のたどった道(3)景教はどこから来たのか 川口一彦

  • 「シルクロードと東回りの基督教」テーマに 第8回国際景教研究学術福岡大会 3月19~23日

  • 新・景教のたどった道(2)私と景教との出会い 川口一彦

  • 新・景教のたどった道(1)『新・景教のたどった道』の出版に向けて 川口一彦

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「今、求められているのは、慰めと癒やし」 能登被災者支援でゴスペルコンサート

  • うめき叫ぶ(その2)出エジプト記2章23、24節 藤崎裕之

  • 英イングランドのカトリック教会とペンテコステ派が初の公式対話

  • 日ごとのパンを求めて―ジョージ・ミュラーの生涯(5)私は罪びとです!

  • ウクライナ政府高官、ロシア正教会を世界教会協議会から除名するよう要求

  • 天に思いをはせて(8)教会生活 星野ひかり

  • ワールドミッションレポート(6月10日):バングラデシュ 権力の空白に潜む暴力─恐怖の中で御名を握りしめる者たち

  • 主に倣って豊かにまく者となろう 万代栄嗣

  • 聖書全巻の翻訳、800言語で完成 飛躍的に加速する聖書翻訳

  • 人がこの世に生まれた理由 菅野直基

  • 辺野古転覆事故、死亡した船長の金井創牧師を刑事告発へ 海上運送法違反容疑で

  • 神学の限界と突破口(4)第1章 主な論争と解決─「贖罪論」の論争 三谷和司

  • 「聴く隣人のいるところ」 キリスト教高校の1年間が伝える「自由とは何か」問う大切さ

  • 着工140年以上のサグラダ・ファミリア、主塔「イエスの塔」完成 NHKが特番

  • 「ありがとう」か「あたりまえ」か 佐々木満男

  • 聖書全巻の翻訳、800言語で完成 飛躍的に加速する聖書翻訳

  • 戦後のキリスト教ブームの中で生まれた口語訳聖書、今にも生きるキリシタン時代の聖書訳

  • ウクライナ政府高官、ロシア正教会を世界教会協議会から除名するよう要求

  • ワールドミッションレポート(6月7日):ブータン ヒマラヤの仏教王国が真の「幸せの国」となるように祈ろう

  • 「今、求められているのは、慰めと癒やし」 能登被災者支援でゴスペルコンサート

  • 米メガチャーチがビーチで洗礼式、過去最多の2552人が受洗

  • 着工140年以上のサグラダ・ファミリア、主塔「イエスの塔」完成 NHKが特番

  • 「聴く隣人のいるところ」 キリスト教高校の1年間が伝える「自由とは何か」問う大切さ

  • 戦後のキリスト教ブームの中で生まれた口語訳聖書、今にも生きるキリシタン時代の聖書訳

  • 神学の限界と突破口(4)第1章 主な論争と解決─「贖罪論」の論争 三谷和司

  • 辺野古転覆事故、死亡した船長の金井創牧師を刑事告発へ 海上運送法違反容疑で

  • 「祈りなくしてリバイバルは起こらない」 日本リバイバル同盟が創立30周年

  • 聖書全巻の翻訳、800言語で完成 飛躍的に加速する聖書翻訳

  • 「ありがとう」か「あたりまえ」か 佐々木満男

  • 芥川賞作家の鈴木結生氏らが登壇、青山学院大学で口語訳聖書刊行70周年記念講演会

編集部のおすすめ

  • 芥川賞作家の鈴木結生氏らが登壇、青山学院大学で口語訳聖書刊行70周年記念講演会

  • 四国の教会が教団教派超え一致 「愛と希望の祭典・四国」閉幕、延べ3千人以上が参加

  • 「あなたの人生は、必ずよみがえる」 第63回首都圏イースターのつどい

  • 「絶望の隣は希望」 在日ウクライナ正教会、ロシアの軍事侵攻4年で祈りの集会

  • 「罪のない最も弱い存在を殺す行為」 中絶反対を訴え行進、マーチ・フォー・ライフ

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • Threads
  • RSS
Copyright © 2002-2026 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.