込堂一博
-
【三浦綾子生誕100年】8年間の交流と召天後の神のドラマチックな展開 込堂一博
郷里の北海道千歳市で牧師になって14年目の暮れに、旭川市への転任の話が突然舞い込んできました。転任した旭川めぐみキリスト教会は、三浦光世・綾子ご夫妻の旧宅を譲り受けて開拓伝道が始まりましたので、三浦ご夫妻と関係の深い教会でした。
-
三浦文学の魅力と底力(最終回)三浦光世・綾子夫妻の素顔 込堂一博
15日に出身教会である横浜のシャローム福音教会創立50周年記念講演会に講師として招かれました。「私が知る作家 三浦綾子ご夫妻の素顔」という講演題を教会側から与えられました。そこで語ったことをベースに、「三浦夫妻の素顔」をまとめました。
-
三浦文学の魅力と底力(17)光世さんの晩年の祈りと静かな最期 込堂一博
1999年10月12日に三浦綾子さんが召天された後、夫の光世さんは、一人で生活されていましたが、秘書の山路多美枝さんが献身的に手助けされていました。三浦綾子記念文学館の高野斗志美初代館長が急逝された後、光世さんは2代目館長に就任。
-
三浦文学の魅力と底力(16)「キリストのあほう」になった人 込堂一博
三浦作品を読んで人生が一変し、新しい希望の人生へと方向転換した人々が数えきれないほど多いことは、よく知られています。その中でも、旭川市在住の中島啓幸(ひろゆき)さんは稀有(けう)な存在です。
-
三浦文学の魅力と底力(15)もう一人の「秘密兵器」の登場! 込堂一博
2001年、長谷川与志充牧師が東京で三浦綾子読書会を創設したのと同じ頃、福岡でも読書会が福岡女学院大学助教授の森下辰衛氏によって始められました。偶然にも同じ年に2つの読書会が発足したことを知った2人は、一つに統合することに決めました。
-
三浦文学の魅力と底力(14)テレホン伝道から本3部作の出版が実現! 込堂一博
1999年10月12日、三浦綾子さんが召された直後、私は教会で行っていた3分間の「テレホンタイムともしび」で、追悼メッセージをしました。その内容は綾子さんの言葉を引用し、短いコメントをして聖句を引用するというシンプルなものです。
-
三浦文学の魅力と底力(13)三浦綾子読書会の誕生と広がり 込堂一博
三浦綾子さんが召されて3年後の2002年、まったく見知らぬ青年牧師から電話がありました。「このたび三浦綾子読書会を立ち上げ、綾子さんの地元、旭川でも読書会をしたいと願っています。その件でお会いしたいのですが・・・」と言うのです。
-
三浦文学の魅力と底力(12)光世さん、75歳からの新出発! 込堂一博
三浦綾子さんが77歳で召されたとき、夫の光世さんは75歳。現在では、後期高齢者の年齢ですが、光世さんの新しい歩みは75歳から始まりました。あの信仰の父アブラム(アブラハム)が、神の声に従い生まれ故郷を離れたのと同じ年齢です。
-
三浦文学の魅力と底力(10)三浦綾子さんの死の衝撃 込堂一博
1999年7月に容体が急変した三浦綾子さんは、旭川リハビリテーション病院に転院後、8月下旬から9月にかけて体調が安定してきました。ところが9月5日朝、容体が悪化し、看護師が駆け付けると心肺停止の状態でした。
-
三浦文学の魅力と底力(9)三浦綾子さんの晩年の祈り 込堂一博
私が旭川に転任したとき、三浦綾子さんは69歳、夫の光世さんは67歳でした。綾子さんは、肺結核をはじめ、直腸がんや帯状疱疹(ほうしん)などの病気にかかり、絶えず闘病生活を強いられ、病気の問屋とも言われていました。
-
三浦文学の魅力と底力(7)人々を魅了する小説『塩狩峠』 込堂一博
私は、1991年4月に千歳福音キリスト教会から旭川めぐみキリスト教会に転任しました。その教会の教会員が、旭川市から北約55キロ先の士別市に住んでいました。近辺に別の教会員2人も住んでいましたので、士別市で月一度、家庭集会が開かれていました。
-
三浦文学の魅力と底力(6)三浦綾子記念文学館の完成 込堂一博
三浦夫妻の旧宅解体式を機に、「旭川に三浦綾子記念文学館を」をという機運が一気に沸き起こってきました。その頃、パーキンソン病の症状が悪化する綾子さんを、夫の光世さんは忍耐深く日々介護されていました。
-
三浦文学の魅力と底力(5)三浦綾子さんと星野富弘さん 込堂一博
旭川に転任してすぐに三浦夫妻を表敬訪問したとき、綾子さんのエッセー集『風はいずこより』(いのちのことば社)を1冊頂きました。その中に「苦難と不幸」というエッセーがありました。
-
三浦文学の魅力と底力(4)その魅力の理由 込堂一博
三浦文学の魅力はどこにあるのか、の問いに対して、そのテーマが明確であることが上げられます。「人はいかに生きるべきか」「生きるとはどういうことか」が、三浦文学の根底に流れています。
-
三浦文学の魅力と底力(3)旧宅解体と保存運動の渦の中から 込堂一博
三浦夫妻から譲り受けた旧宅をいつまでも空き家としておくのは、防災などの面から心配があると指摘され、教会として旧宅をどうすべきか、判断に迫られました。三浦文学誕生の貴重な住宅なので、「三浦綾子文学館」にしてはという声も上がっていました。
-
三浦文学の魅力と底力(2)三浦夫妻と旭川めぐみキリスト教会 込堂一博
私が転任した旭川めぐみキリスト教会は、国際福音宣教会(OMF)=当時は国際福音宣教団=の英国人宣教師、ウィリアム、シーラ・フェニホフ夫妻が、1968年10月に旭川市豊岡地区で開拓伝道をして始まりました。
-
三浦綾子読書会旭川全国大会2018(2)義妹や日赤療養時代からの友人らが講演
9月28日午後には、三浦光世・綾子夫妻の旧宅を譲り受けて誕生した旭川めぐみキリスト教会(日本福音キリスト教会連合)で、三浦夫妻ゆかりの人たちによる講演会「三浦綾子、光世を語る」が行われた。
-
三浦文学の魅力と底力(1)三浦夫妻との出会いと交流 込堂一博
私が10代の後半、朝日新聞1千万円懸賞小説で、北海道の旭川市にある小さな雑貨店を営むごく普通の主婦、三浦綾子さん作の『氷点』が入選したというニュースが大々的に報道されました。三浦さんは、日本基督教団旭川六条教会に通うクリスチャンでした。
-
長崎原爆投下と永井隆博士の被爆と死 込堂一博
猛暑が続く日本列島の8月9日、今年も長崎「原爆の日」が巡ってきた。73年前の8月9日午前11時2分、米軍により一発の原子爆弾が投下された。長崎の街は一瞬のうちに破壊され、死者7万3884人、負傷者7万4909人という甚大な被害を被った。
-
わが父の思い出―「父の日」にちなみ 込堂一博
6月17日は「父の日」です。「母の日」に比べて影の薄い「父の日」ですが、子どもにとって、やはり父親の存在は大きいものがあります。私の父が肝臓がんのため64歳で召されてから、ちょうど今年で30周年を迎えます。
人気記事ランキング
-
サンフランシスコ大司教、ペロシ米下院議長の聖体拝領を禁止 中絶権の支持めぐり
-
しっかりと韻を踏んだスカイアクション大作の続編にして贖罪の物語!「トップガン マーヴェリック」
-
菊地功・東京大司教が新型コロナウイルスに感染 教区が発表
-
「イスラム国」系グループ、キリスト教徒20人の処刑映像を公開 ナイジェリア
-
カンタベリー大主教、カナダ寄宿学校の先住民虐待問題で謝罪
-
アルケゴス社のビル・ファン氏、逮捕・起訴される 無罪主張
-
永遠のいのちを与えられた私たち 万代栄嗣
-
教会でウクライナ支援コンサート、現地で難民支援するハンガーゼロのスタッフが報告
-
ニューヨーク便り(4)日常に「ゴールデンルール」があるニューヨーク
-
燃えない症候群 佐々木満男
-
アルケゴス社のビル・ファン氏、逮捕・起訴される 無罪主張
-
「イスラム国」系グループ、キリスト教徒20人の処刑映像を公開 ナイジェリア
-
「天の故郷」に帰った小坂忠さんに最後のお別れ 思い出のホールで追悼告別式
-
元外務官僚の牧師、日本維新の会の参院比例区支部長に
-
日本人に寄り添う福音宣教の扉(147)献身的な信仰者を求める日本社会(3)広田信也
-
ニューヨーク便り(4)日常に「ゴールデンルール」があるニューヨーク
-
燃えない症候群 佐々木満男
-
米教会銃乱射、牧師や信徒が命懸けで容疑者取り押さえ 犯行動機は台中関係への不満か
-
小塩節・フェリス女学院元理事長死去 ドイツ文学者、キリスト教功労者
-
教会でウクライナ支援コンサート、現地で難民支援するハンガーゼロのスタッフが報告
-
「天の故郷」に帰った小坂忠さんに最後のお別れ 思い出のホールで追悼告別式
-
シンガー・ソングライター、牧師の小坂忠さん死去 73歳
-
元外務官僚の牧師、日本維新の会の参院比例区支部長に
-
ひとり子を十字架につけられる程の愛 小坂忠
-
16歳の高校生、洗礼受けた数時間後に銃弾受け死亡 米フロリダ州
-
世界最高齢の田中カ子さん死去、119歳 戦後クリスチャンに 教会で幼稚園開設
-
「悪」はいかに伝染するか 「心の闇」描くサイコサスペンス映画「死刑にいたる病」
-
米教会銃乱射、牧師や信徒が命懸けで容疑者取り押さえ 犯行動機は台中関係への不満か
-
同志社大神学部・神学研究科が公開シンポ「戦争と同志社」 戦時下知る有賀誠一氏が講演
-
米教会で銃乱射事件、1人死亡5人重軽傷 教会員らが容疑者取り押さえ